第44回午後第14問の類似問題

第57回午後:第58問

胸部の解剖について正しいのはどれか。  

1: 縦隔後面は心臓である。

2: 肺栄養血管は肺動脈である。

3: 区域気管支は左右5本ずつある。

4: 胸骨柄と第3肋骨は関節を形成する。

5: 臓側胸膜と壁側胸膜は連続している。

  • 答え:5
  • 解説:この問題は胸部の解剖に関する知識を問うもので、正しい選択肢を選ぶことが求められています。選択肢の中で正しいものは、臓側胸膜と壁側胸膜が連続しているという選択肢5です。
  • 縦隔後面は脊柱であり、心臓ではありません。心臓は縦隔の下部中部に位置しています。この選択肢は誤りです。
  • 肺栄養血管は気管支動脈であり、肺動脈ではありません。肺動脈は肺機能血管です。この選択肢は誤りです。
  • 区域気管支は左右で本数が異なり、右肺には10本、左肺には8~10本あります。左右5本ずつではないため、この選択肢は誤りです。
  • 胸骨柄は鎖骨、第1肋骨、第2肋骨と関節を形成しており、第3肋骨とは関節を形成していません。この選択肢は誤りです。
  • 臓側胸膜と壁側胸膜は連続しており、正しい選択肢です。肺を被るのが臓側胸膜で、その外側にあるのが壁側胸膜です。この胸膜は一枚でくっついて連続しています。
  • 科目:解剖学(その他)
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第35回午後:第5問

正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.膵頭は膵尾に比べて細い。イ.膵臓は上大静脈に接している。ウ.膵尾の端は脾臓に接している。エ.総胆管は十二指腸に開口する。オ.胆嚢は左上腹部に位置する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第47回午後:第59問

視覚器で正しいのはどれか。  

1: 虹彩には瞳孔括約筋がある。

2: 眼動脈は外頸動脈の分枝である。

3: 視神経乳頭は眼球軸の外側にある。

4: 角膜には血管が多数分布している。

5: 網膜中心窩には錐体よりも杆体の方が多い。

第57回午後:第22問

図に示す神経支配領域と末梢神経の組合せで正しいのはどれか。 

57_1_22

1: ①―――腋窩神経

2: ②―――肋間上腕皮神経

3: ③―――尺骨神経

4: ④―――橈骨神経

5: ⑤―――正中神経

第49回午後:第3問

65歳の男性。右利き。左上下肢の脱力のため搬送された。頭部MRAを示す。閉塞している血管はどれか。 

49_1_3

1: 左前大脳動脈

2: 左中大脳動脈

3: 右後大脳動脈

4: 右内頸動脈

5: 脳底動脈

第54回午前:第53問

脳の解剖で誤っているのはどれか。  

1: 黒質は中脳にある。

2: 海馬は側頭葉にある。

3: 中小脳脚は中脳と小脳を連絡する。

4: 脳梁は左右の大脳半球を連絡する。

5: 中心溝は前頭葉と頭頂葉の間にある。

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、脳の解剖に関する知識を問うています。正しい選択肢は3で、中小脳脚は中脳と小脳を連絡するという記述が誤りです。
  • 選択肢1は正しいです。黒質は中脳に位置し、メラニンを持つニューロンからなる緻密部と、メラニンを持たないニューロンからなる網様部に分けられます。
  • 選択肢2は正しいです。海馬は側頭葉の海馬傍回の奥深くに位置し、脳の外表面からは見えません。
  • 選択肢3は誤りです。中小脳脚は小脳と橋を連絡する役割を持っています。上小脳脚、下小脳脚よりも大きな小脳脚であることも覚えておくと良いでしょう。
  • 選択肢4は正しいです。脳梁は左右の大脳皮質の相対する領野を連絡する線維のうち、新皮質のほぼ全域を結ぶ発達のよい線維群です。
  • 選択肢5は正しいです。中心溝(Rolando溝)は前頭葉と頭頂葉の間に位置し、中心溝より前方が前頭葉、中心溝より後方が頭頂葉となります。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第49回午後:第63問

運動負荷による臓器への血流配分について正しいのはどれか。  

1: 冠血流は減少する。

2: 肝血流は減少する。

3: 腎血流は増加する。

4: 脳血流は増加する。

5: 皮膚血流は減少する。

第56回午前:第57問

上大静脈と下大静脈とを結ぶ静脈はどれか。  

1: 奇静脈

2: 鎖骨下静脈

3: 上腸管膜静脈

4: 腎静脈

5: 脾静脈

  • 答え:1
  • 解説:奇静脈は上大静脈と下大静脈を結ぶ静脈であり、他の選択肢は異なる部位や機能を持つ静脈である。
  • 奇静脈は正解であり、上大静脈と下大静脈を結ぶ静脈である。これにより、上半身と下半身の静脈血が交流される。
  • 鎖骨下静脈は間違いであり、内頸静脈と合わさり腕頭静脈になる。これは上肢や頭部からの静脈血を上大静脈に運ぶ役割がある。
  • 上腸管膜静脈は間違いであり、小腸、上行結腸、横行結腸から静脈血を集め、門脈につながる。これは消化器官からの栄養素を肝臓に運ぶ役割がある。
  • 腎静脈は間違いであり、腎臓と下大静脈を結ぶ静脈である。これは腎臓で濾過された血液を下大静脈に戻す役割がある。
  • 脾静脈は間違いであり、脾臓から静脈血を集め、門脈につながる。これは脾臓で処理された血液を肝臓に運ぶ役割がある。
  • 科目:解剖学(その他)
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第57回午前:第90問

脳梗塞の発生部位と出現する症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: Broca領域 ── 遂行機能障害

