第47回午前第99問の類似問題

第41回午後:第92問

男性(男児)に多いのはどれか。  

1: 小児自閉症

2: 小児欠神てんかん

3: 摂食障害

4: うつ病

5: ピック病

第40回午後:第58問

青年期心性に関連するのはどれか。  

1: 境界型人格障害

2: 強迫性人格障害

3: 破瓜型統合失調症

4: アスペルガー症候群

5: 多動性障害(注意欠陥多動性障害)

第56回午前:第15問

17歳の男子。子供の頃から内向的な性格だが、乳幼児健診等で異常を指摘されたことはない。高校1年時から周囲の物音に敏感となり、「学校で同級生に嫌がらせをされる」と不登校になった。自宅では「向かいの家の住人が自分の行動に合わせて悪口を言う」、家族と外出した街中では「自分の考えたことが知れわたっている」と言うようになり、精神科を受診し、通院治療で状態がある程度改善した後に外来作業療法が導入された。この患者でみられやすい症状はどれか。  

1: 意識変容

2: 観念奔逸

3: 強迫観念

4: 思考制止

5: 連合弛緩

  • 答え:5
  • 解説:この患者は被害妄想や思考伝播の症状があり、統合失調症であると推察されます。統合失調症の症状の一つである連合弛緩が選択肢の中で最も適切です。
  • 意識変容は意識障害の一種で、幻覚や思考の混乱などがありますが、この患者の症状とは一致しません。
  • 観念奔逸は考えが統一なくしゃべりまくる様子で、躁病でみられますが、この患者の症状とは一致しません。
  • 強迫観念は患者が自分の行為を不合理な行動とわかっていてもやめることのできない症状で、神経症でみられますが、この患者の症状とは一致しません。
  • 思考制止はうつ病でみられる症状ですが、この患者の症状とは一致しません。
  • 連合弛緩は会話の思考テーマが次々と脈絡なく飛躍し、連想に緩みが生じて話にまとまりがなくなることです。統合失調症の症状で、この患者の症状と一致します。
  • 科目:統合失調症
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第46回午後:第39問

神経症性障害患者の作業療法で正しいのはどれか。  

1: 心気症状への傾聴が重要となる。

2: 転換症状がある場合は行わない。

3: 強迫症状に対しては反復作業を用いる。

4: 不安発作が完全に消失するまで行わない。

5: 離人症状では自傷行為の可能性を考慮する。

第39回午後:第74問

統合失調症(精神分裂病)について誤っているのはどれか。  

1: 多くが30歳までに発症する。

2: 発病率は女性の方が高い。

3: 患者の子供での発病率は一般人口の発病率よりも高い。

4: 我が国では精神科入院患者に占める割合が最も多い。

5: 再発予防には薬物療法が必要である。

第45回午後:第47問

知的障害児の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 1. 遊びの種類を減らす。

2: 2. 内発的に動機付ける。

3: 3. 作業は細かく段階付ける。

4: 4. 精神年齢相応の作業を用いる。

5: 5. 障害の特性を家族に説明する。

第41回午後:第91問

正しい組合せはどれか。  

1: 統合失調症-情動失禁

2: パニック障害-思考散乱

3: 解離性障害-作為体験

4: 摂食障害-被毒妄想

5: 躁病-行為心迫

第49回午後:第97問

欠神発作について正しいのはどれか。  

1: 知的障害を伴う。

2: チアノーゼを伴う。

3: 学童期の発症が多い。

4: 部分発作に分類される。

5: けいれんは一側上肢から全身に広がる。

第35回午前:第39問

9歳の男児。自閉症。外来通院時に作業療法を実施することとなった。作業療法室では落ち着きなく歩き回り、周囲の物音や人の数などの環境の変化によって自分の手を噛んだり、手で頭を打ったりすることがある。紙折りに取り組ませてもごく短時間しかできない。開始当初の留意点として適切でないのはどれか。  

1: 作業手順を単純にする。

2: 粗大動作を多くする。

3: 作業台を整頓しておく。

4: 短時間で完成する作業にする。

5: 共同作業に参加させる。

第44回午前:第96問

幼児期の広汎性発達障害の作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 社会性の発達

2: 運動協応の向上

3: 自己調節機能の向上

4: 基本的生活習慣の確立

5: コミュニケーション能力の向上

第53回午前:第97問

器質性精神障害について正しいのはどれか。  

1: 妄想はみられない。

2: 安定した人格を認める。

3: 記憶障害はみられない。

4: 抗精神病薬は投与しない。

5: 心理的要因の影響を受ける。

  • 答え:5
  • 解説:器質性精神障害は、脳の機能や構造に異常があることが原因で起こる精神障害であり、Alzheimer型認知症や脳血管障害、進行麻痺、頭部外傷、脳腫瘍などが成因となることがある。ストレスなどの心理的要因の影響を受けることがあります。
  • 選択肢1は間違いです。器質性精神障害では、意識混濁や顕著な幻覚などが明らかでない場合でも、器質性妄想状態を呈することがあります。
  • 選択肢2は間違いです。器質性精神障害では、人格変化や情意面の障害がみられることがあります。
  • 選択肢3は間違いです。器質性精神障害では、急性期の意識障害の回復期などに健忘症候群がみられることがあります。
  • 選択肢4は間違いです。器質性精神障害で生じる行動障害に対しては、抗精神病薬が処方されることがある。そのほか、抗うつ薬や睡眠導入剤などの向精神薬が処方されることもあります。
  • 選択肢5は正しいです。器質性精神障害はストレスなどの心理的要因の影響を受けることがあります。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第35回午前:第86問

