第49回午前第75問の類似問題

第53回午後:第30問

心筋梗塞に特徴的な心電図所見で正しいのはどれか。  

1: F波の出現

2: P波の増高

3: QRS波の脱落

4: PQ間隔の延長

5: 異常Q波の出現

  • 答え:5
  • 解説:心筋梗塞の心電図では、異常Q波、STの上昇、冠性T波(左右対称性の陰性T波)などの特徴的所見がみられる。異常Q波は、心筋壊死の存在を示す。
  • F波(flutter波)は鋸の刃のように規則正しくギザギザした波で、心房粗動で出現する。心筋梗塞とは関係がない。
  • P波の増高は、肺高血圧症や肺気腫、心房中隔欠損症など、右心房に負荷がかかる疾患でみられる。心筋梗塞とは関係がない。
  • QRS波の脱落は、心房の興奮が心室に伝わっていないことを意味し、MobitzⅡ型の2度房室ブロックでみられる。心筋梗塞とは関係がない。
  • PQ間隔の延長は、房室接合部の伝導速度が遅いために房室伝導に時間がかかっていることを意味し、1度房室ブロックでみられる。心筋梗塞とは関係がない。
  • 異常Q波は、R波の高さの25%以上の深さがあり、幅が0.04 ms以上に広がったQ波で、心筋壊死の存在を示す。これが心筋梗塞に特徴的な心電図所見である。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午後:第25問

交感神経が優位に働いたときの反応で誤っているのはどれか。  

1: 瞳孔の散大

2: 心拍数の増加

3: 収縮期血圧の上昇

4: 皮膚動脈の収縮

5: 排尿筋の収縮

第47回午前:第46問

絞扼性神経障害と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 肘部管症候群 ― 母指外転障害

2: 後骨間神経麻痺 ― 母指内転障害

3: 手根管症候群 ― 母指対立障害

4: 梨状筋症候群 ― 大腿前面のしびれ

5: 足根管症候群 ― 足背のしびれ

第38回午後:第87問

四肢血行障害と関係が深い疾患で誤っているのはどれか。  

1: レイノー症候群

2: シェーグレン症候群

3: 胸郭出口症候群

4: 前脛骨区画症候群

5: フォルクマン拘縮