第48回午前第45問の類似問題

第35回午前:第45問

脳卒中片麻痺患者の反張膝への対応で適切なのはどれか。  

1: 骨盤前傾位での歩行指導

2: 短下肢装具足継手の底屈制限

3: ターンバックル付膝装具の使用

4: 患肢での片脚立位訓練

5: ハムストリングスの持続的伸張

第49回午前:第22問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で参考可動域角度が10°とされているのはどれか。2つ選べ。  

1: 肩甲帯屈曲

2: 肩甲帯引き下げ

3: 股伸展

4: 足部外転

5: 足部外がえし

第36回午前:第92問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか。  

1: 股関節屈曲は背臥位、膝関節伸展位で行う。

2: 股関節伸展は腹臥位、膝関節伸展位で行う。

3: 股関節外転は背臥位で外旋しないようにして行う。

4: 股関節外旋は背臥位、股・膝関節を90°屈曲位で行う。

5: 膝関節屈曲は背臥位、股関節屈曲位で行う。

第43回午前:第90問

脳卒中片麻痺患者に対する短下肢装具において、靴べら型装具に比べ背屈遊動・底屈制限の継手付装具が有利な点はどれか。2つ選べ。  

1: 装着しやすい。

2: 坂道を下りやすい。

3: しゃがみ込みがしやすい。

4: 麻痺側遊脚期に振り出しやすい。

5: 麻痺側立脚期の重心の前方移動を妨げない。

第49回午後:第40問

両側金属支柱付き長下肢装具の適合判定で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 外側支柱の高さは上前腸骨棘から2~3 cm下方とする。

2: 内側支柱の高さは会陰部から2~3 cm下方とする。

3: 膝継手の高さは膝関節の関節裂隙に合わせる。

4: 下腿半月上縁の高さは腓骨頭から2~3 cm下方とする。

5: 足継手の高さは外果下端に合わせる。

第35回午前:第83問

下腿義足歩行で立脚後期に膝の急激な屈曲を生じる原因はどれか。  

1: ソケットの内転角が不足している。

2: 靴のヒールが低すぎる。

3: 足部が過度に底屈位にある。

4: ソケットが足部に対して過度に前方に位置している。

5: 足部のトウブレークまでの長さが長すぎる。

第48回午前:第36問

伝い歩きが可能なレベルの脊髄小脳変性症患者で姿勢バランスを崩す危険性が高いのはどれか。  

1: 閉脚立位

2: 片膝立ち位

3: 四つ這い位

4: タンデム肢位

5: 踵接地でのしゃがみ位

第46回午前:第44問

大腿義足ソケットの初期屈曲角で正しいのはどれか。  

1: 腸腰筋が最も効率的に働くように設定する。

2: 短断端例では標準断端よりも角度を小さくする。

3: 切断側股関節の最大伸展角度に5°加えた角度に設定する。

4: 角度の不足によって過度の腰椎後弯が生じる。

5: 角度の過大によって過度の膝継手不安定が生じる。

第57回午後:第73問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会、足の外科学会基準による)の運動方向と移動軸の組合せで正しいのはどれか。  

1: 股屈曲 ── 下腿中央線

2: 股内旋 ── 大腿骨

3: 股外転 ── 大腿中央線

4: 膝屈曲 ── 脛 骨

5: 足底屈 ── 第1中足骨

  • 答え:3
  • 解説:関節可動域測定法では、運動方向と移動軸の組み合わせが重要である。2022年4月に改正された基準によると、正しい組み合わせは股外転と大腿中央線である。
  • 股屈曲の移動軸は大腿骨であり、下腿中央線ではない。下腿中央線の運動方向は股関節外旋、内旋である。
  • 股内旋の移動軸は下腿中央線であり、大腿骨ではない。大腿骨の運動方向は股関節屈曲、伸展である。
  • 股外転の移動軸は大腿中央線であり、正しい組み合わせである。
  • 膝屈曲の移動軸は腓骨であり、脛骨ではない。脛骨の運動方向は存在しない。
  • 足底屈の移動軸は足底面であり、第1中足骨ではない。第1中足骨は第1趾(母趾)の屈曲・伸展の基本軸である。2022年4月の改訂前は第5中足骨が移動軸であったが、改訂後は足底面となった。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午後:第2問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。 

