第49回午前第99問の類似問題

第35回午前:第86問

精神分裂病(統合失調症)の作業療法開始時の対応で適切でないのはどれか。  

1: 安心してくつろげる場を提供する。

2: 精神内界を表現できるよう配慮する。

3: 周囲に受け入れられる体験をさせる。

4: 両価的感情を受容する。

5: 受け入れられないことはその旨を明確に伝える。

第40回午前:第89問

神経性無食欲症患者の作業療法場面でみられないのはどれか。  

1: 過活動

2: 過剰適応

3: 強迫的なこだわり

4: 対人交流の希薄さ

5: 評価に対する無関心

第37回午後:第72問

精神分裂病(統合失調症)の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 青年期に発病することが多い。

2: 自分の殻に閉じこもることが多い。

3: 循環性の経過をたどることが多い。

4: 被害的な内容を訴えることが多い。

5: 意欲低下をみることが多い。

第41回午前:第94問

神経性無食欲症の患者に対する作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 自己表出を促す。

2: 作業活動によってストレス発散を促す。

3: 食欲を増進させるために身体運動を行う。

4: 集中して楽しめる作業活動を行う。

5: 道具や作品などの自己管理を促す。

第51回午後:第40問

てんかんについて正しいのはどれか。  

1: 単純部分発作では意識障害を伴う。

2: 複雑部分発作では自動症がみられる。

3: 高齢になるとてんかんの発症率は低下する。

4: 症候性てんかんは特発性てんかんに比べ予後が良い。

5: 認知症をきたす変性疾患がてんかんの原因となることはない。

第56回午後:第98問

疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: Alzheimer型認知症 ── パーキンソニズム

2: 血管性認知症 ── 情動失禁

3: 進行性核上性麻痺 ── 他人の手徴候

4: 大脳皮質基底核変性症 ── 幻 視

5: Lewy小体型認知症 ── アテトーゼ

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、疾患と症状の正しい組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは血管性認知症と情動失禁です。
  • Alzheimer型認知症ではパーキンソニズムは見られません。パーキンソニズムはLewy小体型認知症で見られる症状です。
  • 血管性認知症では情動失禁が見られます。これは正しい組み合わせです。
  • 進行性核上性麻痺では他人の手徴候は見られません。他人の手徴候は大脳皮質基底核変性症の症状です。
  • 大脳皮質基底核変性症では幻視は見られません。幻視はLewy小体型認知症の初期で見られる症状です。
  • Lewy小体型認知症ではアテトーゼは見られません。パーキンソニズムや幻視の症状が見られます。アテトーゼは脳性麻痺などが原因で見られる不随意運動です。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第43回午前:第82問

統合失調症患者の作業療法場面での行動特徴で誤っているのはどれか。  

1: とっさの判断を求められると戸惑う。

2: 特定の作業活動に執着する。

3: 同時に二つの課題を与えられると混乱しやすい。

4: 新しいものに慣れるまで時間がかかる。

5: 計画的に物事を進めることが困難である。

第35回午後:第70問

解離性(転換性)障害として誤っているのはどれか。  

1: 健 忘

2: 遁 走

3: 強迫観念

4: 失立失歩

5: 視野狭窄

第47回午後:第50問

神経症性無食欲症と神経症性大食症の患者に共通してみられやすいのはどれか。  

1: 過活動

2: 低栄養

3: 肥満恐怖

4: 病気の認識

5: 集中力の低下

第42回午後:第91問

統合失調症になく躁病にあるのはどれか。  

1: 病識欠如

2: 精神運動興奮

3: 観念奔逸

4: 思考途絶

5: 誇大妄想

第39回午後:第70問

誤っている組合せはどれか。  

1: うつ病-制止

2: 強迫性障害-保続

3: 解離性障害-遁走

4: 統合失調症(精神分裂病)-昏迷

5: 身体表現性障害-心気

第37回午前:第96問

作業療法中に、隣の人に触れるのがきたないとプログラムを中断してしまう患者はどれか。  

1: 身体表現性障害

2: 解離性障害

3: 非社会性人格障害

4: 強迫性障害

5: 妄想性人格障害

第47回午後:第39問

転換性障害患者の作業療法の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 集団活動が適している。

2: 依存関係が形成されやすい。

3: 症状の心理的意味を解釈する。

4: 要求が増えた場合は休止する。

5: 身体化症状に対しては対症療法を併用する。

第48回午後:第99問

神経性無食欲症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 骨密度は増加する。

2: 消化管の吸収不全がある。

3: 食物に対する関心は低下する。

4: 自ら誘発する嘔吐がみられる。

5: ボディイメージのゆがみがある。

第54回午前:第15問

32歳の男性。通勤途中に突然激しい動悸や息苦しさ、めまいとともに、このまま死んでしまうのではないかという強い不安に襲われた。これらの症状は数分で消失したが、その後もたびたび同様の状況に陥った。また同じような強い不安に襲われるのではないかという恐れから、列車や飛行機の1人での利用ができなくなっている。考えられるのはどれか。2つ選べ。  

