10歳の女児。1か月ほど前から運動後に膝の痛みを訴え、膝脛骨結節部に圧痛があった。単純エックス線写真を示す。運動後以外には膝の痛みの訴えはなかった。正しい対応はどれか。
1: ギプス固定
2: 運動の制限
3: 運動後の極超短波
4: 運動後のホットパック
5: 腸脛靭帯のストレッチ
10歳の女児。1か月ほど前から運動後に膝の痛みを訴え、膝脛骨結節部に圧痛があった。単純エックス線写真を示す。最も考えられるのはどれか。
1: 腓骨骨折
2: 膝靭帯損傷
3: 膝半月板損傷
4: 第1Köhler病
5: Osgood-Schlatter病
12歳の女児。ミニバスケットボールの練習を始めてから、右膝のやや遠位部に疼痛と腫脹とが出現したため来院した。症状は運動後に悪化し、安静で軽快する。エックス線写真を示す。この患者の理学療法で適切でないのはどれか
1: 膝サポーターの装着
2: 大腿四頭筋のストレッチ
3: 疼痛部のアイスマッサージ
4: スクワットによる下肢筋力訓練
5: ハムストリングスのストレッチ
25歳の男性。野球の試合で走塁中に大腿後面に違和感と痛みが生じた。直後に整形外科を受診したところ、大腿部エックス線写真では骨折を認めなかった。この時点での物理療法で適切なのはどれか。
1: 交代浴
2: 極超短波
3: アイシング
4: ホットパック
5: パラフィン浴
8歳の男児。転んで左手をつき、橈骨遠位部の若木骨折と診断され、副子による3週間の外固定が行われた。固定除去時のエックス線写真(A、B)を示す。手関節には可動域制限が残存している。この時点で行う物理療法で適切でないのはどれか。
1: 渦流浴
2: 赤外線
3: 超音波
4: ホットパック
5: パラフィン浴
25歳の男性。野球の試合で走塁中に大腿後面に違和感と痛みとを生じた。近くの整形外科を受診したところ、大腿部エックス線写真では骨折を認めなかった。物理療法で適切なのはどれか
1: 交代浴
2: 極超短波
3: アイシング
4: ホットパック
5: パラフィン浴
15歳の男子。血友病A。体育の授業の後に膝関節に疼痛と腫脹が出現することが多かった。理学療法で適切でないのはどれか。
1: 良肢位保持
2: 膝の自動屈伸運動
3: 水泳
4: 階段昇降訓練
5: 装具療法
8歳の男児。転倒して橈骨遠位端骨折と診断され、6週間のギプス固定が行われた。固定除去後、関節可動域制限と筋力低下を認めた。物理療法で適切なのはどれか。
1: 機能的電気刺激
2: 極超短波
3: 超音波
4: 紫外線
5: 渦流浴
25歳の男性。野球の試合で走塁中に右大腿後面に違和感と痛みとを生じ、近くの整形外科を受診した。大腿部エックス線写真では骨折を認めなかった。現時点の対応で適切でないのはどれか。
1: 下肢の挙上
2: 浮腫の予防
3: アイシング
4: 超音波照射
5: 弾性包帯での圧迫
4歳の男児。脳性麻痺痙直型両麻痺。図のような理学療法を行っている。訓練目的として誤っているのはどれか。
1: 上肢パラシュート反応の促通
2: 股関節内転筋の緊張抑制
3: 股関節伸展筋の促通
4: 体幹伸展筋の促通
5: 膝屈曲筋の促通
6歳の男児。1か月前から左足部痛を訴えた。エックス線写真を示す。最も考えられるのはどれか。
1: Sever病
2: 舟状骨骨折
3: Freiberg病
4: 足根骨癒合症
5: 第1Köhler病
10歳のデュシェンヌ型筋ジストロフィー児に行う理学療法で誤っているのはどれか。
1: 在宅呼吸訓練の指導
2: 腸脛靱帯の持続的伸張運動
3: 長下肢装具による歩行訓練
4: 下肢筋への機能的電気刺激
5: 自動運動による筋力低下の予防
5歳の女児。左股関節痛を訴えている。エックス線写真を示す。この疾患について正しいのはどれか。
1: 外傷が原因である。
2: 可動域制限は生じない。
3: 感染症が原因である。
4: 男児に多い。
5: 二次性変形性股関節症になりにくい。
13歳の男子。1か月前から膝の疼痛が生じ、近医を受診。精査が必要となり大学病院へ紹介された。左大腿骨遠位に境界不明瞭な腫瘤を触れる。単純エックス線写真を示す。化学療法が始まり、リハビリテーション治療が処方された。リハビリテーション治療について正しいのはどれか。
1: 易感染性に注意する。
2: 積極的に患部のマッサージを行う。
3: 患側の運動負荷は健側と同様でよい。
4: 骨端線に近い病巣なので温熱療法が効果的である。
5: 健側のリハビリテーション治療は化学療法後から行う。
5歳の女児。左股関節痛を訴えている。エックス線写真を示す。疑うべき疾患はどれか。
1: 大腿骨頭壊死症
2: 大腿骨頭すべり症
3: 単純性股関節炎
4: 発育性股関節形成不全
5: Perthes病
20歳の男性。運動時に膝関節痛を訴える。実施した検査を図に示す。この検査で陽性となった。疑うべき病態はどれか。
1: 外側側副靱帯損傷
2: 後十字靱帯損傷
3: 前十字靱帯損傷
4: 内側側副靱帯損傷
5: 半月板損傷
12歳の女児。ミニバスケットボールの練習を始めてから、右膝のやや遠位部に疼痛と腫脹とが出現したため来院した。症状は運動後に悪化し、安静で軽快する。エックス線写真を示す。認められるのはどれか。
1: 大腿骨遠位骨幹端部の骨膜反応
2: 大腿骨顆部の骨硬化
3: 膝蓋骨の骨棘形成
4: 脛骨顆間隆起の尖鋭化
5: 脛骨粗面部骨端の不整
58歳の女性。先天性股関節脱臼で小児期にリーメンビューゲル装具で加療した。10年前から歩行時に左股関節痛があった。痛みは進行し、1年前から杖が必要となり、靴下の着脱も困難となったため手術を受けた。股関節の術前と術後のエックス線単純正面像(別冊No.4A、B)を別に示す。術後の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 術後2日目から中殿筋の筋力強化を行う。
2: 術後3日目から全荷重を開始する。
3: 術後10日目から水中運動療法を行う。
4: 入院中から靴下の着脱は外旋位で行うよう指導する。
5: 退院後も低いソファーに座ることを避ける。
7か月の男児。痙直型四肢麻痺。図に示す運動療法の効果で誤っているのはどれか。2つ選べ。ア.頭部のコントロールイ.体幹伸展筋の痙縮抑制ウ.肩甲骨内転筋の痙縮抑制エ.手の正中位動作の学習オ.両下肢伸展の促通
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
13歳の男子。幼少時に血友病Aの診断を受けている。バスケットボールの授業後に右膝の疼痛と腫脹とをきたした。理学療法で適切でないのはどれか。
1: 左下肢の筋力強化
2: 右膝の良肢位保持
3: 右大腿四頭筋の等尺性筋力強化
4: 右膝の他動的関節可動域訓練
5: 右膝装具の装着