第54回午後第66問の類似問題

第44回午後:第4問

膝関節で正しいのはどれか。  

1: 生理的に内反している。

2: 前十字靭帯は膝で最も強い靭帯である。

3: 内側側副靭帯は内反によって緊張する。

4: 半月板は関節面の適合性を良好にする。

5: 膝蓋腱は大腿四頭筋の力を腓骨に伝える。

第48回午前:第53問

筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。  

1: 前鋸筋 − 胸背神経

2: 僧帽筋 − 長胸神経

3: 鎖骨下筋 − 腋窩神経

4: 小胸筋 − 肩甲上神経

5: 肩甲挙筋 − 肩甲背神経

第55回午前:第57問

気管支について正しいのはどれか。  

1: 気管支には平滑筋がある。

2: 左主気管支は右主気管支より短い。

3: 気管支の内表面は扁平上皮で覆われる。

4: 気管分岐部は食道の第1狭窄部にある。

5: 気管の延長線に対する気管支の分岐角度は左より右の方が大きい。

  • 答え:1
  • 解説:気管支は呼吸器系の一部で、気管から分岐し肺に入る。気管支の壁は3層構造で、内側の粘膜、気管支軟骨と平滑筋、外膜からなる。右主気管支は短く太く、左主気管支は長く細い。内表面は線毛上皮で覆われている。
  • 正解。気管支の壁は3層構造で、内側の粘膜、気管支軟骨と平滑筋、外膜からなる。平滑筋は気管支の収縮や拡張を調節する役割がある。
  • 間違い。左主気管支は右主気管支に比べて長く細い。右主気管支は短く太い。
  • 間違い。気管支の内表面は線毛上皮で覆われている。線毛上皮は、粘液を運ぶ役割がある。
  • 間違い。気管は第6頸椎から始まり、第4胸椎の下端の高さで左右の主気管支に分かれる。食道の第1狭窄部は第6頸椎レベルである。
  • 間違い。気管の延長線となす角は右主気管支が25°、左主気管支が45°である。つまり、左主気管支の分岐角度の方が右主気管支より大きい。
  • 科目:解剖学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第55回午後:第58問

泌尿器について正しいのはどれか。  

1: 尿管口は膀胱尖に開く。

2: 尿管内部には逆流防止弁がある。

3: 男性の尿道は女性に比べて短い。

4: 男性の尿道は前立腺を貫いている。

5: 内尿道口は膀胱三角の中央に開く。

  • 答え:4
  • 解説:泌尿器に関する知識を問う問題で、正しい選択肢は男性の尿道が前立腺を貫いていることを示す選択肢4です。
  • 尿管口は膀胱底の尿管口に開口し、膀胱尖は膀胱の前方に向いた部分であるため、選択肢1は間違いです。
  • 尿管内部に逆流防止弁は存在しないが、尿管が膀胱壁を斜めに貫いているため、同部位が弁の働きをする。選択肢2は間違いです。
  • 男性の尿道は長さ約15~20 cmであり、女性の尿道は長さが約3~4 cmで、男性よりも短い。選択肢3は間違いです。
  • 正しい選択肢である選択肢4は、男性の尿道が内尿道口に始まり、下行して前立腺を貫くことを示しています。
  • 内尿道口は膀胱三角の前部に位置し、膀胱三角は左右の尿管口と内尿道口に囲まれた部分で膀胱底に位置する。選択肢5は間違いです。
  • 科目:解剖学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第41回午後:第6問