1: 適応障害

2: 広場恐怖

3: 社交恐怖

4: パニック障害

5: 急性ストレス反応

  • 答え:2 ・4
  • 解説:この患者は、突然の動悸や息苦しさ、めまいとともに強い不安に襲われ、その後も同様の状況に陥ることがある。また、列車や飛行機の1人での利用ができなくなっている。これらの症状から、広場恐怖とパニック障害が考えられる。
  • 適応障害は、生活の変化やストレスに対して順応しようとするときに発生する苦悩や情緒障害である。この患者の症状は適応障害とは一致しないため、正しくない選択肢です。
  • 広場恐怖は、開かれた空間や安全を保障できない空間などに対して恐怖を感じる。この患者は、発作に対する不安から、列車や飛行機を一人で利用できない状態であり、広場恐怖が疑われる。正しい選択肢です。
  • 社交恐怖(社交不安障害)では、他人に辱められることに強い不安を感じるため、社交状況を避け、生活に重大な支障が生じる。この患者の症状は社交恐怖とは一致しないため、正しくない選択肢です。
  • パニック障害ではパニック発作を生じる。パニック発作では、動悸、頻脈、息苦しさ、過呼吸、死に対する恐怖などがみられる。この患者が通勤途中に見舞われた症状はパニック発作と考えられる。正しい選択肢です。
  • 急性ストレス反応は、生命を脅かすような強いストレスを経験した後に、眩惑症状、不安、抑うつ、絶望、激怒などの重篤な症状が短期的に出現する。この反応の多くは数時間~数週間で治まる。この患者の症状は急性ストレス反応とは一致しないため、正しくない選択肢です。
  • 科目:その他の精神障害
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第50回午後:第100問

小児の精神障害で正しいのはどれか。  

1: 吃音は女児に多い。

2: 分離不安障害は学童期に多い。

3: 反応性愛着障害は過度に警戒的である。

4: 反抗挑戦性障害の症状は家庭内に限局する。

5: 注意欠陥/多動性障害では成長につれて多動よりも不注意が軽快しやすい。

第38回午前:第79問

精神分裂病(統合失調症)患者の作業場面の行動特徴でないのはどれか。  

1: 場面に応じた対応が混乱しやすい。

2: 全体の会話の流れから外れやすい。

3: 複数の課題を同時に遂行するのが苦手である。

4: 作業手順に慣れるのが早い。

5: 待てないで先を急ごうとする。

第55回午後:第99問

解離性障害の治療として正しいのはどれか。  

1: 破壊的行動を許容する。

2: 空想の肥大化について指摘しない。

3: 有害な刺激を無理に取り除かない。

4: 速やかに心的外傷の直面化を図る。

5: 病気と治療について明確に説明する。

  • 答え:5
  • 解説:解離性障害の治療では、患者や家族に病気と治療について明確に説明することが重要です。治療環境を整え、破壊的行動や空想の肥大化に対処し、心的外傷への直面化には焦らず、患者の人格の発達を促すことが大切です。
  • 破壊的行動を許容するのではなく、行動制限を設けて患者の人格の発達を促すことが重要です。
  • 空想の肥大化について指摘しないのではなく、空想・幻想の肥大化や没入傾向を指摘し、適切な対処が必要です。
  • 有害な刺激を無理に取り除かないのではなく、安心できる治療環境を整えるために、有害なことが明確な刺激は取り除く必要があります。
  • 速やかに心的外傷の直面化を図るのではなく、患者のペースに合わせて人格の統合や心的外傷への直面化に取り組むことが適切です。
  • 解離性障害の症状は、患者本人や家族が十分に理解していないことがあるため、疾患についての知識や治療について明確に説明することが重要です。これが正しい選択肢です。
  • 科目:精神障害と臨床医学
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第47回午前:第48問

気分障害について正しいのはどれか。  

1: うつ病は男性に多い。

2: うつ病の生涯有病率は3%である。

3: 気分変調性障害はうつ病よりも短期間で治癒する。

4: 季節性感情障害は日照時間が短くなると再燃しやすい。

5: 脳内セロトニンの増加がうつ病の発症に関係している。

第47回午後:第91問

広汎性発達障害で認めにくいのはどれか。  

1: 姿勢異常

2: 精神遅滞

3: 限局した反復行動

4: コミュニケーション障害

5: 相互的な社会的関係の異常