第51回午前第58問の類似問題

第39回午後:第16問

正しいのはどれか。  

1: 舌の背側面には舌乳頭がある。

2: 口腔両側に梨状陥凹がある。

3: 口蓋扁桃は口峡の上壁にある。

4: 口蓋前方部は軟口蓋である。

5: 咽頭は第一胸椎部で食道に移行する。

第48回午後:第59問

泌尿器について正しいのはどれか。  

1: 尿管口は膀胱尖に開く。

2: 尿管内部には複数の逆流防止弁がある。

3: 排尿筋には大内臓神経が分布する。

4: 内尿道口は膀胱三角の中央に開く。

5: 男性の尿道は前立腺を貫いている。

第54回午後:第57問

口腔で正しいのはどれか。  

1: 口蓋の後方を硬口蓋という。

2: 口峡は口腔と喉頭の境である。

3: 口腔粘膜は重層扁平上皮からなる。

4: 舌根に舌乳頭がある。

5: 舌背に舌小帯がある。

  • 答え:3
  • 解説:口腔に関する問題で、正しい選択肢は口腔粘膜が重層扁平上皮からなるという選択肢3です。他の選択肢は誤りで、それぞれの選択肢について説明します。
  • 選択肢1は間違いです。口蓋の前2/3が硬口蓋で、後1/3が軟口蓋です。硬口蓋は骨口蓋が支柱をなし、表面が粘膜で覆われています。
  • 選択肢2は間違いです。口峡は口腔と咽頭の境であり、口腔と喉頭の境ではありません。口峡の上部には軟口蓋の後縁から口蓋垂が垂れ下がっています。
  • 選択肢3は正しいです。口腔粘膜は重層扁平上皮からなり、口蓋の表面を覆っています。
  • 選択肢4は間違いです。舌乳頭は舌の背面と側縁にあります。舌乳頭には糸状乳頭、茸状乳頭、葉状乳頭、有郭乳頭の4種があり、糸状乳頭以外の3乳頭には味蕾が存在します。
  • 選択肢5は間違いです。舌小帯は舌下小丘の近くで舌の長軸に平行に伸びるヒダであり、舌背にはありません。舌小帯が短い場合は、滑舌が不良になることがあります。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第50回午前:第66問

栄養素と吸収部位の組合せで正しいのはどれか。  

1: 糖 - 空腸

2: 鉄 - 結腸

3: 脂肪 - 十二指腸

4: 蛋白質 - 胃

5: ビタミンB12 - 空腸

第44回午後:第19問

正しいのはどれか。  

1: 尿管口は膀胱尖に開く。

2: 尿管内部には逆流防止弁がある。

3: 排尿筋には大内臓神経が分布する。

4: 内尿道口は膀胱三角の中央に開く。

5: 男性の尿道は前立腺を貫いている。

第45回午前:第66問

嚥下で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 嚥下反射の中枢は橋にある。

2: 口腔期に軟口蓋は上方移動する。

3: 咽頭期に喉頭が反射的に挙上する。

4: 嚥下反射時に呼吸は継続して行われる。

5: 食塊が食道に入るときに輪状咽頭筋は緊張する。

第53回午後:第57問

後腹膜腔に存在しないのはどれか。  

1: 横行結腸

2: 腎臓

3: 十二指腸

4: 膵臓

5: 副腎

  • 答え:1
  • 解説:後腹膜腔に存在する臓器は、十二指腸、膵臓、腎臓、副腎、腹大動脈、下大静脈などであり、横行結腸は後腹膜腔に存在しない。
  • 横行結腸はほとんど全表面が腹膜臓側葉で包まれ、間膜によって体壁につながれているため、後腹膜腔には存在しない。
  • 腎臓は腹膜後器官であり、後腹壁に癒着し、腹膜の壁側葉の後ろに隠れるため、後腹膜腔に存在する。
  • 十二指腸は腹膜後器官であり、全長にわたって後腹壁に癒着し、空腸や回腸のように腸間膜をもたないため、後腹膜腔に存在する。
  • 膵臓は腹膜後器官であり、消化酵素を分泌するため、後腹膜腔に存在する。
  • 副腎は腎臓の上端に位置する腹膜後器官であり、後腹膜に癒着しているため、後腹膜腔に存在する。
  • 科目:解剖学(その他)
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第34回午後:第93問

消化器疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.十二指腸潰瘍による痛みは食後に生じる。イ.胆石による典型的な痛みは鈍痛である。ウ.腹膜炎では腹部を軽く押すと腹筋の緊張が低下する。エ.食道静脈瘤の基礎疾患として肝硬変がある。オ.広汎な熱傷には胃潰瘍が続発しやすい。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第42回午後:第32問

