うつ病患者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 創作への励まし
2: 患者の作業ペースの重視
3: 危険物の取扱いへの配慮
4: 自殺に関する注意
5: 薬の副作用への対処
気分障害について正しいのはどれか。
1: うつ病は男性に多い。
2: うつ病の生涯有病率は3%である。
3: 気分変調性障害はうつ病よりも短期間で治癒する。
4: 季節性感情障害は日照時間が短くなると再燃しやすい。
5: 脳内セロトニンの増加がうつ病の発症に関係している。
うつ病患者の作業療法でみられないのはどれか。
1: 疲労感の訴え
2: 思考の制止
3: 行動の途絶
4: 焦燥感の訴え
5: 食欲不振の訴え
悪性症候群の原因となる可能性が最も高いのはどれか。
1: 抗うつ薬
2: 抗不安薬
3: 気分安定薬
4: 抗精神病薬
5: 抗てんかん薬
統合失調症の薬物療法で正しいのはどれか。
1: 1日の服薬回数が少ないと服薬遵守を得やすい。
2: 陰性症状は陽性症状より薬物反応性が良い。
3: 非定型抗精神病薬には錐体外路系副作用がない。
4: 数種類の薬剤を少量ずつ投与すると副作用が少ない。
5: 症状が改善したら薬物療法を終了する。
うつ病の回復期の作業療法で適切なのはどれか。
1: 適度な運動を活動に取り入れる。
2: メモは使わず記憶するよう促す。
3: 休憩は最小限にして持久力をつける。
4: あらかじめ決めた活動は全て行うようにする。
5: 自信を取り戻すため高めの負荷量を設定する。
うつ病の回復期の作業療法で適切なのはどれか。
1: 作業時間を延長する。
2: 作業の速さを求める。
3: 休息の取り方を教える。
4: 変化に富む構成にする。
5: 作業の完成度を求める。
60歳の女性。うつ病。夫と2人暮らし。1年前からうつ状態が遷延し、抑うつ気分や意欲の低下が強く、家事もできなくなり入院した。1か月でうつ状態がやや改善してきたが、記憶力減退を強く訴え、「自分は痴呆になった」との不安が強い。気分転換と生活リズムの回復を目的に作業療法が処方された。主治医からの留意事項として、薬の副作用によるふらつきへの配慮が指示されている。作業療法の初期評価で適切でないのはどれか。
1: 歩行の状態を把握する。
2: 日常生活の状況について尋ねる。
3: 発症に先立つ環境変化について情報収集する。
4: 高次脳機能検査を行う。
5: 患者が関心を持っている活動を聞く。
うつ病患者への対応で適切なのはどれか。
1: 積極性を促す。
2: 集団参加を促す。
3: 早期の退職を勧める。
4: 自殺の話題は扱わない。
5: 認知の特徴を把握する。
40歳の男性。うつ病。会社員。管理職に昇進後、父方のいとこがうつ状態で自殺したのを契機に、約3か月前から不眠、食欲不振、自信喪失および抑うつ気分を呈し、「仕事をする意欲がわかない。みんなに申し訳ない。」と言い、希死念慮が認められ入院となった。入院後1か月で症状が改善し、退院を目的に作業療法が処方された。作業療法で適切でないのはどれか。
1: 簡単で繰り返しのある構成的作業から導入する。
2: 導入時はグループ活動は避ける。
3: 作業量の少ない種目から導入する。
4: 自信をもつよう励ます。
5: 作品完成の目標について話し合う。
発病後間もないうつ病患者への対応で適切なのはどれか。
1: 気分転換になる活動を勧める。
2: 自殺についての話題は避ける。
3: 回復の可能性は高いことを強調する。
4: 心構えに問題があることを説明する。
5: 重大な決断は早く済ませるように促す。
成人のパーソナリティ障害への治療介入で正しいのはどれか。
1: 薬物療法は有効である。
2: 家族との連携を控える。
3: 早期に診断して患者に告知する。
4: 秩序を乱した行動に対して何も言わない。
5: 自傷行為などが頻回な場合は電気けいれん療法を行う。
うつ病患者の作業療法でみられやすい特徴はどれか。
1: 頻回の休息
2: 手順の省略
3: 学習性低下
4: 約束の遵守
5: 他者への依存
気分安定薬で再発の防止や頻度の減少が最も期待できる疾患はどれか。
1: 気分変調症
2: 血管性うつ病
3: 双極性障害
4: 適応障害
5: 非定型うつ病
神経症性障害患者の作業療法で正しいのはどれか。
1: 心気症状への傾聴が重要となる。
2: 転換症状がある場合は行わない。
3: 強迫症状に対しては反復作業を用いる。
4: 不安発作が完全に消失するまで行わない。
5: 離人症状では自傷行為の可能性を考慮する。
薬物依存で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.習慣性を形成する。イ.薬物中止によって離脱症状が出現する。ウ.使用頻度と使用量は反比例する。エ.強迫性障害の人が陥りやすい。オ.パニック障害になりやすい。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
うつ病患者の作業療法での留意点で適切なのはどれか。
1: 経験のある課題を選ぶ。
2: 選択する課題を増やす。
3: 自己決定場面を減らす。
4: 規則的な参加を促す。
5: 意欲を引き出す。
うつ病患者への対応で適切なのはどれか。
1: 「必ず回復します」
2: 「職場を変えてみましょう」
3: 「仕事はためずに早めにこなしましょう」
4: 「自殺のことは考えないようにしましょう」
5: 「あなたなしでは職場はうまくいきませんね」
薬物依存で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: パニック障害になりやすい。
2: 強迫性障害の人が陥りやすい。
3: 薬物摂取の自制が困難である。
4: 使用頻度と使用量は反比例する。
5: 薬物中止によって離脱症状が出現する。
作業療法の場面でうつ状態と躁状態に共通してみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 逸脱行為
2: 焦燥感の訴え
3: 自己評価の低下
4: 他者への干渉
5: 集中困難