脳性麻痺児を腹臥位にすると図のような姿勢をとった。観察できる姿勢反射はどれか。
1: 緊張性迷路反射
2: 緊張性頸反射
3: 交叉性伸展反射
4: モロー反射
5: 連合反応
8か月の男児。脳性麻痺による痙直型四肢麻痺。腹臥位で図のような姿勢を示す。影響しているのはどれか。
1: 緊張性迷路反射
2: 屈筋逃避反射
3: 非対称性緊張性頸反射
4: Moro反射
5: Landau反射
健常児の腹臥位における動作の獲得と生後週数との組合せで誤っているのはどれか。
1: 頭を45゜挙上- 8週
2: 頭を90゜挙上-16週
3: 前腕で体重を支持-20週
4: 両手で体重を支持-24週
5: 腹這い移動-28週
正常発達で最も消失時期の遅いのはどれか。
1: 非対称性緊張性頸反射
2: ランドウ反射
3: 手掌把握反射
4: ガラント反射
5: モロー反射
6歳の男児。痙直型両麻痺。右股関節を他動的に屈曲すると、左膝関節は伸展した。この図でみられる反射・反応はどれか。
1: 伸張反射
2: 緊張性迷路反射
3: 交叉性伸展反射
4: 連合反応
5: 陽性支持反応
1歳2か月の男児。6か月健康診査で運動発達遅滞を指摘され、地域の療育センターを紹介された。痙直型両麻痺と診断され、週1回の外来理学療法が開始された。現在、首が座り上肢を支持して数秒間のみ円背姿勢で床座位保持が可能となった。この時期のホームプログラムとして適切なのはどれか。
1: 下肢の保護伸展反応の促通
2: 上肢の他動的可動域訓練
3: 腹臥位での体幹伸展運動
4: 四つ這い位保持訓練
5: 介助歩行
4歳の女児。脳性麻痺。座位保持姿勢を図に示す。姿勢の特徴で正しいのはどれか。
1: 片麻痺が疑われる。
2: 重心は前方に偏位している。
3: ハムストリングスの短縮が疑われる。
4: 対称性緊張性頸反射の影響がみられる。
5: 頸部の立ち直り反応の低下が疑われる。
姿勢反射と中枢との組合せで誤っているのはどれか。
1: 交叉性伸展反射−脊髄レベル
2: 陽性支持反射−脊髄レベル
3: 緊張性迷路反射−中脳レベル
4: 上肢パラシュート反応−中脳レベル
5: ホッピング反応−大脳皮質レベル
4歳の男児。痙直型四肢麻痺。緊張性頸反射が陽性である。ボールを使った遊びの指導で適切でないのはどれか。2つ選べ。
5歳の男児。脳性麻痺で痙直型四肢麻痺である。粗大運動機能は側臥位までの寝返りが可能。背臥位と背臥位から引き起こしたときの状態を図に示す。臨床症状として可能性が低いのはどれか。
1: 足クローヌス陽性
2: 下肢の伸筋共同運動
3: 緊張性迷路反射の残存
4: パラシュート反応陽性
5: 股関節外転の可動域制限
正常な小児の発達過程において、図に示す歩行が可能となる時期はどれか。
1: 生後8か月
2: 生後12か月
3: 生後15か月
4: 生後18か月
5: 生後21か月
腱反射について誤っているのはどれか。
1: 腱器官の反応を検査している。
2: リラックスさせ、検査する筋の力を抜かせる。
3: 反射が出にくい場合、被験者に歯をかみしめさせる。
4: クローヌスがあれば亢進と判定してよい。
5: 筋萎縮がある場合、収縮が確認できれば正常と判定する。
正常運動発達に関する組合せで誤っているのはどれか。
1: 3か月-自動歩行
2: 8か月-つかまり立ち
3: 12か月-始 歩
4: 2歳-転倒しないで走れる
5: 3歳-片足立ち
原始反射とその説明の組合せで正しいのはどれか。
1: Moro反射 - 両上肢の挙上
2: 緊張性迷路反射 - 腹臥位での四肢の伸展
3: 非対称性緊張性迷路反射 - 顔を向けた側の上下肢屈曲
4: Galant反射 - 刺激側が凸になる体幹の側屈
5: 台のせ反応 - 刺激側足関節の底屈
Down症児の初期の腹臥位での移動の特徴はどれか。
1: 股関節の外転
2: 伸展側下肢の尖足傾向
3: 上肢の過剰な引き込み
4: 緊張性迷路反射の残存
5: 下肢運動の交互性の欠如
3歳の男児。アテトーゼ型脳性麻痺。知的障害はない。運動発達年齢は9~10か月。非対称性緊張性頸反射、頸からの立ち直り反射、足底把握反射が残存している。運動療法で適切でないのはどれか。
遠城式乳幼児分析的発達検査表で生後2年0月の時点で獲得されているのはどれか。
1: 自分の姓名を言う。
2: 顔をひとりで洗う。
3: 排尿を予告する。
4: 片足で2~3秒立つ。
5: まねて直線を引く。
発育性股関節形成不全について正しいのはどれか。
1: 開排は制限されない。
2: 大腿骨頭の前方脱臼が多い。
3: 乳児期ではリーメンビューゲル装具を用いる。
4: 2歳以上では外転位保持免荷装具を用いる。
5: 二次的な変形性股関節症にはなりにくい。