第35回午後第94問の類似問題

第54回午後:第87問

外傷による骨折で、通常、完全骨折となるのはどれか。  

1: 亀裂骨折

2: 若木骨折

3: 竹節骨折

4: 圧迫骨折

5: 剝離骨折

  • 答え:5
  • 解説:完全骨折は骨の連続性が完全に失われた骨折であり、剝離骨折がその例です。不完全骨折は部分的に連続性が失われた骨折で、亀裂骨折、若木骨折、竹節骨折、圧迫骨折がそれに該当します。
  • 亀裂骨折は骨にひびが入っている状態で、不完全骨折に分類されます。
  • 若木骨折は小児に見られる不完全骨折で、骨折線が完全には骨を横断しないため、完全骨折ではありません。
  • 竹節骨折(隆起骨折)は小児に見られる不完全骨折で、骨の外側部分が押しつぶされて竹の節のようになるため、完全骨折ではありません。
  • 圧迫骨折は軸方向に圧迫力が加わって生じる不完全骨折で、脊椎椎体骨折で見られるため、完全骨折ではありません。
  • 剝離骨折は筋の瞬間的な収縮により、付着部の骨が裂離される完全骨折である。大腿四頭筋の収縮による下前腸骨棘骨折や脛骨結節骨折、上腕三頭筋の収縮による肘頭骨折などがあるため、正しい選択肢です。
  • 科目:骨関節障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第43回午前:第56問

骨折の合併症で正しいのはどれか。  

1: 肋骨骨折後に奇異呼吸がみられたら肺炎を疑う。

2: Monteggia骨折後の橈骨神経麻痺は感覚障害を伴う。

3: 舟状骨骨折後の偽関節にはギプスによる保存療法を行う。

4: 上腕骨外顆骨折後の内反肘は遅発性尺骨神経麻痺の原因となる。

5: 橈骨遠位端骨折後の伸筋腱断裂はリスター結節部で起こりやすい。

第54回午前:第31問

尺骨骨幹部骨折と橈骨小頭の脱臼を生じるのはどれか。  

1: Barton骨折

2: Colles骨折

3: Galeazzi骨折

4: Monteggia骨折

5: Smith骨折

第38回午後:第84問

整形外科的治療で適切でない組合せはどれか。  

1: クラッチフィールド牽引-頸椎脱臼骨折

2: 人工骨頭置換術-大腿骨頸部骨折

3: プレート固定法-橈骨・尺骨骨折

4: ひきよせ締結法-膝蓋骨骨折

5: 髄内釘法-脛骨近位端骨折

第55回午後:第31問

Bennett骨折を生じるのはどれか。  

1: 月状骨

2: 尺骨

3: 舟状骨

4: 第1中手骨

5: 橈骨

第39回午後:第95問

外傷性骨折の早期から発症する合併症はどれか。  

1: 阻血性骨壊死

2: 骨化性筋炎

3: フォルクマン拘縮

4: 偽関節

5: 変形性関節症

第39回午前:第76問

疾患と術後理学療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 頸椎椎間板ヘルニア-頸椎モビライゼーション

2: 反復性肩関節前方脱臼-肩甲下筋ストレッチング

3: 肘部管症候群-手内筋筋力強化

4: コーレス骨折-自己他動的手関節伸展運動

5: 上腕骨頸部(近位部)骨折-コッドマン体操

第39回午後:第92問

絞扼性神経障害の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 尺骨神経-肘部管症候群

2: 正中神経-手根管症候群

3: 橈骨神経-回外筋症候群

4: 坐骨神経-梨状筋症候群

5: 深腓骨神経-足根管症候群

第47回午前:第26問

三角筋付着部よりも近位の上腕骨骨幹部骨折で、中枢骨片が転位する方向はどれか。  

1: 外転屈曲方向

2: 内転内旋方向

3: 屈曲外旋方向

4: 伸展外旋方向

5: 内転外旋方向

第55回午後:第42問

骨折により骨壊死を起こしやすいのはどれか。  

1: 距骨

2: 踵骨

3: 中間楔状骨

4: 内側楔状骨

5: 立方骨

第42回午後:第2問

正しい組合せはどれか。  

1: 正中環軸関節-蝶番関節

2: 肩甲上腕関節-顆状関節

3: 橈骨手根関節-車軸関節

4: 母指手根中手関節-鞍関節

5: 椎間関節-らせん関節

第52回午前:第29問

Colles骨折の合併症で起こりやすいのはどれか。  

1: 肘関節脱臼

2: 腋窩神経麻痺

3: 橈骨神経麻痺

4: 正中神経麻痺

5: 長母指屈筋腱断裂

第41回午前:第44問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で運動方向と移動軸との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 足関節背屈 - 第5中足骨

2: 頸部回旋 - 鼻梁と後頭結節を結ぶ線

3: 頸部屈曲 - 外耳孔と頭頂を結ぶ線

4: 前腕回外 - 手指を伸展して手背面

5: 股関節屈曲 - 大腿骨

第43回午後:第10問

正しい組合せはどれか。  

1: 腕橈骨筋 - 筋皮神経

2: 円回内筋 - 橈骨神経

3: 第2虫様筋 - 正中神経

4: 尺側手根伸筋 - 尺骨神経

5: 短母指屈筋浅頭 - 尺骨神経

第42回午前:第66問

絞扼性神経障害と障害される神経との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 肘部管症候群-尺骨神経

2: 円回内筋症候群-橈骨神経

3: 手根管症候群-正中神経

4: 梨状筋症候群-坐骨神経

5: 足根管症候群-脛骨神経

第48回午後:第87問

小児に多い骨折はどれか。  

1: 上腕骨近位端骨折

2: 上腕骨顆上骨折

3: 腰椎圧迫骨折

4: 大腿骨頸部骨折

5: 脛骨骨幹部骨折

第44回午前:第83問

誤っている組合せはどれか。  

1: 先天性股関節脱臼 − リーメンビューゲル装具

2: 特発性側弯症 − ボストン装具

3: 正中神経麻痺 − Thomasスプリント

4: 関節リウマチ − フィラデルフィアカラー

5: Perthes病 − 股関節外転装具

第51回午後:第41問

下肢装具とそのチェックアウト基準の組合せで正しいのはどれか。  

1: 骨盤帯―――――腸骨稜頂点

2: 股継手―――――大転子上端

3: 膝継手―――――膝関節裂隙中央

4: 下腿半月――――腓骨頭上端

5: 足継手―――――内果下端

第47回午後:第37問

上肢の障害と装具の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 肩腱板断裂 ― 肩外転装具

2: 肘関節屈曲位拘縮 ― ターンバックル式肘装具

3: 鷲手 ― Oppenheimer(オッペンハイマー)型装具

4: スワンネック変形 ― 指用ナックルベンダー

5: ボタン穴変形 ― 指用逆ナックルベンダー

第44回午後:第77問

骨折について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 回旋変形は自然矯正されやすい。

2: 小児ではColles骨折の頻度が高い。

3: 上腕骨近位端骨折は高齢者に多い。

4: 癌の骨転移では疲労骨折が生じやすい。

5: 脂肪塞栓は大腿骨骨折後に起こりやすい。