第49回午前第76問の類似問題

第51回午前:第76問

良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか。  

1: 出血壊死が少ない。

2: 細胞の分化度が高い。

3: クロマチンが増加する。

4: 膨脹性発育がみられる。

5: 細胞質に対して核の占める割合が小さい。

第45回午前:第78問

良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか。2つ選べ。  

1: 出血壊死が少ない。

2: 増殖の速度が遅い。

3: 細胞の分化度が低い。

4: 細胞の核分裂が少ない。

5: 周囲との境界が不明瞭である。

第53回午後:第75問

正常細胞と比較したときの悪性腫瘍細胞の特徴はどれか。  

1: 増殖が遅い。

2: 分化の程度は低い。

3: 染色体異常は少ない。

4: 核分裂の頻度は少ない。

5: 核/細胞質比は小さい。

  • 答え:2
  • 解説:悪性腫瘍細胞は正常細胞と比較して増殖速度が速く、分化の程度が低い。また、染色体異常が多く、核分裂の頻度が高い。さらに、核/細胞質比が大きくなることが特徴です。
  • 選択肢1は間違いです。悪性腫瘍細胞は正常細胞と比較して増殖速度が速いため、増殖が遅いという特徴はありません。
  • 選択肢2は正しいです。悪性腫瘍細胞は正常細胞よりも分化の程度が低く、正常の構造との隔たり具合が大きいことが特徴です。
  • 選択肢3は間違いです。悪性腫瘍細胞は正常細胞よりも染色体異常が多く、欠損や転座などが見られることが特徴です。
  • 選択肢4は間違いです。悪性腫瘍細胞は正常細胞よりも増殖速度が速いため、核分裂の頻度も高くなることが特徴です。
  • 選択肢5は間違いです。悪性腫瘍では核腫大が見られることから、正常細胞よりも核/細胞質比が大きくなることが特徴です。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午後:第53問

悪性腫瘍の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 転移が多い。

2: 再発率が高い。

3: 細胞の異型性が強い。

4: 浸潤性に発育する。

5: 細胞の分化度が高い。

第55回午後:第76問

悪性腫瘍細胞の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 増殖が速い。

2: 核分裂が多い。

3: 染色体異常が多い。

4: 核/細胞質比が小さい。

5: 未分化型は悪性度が高い。

  • 答え:4
  • 解説:悪性腫瘍細胞は、正常細胞と比較して増殖速度が速く、核分裂の頻度も高く、染色体異常が多いという特徴があります。また、分化度の低い未分化型は悪性度が高い傾向があります。しかし、核/細胞質比が小さいというのは誤りで、悪性腫瘍細胞では核/細胞質比が大きくなることが一般的です。
  • 選択肢1は正しいです。悪性腫瘍細胞は正常細胞と比較して増殖速度が速いため、腫瘍の成長が早く進みます。
  • 選択肢2も正しいです。悪性腫瘍細胞は正常細胞よりも増殖速度が速いため、核分裂の頻度も高くなります。
  • 選択肢3も正しいです。悪性腫瘍細胞は正常細胞よりも染色体異常が多く、欠損や転座などがみられることが一般的です。
  • 選択肢4は誤りです。悪性腫瘍細胞では、核腫大がみられることから、正常細胞よりも核/細胞質比が大きくなることが一般的です。
  • 選択肢5は正しいです。悪性腫瘍細胞において、分化度の低い、未分化・低分化細胞は、悪性度が高く、活発に増殖する傾向があります。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午後:第54問

誤っているのはどれか。  

1: 良性腫瘍は浸潤性に発育する。

2: 良性腫瘍の発育は遅い。

3: 悪性腫瘍は転移しやすい。

4: 悪性腫瘍は異型性が強い。

5: 悪性腫瘍は未分化型が多い。

第50回午後:第75問

扁平上皮癌の特徴はどれか。  

1: 粘液を産生する。

2: 神経組織に由来する。

3: 複数の胚葉成分を含む。

4: 細胞は相互に結合している。

5: 細胞間に間質成分がみられる。

第56回午前:第85問

悪性リンパ腫について正しいのはどれか。  

1: 腫瘤形成は稀である。

2: 多発性骨髄腫はT細胞に由来する。

3: B細胞性リンパ腫が15%を占める。

4: 非ホジキンリンパ腫が5%を占める。

5: リンパ球を発生母体とする腫瘍である。

  • 答え:5
  • 解説:悪性リンパ腫はリンパ球を発生母体とする腫瘍で、リンパ球の分化段階に従って亜型に分類される。悪性リンパ腫には非ホジキンリンパ腫(B細胞性、T細胞性、ナチュラルキラー細胞性)とホジキンリンパ腫があり、非ホジキンリンパ腫が悪性リンパ腫の90%以上を占める。
  • 選択肢1は間違いです。悪性リンパ腫では、頸部や腋窩に腫瘤が形成されやすいため、腫瘤形成は稀ではありません。
  • 選択肢2は間違いです。多発性骨髄腫はB細胞に由来する疾患であり、T細胞に由来するものではありません。
  • 選択肢3は間違いです。B細胞性リンパ腫は悪性リンパ腫の中で70%を占めるため、15%ではありません。
  • 選択肢4は間違いです。非ホジキンリンパ腫は悪性リンパ腫の90%以上を占めるため、5%ではありません。
  • 選択肢5は正しいです。悪性リンパ腫はリンパ球を発生母体とする腫瘍であり、リンパ球の分化段階に従って亜型に分類されます。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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