第35回午後第36問の類似問題

第54回午後:第64問

線維素溶解に働くのはどれか。  

1: アルブミン

2: グロブリン

3: トロンビン

4: フィブリン

5: プラスミン

  • 答え:5
  • 解説:線維素溶解は、損傷部位の修復が進んだ際に、血栓中のフィブリンがプラスミンなどの作用で分解され、凝結も分解されて除去される現象です。これは止血の機序における血栓の除去に関与しています。
  • アルブミンは血漿蛋白質の一種で、肝臓で合成され、血漿膠質浸透圧を保つ働きがあります。また、pH緩衝作用や組織に対するアミノ酸供給源としての機能も持っていますが、線維素溶解には関与していません。
  • グロブリンは血漿蛋白質の一種で、α1、α2、β、γの4種類があります。γグロブリンは免疫グロブリンで、リンパ節で産生されますが、その他は基本的に肝臓で生成されます。しかし、線維素溶解には関与していません。
  • トロンビンは、止血反応が進んだ際に、内因性・外因性要因により形成される酵素です。トロンビンはフィブリノーゲンをフィブリンに変換する働きがありますが、線維素溶解には関与していません。
  • フィブリンは、血小板血栓を網目状に包むことにより、血栓をさらに強固にする働きがあります(血液凝固)。しかし、線維素溶解には関与していません。
  • プラスミンは、損傷部位の修復が進んだ際に、血栓中のフィブリンを分解する働きがあります。これにより、凝結が分解されて除去されるため、線維素溶解に関与しています。正解はプラスミンです。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午後:第68問

水溶性ホルモンはどれか。2つ選べ。  

1: エストロゲン

2: グルカゴン

3: コルチゾール

4: サイロキシン

5: バゾプレッシン

  • 答え:2 ・5
  • 解説:水溶性ホルモンは細胞膜受容体を持ち、ペプチドホルモンやカテコールアミンなどが含まれる。一方、脂溶性ホルモンは細胞内受容体を持ち、甲状腺ホルモンやステロイドホルモンなどが含まれる。
  • エストロゲンはステロイドホルモンの一種であり、脂溶性ホルモンであるため、水溶性ホルモンではない。
  • グルカゴンはペプチドホルモンの一種であり、水溶性ホルモンである。グルカゴンは血糖値を上昇させる働きがある。
  • コルチゾールはステロイドホルモンの一種であり、脂溶性ホルモンであるため、水溶性ホルモンではない。コルチゾールはストレスホルモンとしても知られている。
  • サイロキシンは甲状腺ホルモンの一種であり、脂溶性ホルモンであるため、水溶性ホルモンではない。サイロキシンは新陳代謝を調節する働きがある。
  • バゾプレッシンはペプチドホルモンの一種であり、水溶性ホルモンである。バゾプレッシンは腎臓での水分再吸収を促進し、尿量を減少させる働きがある。
  • 科目:生理学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午後:第78問

抗凝固薬はどれか。  

1: レボドパ

2: ビタミンK

3: アドレナリン

4: バクロフェン

5: ワルファリン

第52回午後:第77問

ワルファリンの作用を減弱させるのはどれか。  

1: ビタミンA

2: ビタミンB6

3: ビタミンB12

4: ビタミンC

5: ビタミンK