下肢の筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。  

1: 半腱様筋-総腓骨神経

2: 薄筋-大腿神経

3: 縫工筋-閉鎖神経

4: 足底筋-脛骨神経

5: 母指外転筋-外側足底神経

第35回午後:第34問

内分泌器官とホルモンとの組合せで誤っているのはどれか。  

1: 下垂体前葉-成長ホルモン

2: 下垂体後葉-抗利尿ホルモン

3: 甲状腺-サイロキシン

4: 膵臓-インスリン

5: 副腎皮質-アドレナリン

第51回午前:第51問

内胚葉に由来するのはどれか。  

1: 中枢神経

2: 腸管

3: 血管

4: 筋

5: 骨

第44回午後:第28問

正しいのはどれか。  

1: 味覚は体性感覚である。

2: 脊髄視床路は深部感覚を伝達する。

3: 第一次体性感覚野は中心後回にある。

4: 第一次体性感覚野では足よりも手の再現領域が狭い。

5: 四肢切断後に第一次体性感覚野の体部位局在は変化しない。

第54回午前:第83問

絞扼性神経障害における障害部位と症候の組合せで正しいのはどれか。  

1: 手根管――下垂手

2: 足根管――足背の異常感覚

3: 梨状筋――下腿内側の異常感覚

4: 肘部管――涙滴徴候

5: 腓骨頭――下垂足

  • 答え:5
  • 解説:絞扼性神経障害は、特定の部位で神経が圧迫されることによって生じる症状であり、障害部位によって症状が異なります。この問題では、それぞれの部位での絞扼性神経障害と症候の組合せについて問われています。
  • 手根管での絞扼性神経障害(手根管症候群)は、正中神経が障害されることで母指球筋の萎縮や対立障害、つまみ動作障害、示指・中指のしびれなどが生じます。下垂手は橈骨神経高位麻痺によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 足根管での絞扼性神経障害(足根管症候群)は、脛骨神経が障害されることで足底部から足趾にかけての放散痛や足根管部痛が生じます。足背の異常感覚は腓骨神経絞扼障害によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 梨状筋での絞扼性神経障害(梨状筋症候群)は、坐骨神経が障害されることで坐骨神経支配領域(大腿・下腿後面、下腿外側)の疼痛・知覚異常が生じます。下腿内側の感覚障害はHunter管(内転筋管)症候群によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 肘部管での絞扼性神経障害(肘部管症候群)は、尺骨神経が障害されることで鷲手が生じ、Froment徴候陽性となります。涙滴徴候(teardrop sign)は正中神経低位麻痺によって生じるため、この選択肢は正しくありません。
  • 腓骨頭での絞扼性神経障害(腓骨神経絞扼障害)は、腓骨神経が障害されることで下垂足や足背と第5趾以外の足趾背側にかけての感覚障害が生じます。この選択肢は正しい組合せです。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第40回午後:第14問

リンパ系について誤っているのはどれか。  

1: 腸管由来のリンパ液を乳糜という。

2: リンパ節は細網組織からなる。

3: 胸管は右側の静脈角に合流する。

4: 脾臓はリンパ系器官の一つである。

5: リンパ管には弁機構が存在する。

第39回午後:第45問

正しいのはどれか。  

1: 椅子からの立ち上がり開始時に足関節は背屈する。

2: 椅子からの立ち上がり開始時に骨盤は後傾する。

3: 椅子からの立ち上がり離殿時に膝は屈曲する。

4: 立位時の重心線は膝蓋骨前面を通る。

5: 立位時の腹筋活動は腰椎前弯を増大する。

第52回午後:第52問

皮下組織の直下に筋腹を触知する筋はどれか。  

1: 棘上筋

2: 方形回内筋

3: 小殿筋

4: 中間広筋

5: 長腓骨筋

第36回午後:第3問

正しいのはどれか。  

1: 舌筋は平滑筋である。

2: 口峡は口腔と咽頭との境である。

3: 咽頭腔は口部と喉頭部とからなる。

4: 食道は気管の前方を走行する。

5: 食道粘膜は円柱上皮である。

第45回午前:第72問

膝関節で正しいのはどれか。  

1: 外側側副靱帯は屈曲位で緊張する。

2: 最終伸展時に脛骨の外旋が起こる。

3: 外側半月は外側側副靱帯と結合する。

4: 大腿骨軸と脛骨軸とは軽度内反している。

5: 後十字靱帯は大腿骨の顆間窩後方に付着する。

第51回午後:第57問

リンパについて正しいのはどれか。  

1: 乳び槽は横隔膜上部にある。

2: リンパ管には弁機構はない。

3: 胸管は右の静脈角に合流する。

4: リンパ節は毛細リンパ管にある。

5: 左上肢のリンパは左鎖骨下リンパ本幹に流れ込む。

第56回午後:第72問

筋と股関節への作用との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 腸腰筋 ── 外 旋

2: 小殿筋 ── 内 転

3: 梨状筋 ── 外 転

4: 大腿方形筋 ── 屈 曲

5: 恥骨筋 ── 伸 展

  • 答え:1 ・3
  • 解説:この問題では、筋と股関節への作用が正しく組み合わされている選択肢を2つ選ぶ必要があります。筋肉の作用を理解することで、正しい筋肉と股関節への作用の組み合わせを選ぶことができます。
  • 腸腰筋は股関節屈曲と外旋に作用する筋肉であり、正しい組み合わせです。
  • 小殿筋は股関節外転と外転位を伴う股関節内旋に作用する筋肉であり、選択肢2の内転は間違いです。
  • 梨状筋は股関節外旋と外転に作用する筋肉であり、正しい組み合わせです。
  • 大腿方形筋は股関節外旋と内転に作用する筋肉であり、選択肢4の屈曲は間違いです。
  • 恥骨筋は股関節屈曲、内転、外旋に作用する筋肉であり、選択肢5の伸展は間違いです。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第44回午後:第25問

副交感神経の作用で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 発 汗

2: 涙液分泌

3: 立毛筋収縮

4: 筋血管拡張

5: 気管支収縮