排便で誤っているのはどれか。  

1: 直腸壁が便で伸展されると便意を生じる。

2: 食事の摂取が結腸の蠕動運動を誘発する。

3: 排便反射では外肛門括約筋が収縮する。

4: 排便には横隔膜が関与する。

5: 排便中枢は仙髄にある。

第34回午後:第18問

気管支で誤っているのはどれか。  

1: 第5~6胸椎の高さで左右に分かれる。

2: 食道の前方にある。

3: 右気管支と気管軸のなす角は左より大きい。

4: 前・側壁に気管軟骨がある。

5: 粘膜上皮には微絨毛がある。

第55回午前:第57問

気管支について正しいのはどれか。  

1: 気管支には平滑筋がある。

2: 左主気管支は右主気管支より短い。

3: 気管支の内表面は扁平上皮で覆われる。

4: 気管分岐部は食道の第1狭窄部にある。

5: 気管の延長線に対する気管支の分岐角度は左より右の方が大きい。

  • 答え:1
  • 解説:気管支は呼吸器系の一部で、気管から分岐し肺に入る。気管支の壁は3層構造で、内側の粘膜、気管支軟骨と平滑筋、外膜からなる。右主気管支は短く太く、左主気管支は長く細い。内表面は線毛上皮で覆われている。
  • 正解。気管支の壁は3層構造で、内側の粘膜、気管支軟骨と平滑筋、外膜からなる。平滑筋は気管支の収縮や拡張を調節する役割がある。
  • 間違い。左主気管支は右主気管支に比べて長く細い。右主気管支は短く太い。
  • 間違い。気管支の内表面は線毛上皮で覆われている。線毛上皮は、粘液を運ぶ役割がある。
  • 間違い。気管は第6頸椎から始まり、第4胸椎の下端の高さで左右の主気管支に分かれる。食道の第1狭窄部は第6頸椎レベルである。
  • 間違い。気管の延長線となす角は右主気管支が25°、左主気管支が45°である。つまり、左主気管支の分岐角度の方が右主気管支より大きい。
  • 科目:解剖学(その他)
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第45回午前:第59問

正しいのはどれか。  

1: 右腎は左腎よりも高い位置にある。

2: 集合管は腎門を通る。

3: 腎杯はネフロンに含まれる。

4: 尿細管は腎小体に含まれる。

5: Henle係蹄は尿細管に含まれる。

第48回午後:第58問

肝臓とその脈管系について誤っているのはどれか。  

1: 肝臓は胃の前壁と接する。

2: 肝右葉は左葉より大きい。

3: 肝横隔面上縁は第5肋骨の高さにある。

4: 肝静脈は下大静脈に連なる。

5: 肝臓へ酸素を供給する血管は門脈である。

第39回午後:第18問

腎臓についての正しいのはどれか。  

1: 糸球体は髄質にある。

2: 糸球体は血液をろ過する。

3: 遠位尿細管は腎盂にある。

4: 尿細管はブドウ糖を排出する。

5: 尿管は皮質と連結する。

第34回午後:第30問

排便について誤っているのはどれか。  

1: 排便反射の中枢は第2~4仙髄にある。

2: 延髄にある高位中枢により調節される。

3: 排便反射の遠心路は交感神経である。

4: 直腸壁の伸展により誘発される。

5: 下痢には腸管運動異常によるものがある。

第42回午後:第18問

腎臓で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.糸球体は髄質にある。イ.近位尿細管は腎盂にある。ウ.尿管は皮質と連結する。エ.輸入細動脈は糸球体と連結する。オ.遠位尿細管はヘンレ係蹄と連結する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第36回午後:第27問

嚥下で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.舌筋には舌咽神経が関与する。イ.口腔相での食塊移動は反射的である。ウ.嚥下開始時に食道括約筋は緊張する。エ.嚥下反射では喉頭は挙上する。オ.食道は蠕動によって食塊を胃に送る。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第44回午後:第16問

消化管、膵臓および脾臓からの血液を肝臓内に導く血管はどれか。  

1: 門 脈

2: 肝静脈

3: 下大動脈

4: 固有肝動脈

5: 上腸間膜動脈

第56回午後:第65問

排便機構について正しいのはどれか。  

1: 骨盤神経は便意に関与する。

2: 内肛門括約筋の弛緩は随意的に起こる。

3: 排便反射は仙髄から抑制を受けている。

4: 大腸の蠕動運動は縦走筋によって生じる。

5: 外肛門括約筋は下腹神経の作用で弛緩する。

  • 答え:1
  • 解説:排便機構に関する正しい選択肢は、骨盤神経が便意に関与するというものです。他の選択肢は、排便機構に関する誤った情報を含んでいます。
  • 骨盤神経は便意に関与するので正しいです。直腸内圧が40~50 mmHg以上に上昇すると、直腸壁に分布する骨盤神経が刺激され、便意が起こります。
  • 内肛門括約筋の弛緩は、不随意的に排便反射で起こるため、選択肢2は間違いです。
  • 排便反射は、仙髄(S2~4)により促進されるので、選択肢3は間違いです。
  • 大腸の蠕動運動は、縦走筋のみでなく縦走筋と環状筋の繰り返しの収縮により起こるため、選択肢4は間違いです。
  • 外肛門括約筋は随意支配を受けるため、陰部神経の作用で収縮、弛緩することができますが、選択肢5は下腹神経の作用で弛緩すると述べているため、間違いです。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第38回午後:第28問

正しいのはどれか。  

1: 唾液分泌は舌下神経によって調節される。

2: 咀嚼運動には不随意的要素がある。

3: 嚥下の口腔期に軟口蓋は引き下げられる。

4: 嚥下反射時にも呼吸は継続して行われる。

5: 食道上部の筋層は平滑筋で構成される。