7歳の男児。脳性麻痺の痙直型両麻痺。GMFCSレベルⅢ。床上を前方へ移動する様子を示す。考えられる状態はどれか。
1: 頭部保持能力の低下
2: 両側上肢の支持能力の低下
3: 下部体幹の支持能力の低下
4: 両側肩甲帯周囲筋の筋緊張低下
5: 左右股関節の交互分離運動能力の低下
FIMについて誤っているのはどれか。
1: 能力低下の評価法である。
2: 間隔尺度である。
3: コミュニケーションも評価の対象となる。
4: 7段階で評価を行う。
5: 介助者なしで自立している場合はレベル6以上である。
GMFCSレベルⅡの痙直型脳性麻痺児に対する運動指導で最も適しているのはどれか。
1: 車椅子の駆動練習
2: 割り座での座位練習
3: 歩行補助具なしでの歩行練習
4: バニーホッピングによる四つ這い移動練習
5: スタンディングボードを用いての立位練習
WeeFIMについて正しいのはどれか。
1: 5段階で評価される。
2: 総得点は100点である。
3: 対象年齢は0~18歳である。
4: 移動の「階段」を「伝い歩き」で評価する。
5: 評価は生活場面の直接観察や聴取で行う。
小児の知能検査で用いられるのはどれか。2つ選べ。
1: MAS
2: GMFM
3: WeeFIM
4: WISC-Ⅲ
5: K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー
評価とその内容の組合せで正しいのはどれか。
1: COPM ── 作業の運動技能
2: SF-36 ── 介護負担
3: 意志質問紙 ── 生活満足度
4: GBSスケール ── 認知症の症状
5: 興味チェックリスト ── 作業の遂行度
がん患者の疾患特異的評価で正しいのはどれか。
1: AIMS
2: FMA〈Fugl-Meyer assessment〉
3: GBSスケール
4: Hoffer分類
5: KPS〈Karnofsky performance scale〉
FIMについて正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 運動項目の1つに排尿管理がある。
2: 認知項目の1つに問題解決がある。
3: 認知項目の完全自立は42点となる。
4: 補装具を使用して動作が自立していれば完全自立とする。
5: すべての評価項目が全介助の場合、評価点は0点となる。
8歳の脳性麻痺児が階段昇降時に手すりを必要とし、長距離の歩行や狭い場所を歩くときに介助が必要な場合、GMFCS-Expanded and Revised〈E&R〉のレベルはどれか。
1: レベルⅠ
2: レベルⅡ
3: レベルⅢ
4: レベルⅣ
5: レベルⅤ
FIMについて誤っているのはどれか。2つ選べ。
1: 項目数は18である。
2: 採点は7段階評価である。
3: 全介助の場合は0と採点する。
4: 社会的認知は3項目である。
5: セルフケアは8項目である。
脳卒中片麻痺患者に用いられる評価法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: FMA〈Fugl-Meyer assessment〉はADLの評価を含む。
2: JSS〈Japan Stroke Scale〉は関節可動域の評価を含む。
3: mRSは歩行速度の評価を含む。
4: NIHSSは意識状態の評価を含む。
5: SIASは非麻痺側機能の評価を含む。
12歳の男児。脳性麻痺痙直型両麻痺。GMFCSレベルⅢで、立位では図のような姿勢を示す。治療方針として優先されるのはどれか。
1: 長下肢装具を作製する。
2: 体幹筋の同時収縮を促す。
3: 選択的後根切断術を検討する。
4: 歩行練習での介助量を減らす。
5: 上肢での支持能力を向上させる。
FIMついて誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.評価尺度は7段階である。イ.評価尺度は介助量によって分類される。ウ.コミュニケーションの項目がある。エ.買い物の項目がある。オ.総得点は100点である。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