精神分裂病(統合失調症)の作業療法開始時の対応で適切でないのはどれか。  

1: 安心してくつろげる場を提供する。

2: 精神内界を表現できるよう配慮する。

3: 周囲に受け入れられる体験をさせる。

4: 両価的感情を受容する。

5: 受け入れられないことはその旨を明確に伝える。

第42回午前:第71問

重度心身障害児への介入として適切でないのはどれか。  

1: 快反応を誘発できる刺激を探す。

2: 応答のある働きかけを繰り返し行う。

3: 物を介した関わりから始める。

4: 体性感覚の入力によって人への注意を促す。

5: 定位反応を誘発できる呼びかけを探す。

第48回午前:第49問

1歳児の母親が「子供が視線を合わせてくれない」と訴えている。考えられる障害はどれか。  

1: 自閉症

2: てんかん

3: 学習障害

4: Rett症候群

5: 注意欠陥多動障害

第44回午前:第68問

小児における疾患と作業療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 自閉症 − トランポリン

2: Down症 − リズムダンス

3: 若年性関節リウマチ − 刺 繍

4: 注意欠陥多動性障害(ADHD) − ブランコ

5: Duchenne型筋ジストロフィー − パソコンゲーム

第51回午後:第43問

自閉性障害の子供の作業療法場面でみられる特徴はどれか。  

1: 新しい環境を好む。

2: 同じ遊びに没頭する。

3: ままごと遊びをする。

4: 身振りで意味を強調する。

5: 周りの子供に関心をもつ。

第34回午後:第72問

精神分裂病(統合失調症)の陰性症状でないのはどれか。2つ選べ。 ア.感情の平板化イ.自発性の低下ウ.思考途絶エ.対話性幻聴オ.思考の貧困化  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第45回午後:第45問

神経症性障害の特徴はどれか。  

1: 1. 強迫行為は作業遂行を妨げる。

2: 2. 離人症は医療機関を変更しやすい。

3: 3. 転換性障害には心因性健忘が生じる。

4: 4. 身体化障害では症状が固定しやすい。

5: 5. 心気症状は作業療法中にはみられない。

第52回午後:第100問

疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。  

1: 身体化障害――――――――――系統的脱感作法

2: 強迫性障害――――――――――曝露反応妨害法

3: PTSD〈外傷後ストレス障害〉―フラッディング

4: 心気障害―――――――――――持続エクスポージャー法

5: 解離性健忘――――――――――バイオフィードバック法

第54回午前:第19問

9歳の男児。注意欠如・多動性障害。放課後デイサービスに通所している。鼻歌を唄ったり足を動かしたりとじっとしていることが苦手で、勉強の時間に立ち歩いたり他児にちょっかいを出したりすることでトラブルになった。指導員から注意されると感情的になり、暴れる行動が頻回にみられた。教科書や提出物の忘れ物も多い。この児に対する治療的な対応で適切なのはどれか。  

1: トラブルの原因を考えさせる。

2: 運動を取り入れて体を動かす。

3: 他児との交流は最小限に留める。

4: じっとしておく取り決めをする。

5: 感情的になっても介入しないでおく。

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、注意欠如・多動性障害(ADHD)のある9歳の男児に対する適切な治療的対応を選ぶことが求められています。ADHDの特徴である不注意、多動性、衝動性を考慮し、適切な対応を選択することが重要です。
  • トラブルの原因を考えさせることは、この男児にとって効果的とは言えません。彼は注意されると感情的になってしまうため、トラブルの原因を考えさせることでさらに感情的になる可能性があります。
  • 運動を取り入れて体を動かすことは、心理的発散となり、衝動的に暴れることを抑制することが期待できます。この対応が適切であるため、答えは2です。
  • 他児との交流を最小限に留めることは、必ずしも適切な対応ではありません。男児はトラブルが発生しそうになった時点で作業療法士が介入することが重要であり、平時から他児との交流自体を制限する必要はありません。
  • じっとしておく取り決めをすることは、男児の衝動性自体を抑えることができません。日頃から作業療法士の誘導で手・足・頸などをゆっくり動かす練習をすることで、多動の自己抑制の助けになります。
  • 感情的になっても介入しないでおくことは、適切な対応ではありません。児が感情的になったときは、状況に応じて介入することが重要です。例えば、感情的になって破壊・他害行為などが起こりそうになった場合には、身体を制して確実に止め、児の中に自己抑制が生まれるようにすることが適切です。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する