2: 右小脳半球 ── 左上下肢の運動失調

3: 右内包後脚 ── 左上下肢の運動麻痺

4: 左前頭葉 ── 左半側空間無視

5: 左放線冠 ── 感覚性失語

  • 答え:3
  • 解説:脳梗塞の発生部位によって出現する症状は異なります。この問題では、それぞれの部位における症状を正確に理解することが求められています。
  • Broca領域は運動性失語の症状が現れる部位であり、遂行機能障害は前頭葉で見られるため、この選択肢は誤りです。
  • 右小脳半球では、右(同側)上下肢の運動失調が見られるため、この選択肢は誤りです。小脳半球の症状には、同側上下肢の運動失調や筋緊張の低下が含まれます。
  • 右内包後脚では、左上下肢の運動麻痺が見られるため、この選択肢は正しいです。
  • 左前頭葉では非流暢性失語が見られるため、この選択肢は誤りです。左半側空間無視は、右頭頂葉後部で見られる症状です。
  • 左放線冠は部位によって様々な症状が現れますが、感覚性失語はWernicke領域で見られるため、この選択肢は誤りです。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午後:第16問

誤っているのはどれか。  

1: 肝右葉は左葉より厚く大きい。

2: 肝横隔面上縁は第5肋骨の高さにある。

3: 肝臓の栄養血管は門脈である。

4: 肝静脈は下大静脈に連なる。

5: 総胆管は大十二指腸乳頭に開く。

第40回午後:第17問

誤っているのはどれか。  

1: 肝右葉は左葉より厚く大きい。

2: 肝横隔面上縁は第5肋骨の高さにある。

3: 肝臓の栄養血管は門脈である。

4: 肝静脈は下大静脈に連なる。

5: 総胆管は大十二指腸乳頭に開く。

第42回午後:第10問

中枢神経系の系統発生と分化で正しいのはどれか。  

1: 海馬は大脳皮質で最も新しい。

2: 小脳半球は虫部より新しい。

3: 線条体は間脳に属する。

4: 橋は中脳から分化した。

5: 延髄は脊髄から分化した。

第50回午前:第58問

胸部の解剖について正しいのはどれか。  

1: 縦隔の後面は心臓である。

2: 肺の栄養血管は肺動脈である。

3: 区域気管支は左右10本ずつある。

4: 第3肋骨は胸骨柄と関節を形成する。

5: 臓側胸膜と壁側胸膜とは連続している。

第57回午前:第54問

自律神経作用と支配する節前ニューロンの起始レベルとの組合せで正しいのはどれか。  

1: 細気管支の収縮 ── 頸 髄

2: 顔面の汗腺の発汗 ── 延 髄

3: 消化管蠕動の亢進 ── 腰 髄

4: 瞳孔散大筋の収縮 ── 胸 髄

5: 内尿道括約筋の収縮 ── 仙 髄

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、自律神経作用とそれを支配する節前ニューロンの起始レベルを正しく組み合わせた選択肢を選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、瞳孔散大筋の収縮と胸髄であるため、選択肢4が正解です。
  • 細気管支の収縮は、迷走神経が起始であり、頸髄ではなく延髄レベルであるため、選択肢1は誤りです。
  • 顔面の汗腺の発汗は、延髄ではなく胸髄が起始レベルであるため、選択肢2は誤りです。
  • 消化管蠕動の亢進は、迷走神経が起始であり、腰髄ではなく延髄レベルであるため、選択肢3は誤りです。
  • 瞳孔散大筋の収縮は、胸髄が起始レベルであるため、選択肢4は正しいです。瞳孔散大筋は、交感神経系によって支配され、緊張や興奮などの状況で瞳孔が拡大することがあります。
  • 内尿道括約筋の収縮は、仙髄ではなく腰髄が起始レベルであるため、選択肢5は誤りです。内尿道括約筋は、排尿を制御するための筋肉で、骨盤底筋群の一部を構成しています。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午後:第64問

脳血管障害で正しい組合せはどれか。  

1: 脳出血-夜間就眠中に発症することが多い。

2: くも膜下出血-突発的に発症する。

3: 脳血栓-数分で症候は完成する。

4: 脳塞栓-症候の完成までに1~2日を要する。

5: 一過性脳虚血発作-血圧の上昇で発症する。

第47回午後:第57問

左肺の内側面が接するのはどれか。2つ選べ。  

1: 食道

2: 奇静脈

3: 大動脈弓

4: 上大静脈

5: 下大静脈

第35回午後:第28問

大脳辺縁系について誤っているのはどれか。  

1: 海馬は探索行動と深い関係がある。

2: 海馬は前頭葉の一部である。

3: 乳頭体はパペツ回路の一部で感情発現と関連する。

4: 扁桃体は食欲、性欲に関連した中枢である。

5: 扁桃体は大脳基底核に分類される。

第41回午後:第15問

触診部位で誤っているのはどれか。  

1: 浅側頭動脈 - 外耳孔の前方

2: 上腕動脈 - 上腕前面橈側部

3: 橈骨動脈 - 前腕掌側外側遠位部

4: 大腿動脈 - 大腿三角内

5: 後脛骨動脈 - 足関節内果後方

第38回午後:第10問

脳神経核と存在部位との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 動眼神経-中脳

2: 迷走神経-延髄

3: 外転神経-橋

4: 舌下神経-延髄

5: 副神経-中脳

第43回午後:第24問

大脳辺縁系について誤っているのはどれか。  

1: 海馬は陳述記憶と深い関係がある。

2: 海馬は前頭葉の一部である。

3: 乳頭体はPapez(パペッツ)回路の一部をなす。

4: 扁桃体は食欲、性欲に関連した中枢である。

5: 大脳辺縁系は発生学的に古い。