51_1_2

1: 股外転

2: 股外旋

3: 足背屈

4: 足部内がえし

5: 股屈曲

第53回午前:第31問

歩行において下腿義足の初期内転角が不足しているときに生じる現象はどれか。  

1: 断端外側遠位部に圧迫感が生じる。

2: 断端内側遠位部に圧迫感が生じる

3: 踵接地時に義足足部が回旋する。

4: 義足の足部外側が浮き上がる。

5: 歩隔が広い。

第38回午前:第63問

人工股関節の術後理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 脱臼予防について指導する。

2: 足関節の底・背屈運動を行う。

3: プーリーを利用して股関節屈曲・内転運動を行う。

4: 中殿筋を中心に筋力強化を行う。

5: セメントを使用した場合、早期に歩行訓練を開始する。

第53回午前:第13問

図に示す両側支柱付長下肢装具について正しいのはどれか。2つ選べ。 

53_0_13

1: 外側支柱の高さは大転子から6 cm下にする。

2: 膝継手はオフセット式である。

3: 下腿半月の位置は膝関節裂隙から2 cm下にする。

4: 足継手はダブルクレンザックである。

5: 短下肢装具へと変更可能である。

第53回午後:第25問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と測定肢位の組合せで正しいのはどれか。  

1: 肩屈曲 ――― 前腕回外位

2: 股内旋 ――― 膝関節伸展位

3: 股外転 ――― 股関節伸展位

4: 膝屈曲 ――― 股関節伸展位

5: 足底屈 ――― 膝関節伸展位

第46回午前:第46問

下肢の障害と適応となる装具の構造との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 槌趾 — つま先の細い靴

2: 尖足 — 可撓性足継手

3: 内反 — Tストラップ

4: 膝折れ — 遊動式足継手

5: 反張膝 — 底屈制御式足継手

第52回午前:第69問

立位姿勢が安定しているのはどれか。  

1: 支持基底面が狭い。

2: 重心の位置が高い。

3: 床と足底の接触面の摩擦抵抗が小さい。

4: 上半身と下半身の重心線が一致している。

5: 重心線の位置が支持基底面の中心から離れている。

第47回午後:第71問

足部の関節について正しいのはどれか。  

1: 中足間関節は縦アーチを形成する。

2: 横足根関節は横アーチを形成する。

3: 足根中足関節では回内外が起こる。

4: 距骨下関節では内がえしが起こる。

5: 距腿関節は背屈位で関節の遊びが大きくなる。

第44回午前:第86問

膝装具の種類と適応との組合せで正しいのはどれか。  

1: HRC膝装具 − 膝折れを防ぐ。

2: 膝蓋骨制動装具 − 外反動揺を防ぐ。

3: 支柱付膝サポーター − 下腿回旋を制限する。

4: スウェーデン式膝装具 − 反張膝を防ぐ。

5: デローテーション装具 − 外側スラストを防ぐ。

第51回午後:第42問

大腿骨近位部骨折に対する人工骨頭置換術(後方アプローチ)後、全荷重が可能な状態での理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 背臥位における膝伸展位での股関節外転運動

2: 腹臥位における他動的な股関節伸展運動

3: 座位における重錘を用いた大腿四頭筋の筋力増強

4: 低い椅子から股関節内旋位での立ち上がり練習

5: 歩行器を用いた屋外歩行練習

第38回午前:第93問

下腿義足歩行で立脚後期に膝の急激な屈曲を生じる原因はどれか。  

1: 靴のヒールが低すぎる。

2: ソケットの内転角が不足している。

3: 足部が過度に底屈位にある。

4: ソケットが足部に対して過度に前方に位置している。

5: 足部のトウブレークまでの長さが長すぎる。