第43回午前第44問の類似問題

第55回午後:第56問

動脈と触知可能な部位との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 上腕動脈―――上腕二頭筋後内側縁

2: 橈骨動脈―――前腕掌側面の外側遠位部

3: 大腿動脈―――Scarpa三角内

4: 足背動脈―――足背の長母指伸筋腱と長指伸筋腱の間

5: 後脛骨動脈――外果後方

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、動脈と触知可能な部位の組み合わせが正しいかどうかを判断する必要があります。正しい組み合わせは、動脈がその部位を通っていて、触診によって確認できることを意味します。
  • 上腕動脈は、大胸筋下縁で烏口腕筋と上腕二頭筋の内側後縁に沿って下行し、腋窩の中央に向かう。上腕動脈は、すべての部位で触知可能であるため、この組み合わせは正しいです。
  • 橈骨動脈は、上腕二頭筋の停止腱の深層から腕橈骨筋の深層を通り、腕橈骨筋の停止腱と橈側手根屈筋の停止腱の間を下行する。前腕掌側面の外側遠位部の、腕橈骨筋の停止腱と橈側手根屈筋の停止腱の間で触知可能であるため、この組み合わせは正しいです。
  • 大腿動脈は、鼠径部の中点と大腿骨内転筋結節とをらせん状に結んだ線上に位置し、内転筋腱裂孔の高さで膝窩動脈に移行する。大腿三角(Scarpa三角)を通る部位で触知できるほか、縫工筋内側縁のすぐ内側を外側後方へ向かって圧迫することでも触知可能であるため、この組み合わせは正しいです。
  • 足背動脈は、後脛骨動脈から移行した部分で、足背の長母指伸筋腱と長指伸筋第2趾腱の間で触知可能であるため、この組み合わせは正しいです。
  • 後脛骨動脈は、長趾屈筋の外側を走行する。ヒラメ筋上縁付近で触知できるほか、下腿後面の脛骨内果とアキレス腱との間で触知可能である。しかし、外果後方では触知できないため、この組み合わせは誤りです。
  • 科目:解剖学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第57回午前:第72問

膝関節屈曲運動の制限に関与するのはどれか。  

1: 斜膝窩靱帯の緊張

2: 前十字靱帯の緊張

3: 大腿後面と下腿後面の接触

4: 大腿骨の転がり運動の出現

5: 内側側副靱帯の緊張

  • 答え:3
  • 解説:膝関節屈曲運動の制限に関与するのは大腿後面と下腿後面の接触である。これは筋腹の接触により運動が制限されるためである。
  • 斜膝窩靱帯の緊張は、膝関節伸展と外旋の制限に関与しているため、屈曲運動の制限には関与しない。
  • 前十字靱帯の緊張は、膝関節伸展と内旋の制限に関与しているため、屈曲運動の制限には関与しない。
  • 大腿後面と下腿後面の接触は、膝関節屈曲運動の制限に関与する。これは筋腹の接触により運動が制限されるためである。
  • 膝関節完全伸展位から屈曲初期時に大腿骨の転がり運動が出現するが、これは正常な動きであり制限に関与しない。
  • 内側側副靱帯の緊張は、膝関節伸展と内旋の制限に関与しているため、屈曲運動の制限には関与しない。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第39回午後:第44問

関節可動域で誤っているのはどれか。  

1: 手指屈曲は手関節掌屈で小さくなる。

2: 股関節屈曲は膝関節伸展で小さくなる。

3: 膝関節屈曲は股関節伸展で小さくなる。

4: 足関節背屈は膝関節屈曲で小さくなる。

5: 足指屈曲は足関節底屈で小さくなる。

第35回午前:第60問

治療体操と疾患との組合せで誤っているのはどれか。  

1: コッドマン体操-五十肩

2: ベーラー体操-腰椎すべり症

3: ウイリアムス体操-腰痛症

4: クラップ体操-側弯症

5: バージャー体操-下肢循環障害

第34回午後:第46問

誤りはどれか。  

1: 坐骨大腿靭帯は股伸展を制限する。

2: 腸骨大腿靭帯は股内転を制限する。

3: 半腱様筋の収縮は股外旋を制限する。

4: 恥骨筋の収縮は股外転を制限する。

5: 半膜様筋の収縮は股内旋を制限する。

第56回午後:第3問

Danielsらの徒手筋力テストで、段階2の測定肢位で正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、関節可動域には異常がないものとする。 

56_1_3

第47回午後:第23問

手関節屈曲(掌屈)の作用があるのはどれか。2つ選べ。  

1: 長母指外転筋

2: 短母指伸筋

3: 方形回内筋

4: 母指内転筋

5: 深指屈筋

第41回午前:第2問

ダニエルスらの徒手筋力テストを図に示す。筋と筋力段階との組合せで正しいのはどれか。 

41_0_2

1: 左外腹斜筋、右内腹斜筋-筋力5(Normal)

2: 右外腹斜筋、左内腹斜筋-筋力5(Normal)

3: 左外腹斜筋、右内腹斜筋-筋力4(Good)

4: 右外腹斜筋、左内腹斜筋-筋力4(Good)

5: 左外腹斜筋、左内腹斜筋-筋力4(Good)

第47回午前:第72問

筋と体幹の運動の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 最長筋 ― 伸展

2: 腹直筋 ― 屈曲

3: 腰方形筋 ― 回旋

4: 外腹斜筋 ― 回旋

5: 内腹斜筋 ― 回旋

第52回午前:第72問

股関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。  

1: 屈曲――――梨状筋

2: 伸展――――大腰筋

3: 内転――――薄筋

4: 内旋――――上双子筋

5: 外旋――――半腱様筋

第34回午前:第94問

関節可動域測定(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか。  

1: 肩関節屈曲では前腕を中間位とする。

2: 肘関節屈曲では前腕を中間位とする。

3: 前腕回内では肘を90゜屈曲とする。

4: 手関節橈屈では前腕を回内位とする。

5: 手関節屈曲(掌屈)では前腕を中間位とする。

第39回午後:第83問

誤っている組合せはどれか。  

1: 熱傷-瘢痕拘縮

2: 手掌腱膜-デュプイトラン拘縮

3: 筋阻血-筋性斜頸

4: 関節リウマチ-骨性強直

5: 五十肩-関節包癒着

第41回午前:第1問

ダニエルスらの徒手筋力テスト(筋力5:Normal)で誤っているのはどれか。   

41_0_1

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第36回午前:第34問

ダニエルスらの徒手筋力テストを図に示す。筋と筋力段階との組合せで正しいのはどれか。 

36_0_34

1: 右外腹斜筋、左内腹斜筋-筋力5(Normal)

2: 左外腹斜筋、右内腹斜筋-筋力5(Normal)

3: 右外腹斜筋、左内腹斜筋-筋力4(Good)

4: 左外腹斜筋、右内腹斜筋-筋力4(Good)

5: 左外腹斜筋、左内腹斜筋-筋力4(Good)

第48回午前:第1問

Danielsらの徒手筋力テスト(足関節底屈のテスト)を図1及び図2に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。 

48_0_1

1: 図1で、最大可動範囲で踵持ち上げを15回行えれば段階5である。

2: 図1で、可動範囲の一部で踵持ち上げを1回以上行えれば段階4である。

3: 図2で、完全な底屈運動ができて最大抵抗に負けずに保てれば段階3である。

4: 図2で、完全な底屈運動ができるが抵抗に耐えられなければ段階2である。

5: 図2で、可動範囲の一部分だけ動かせれば段階2-である。

第41回午後:第4問

付着部と筋との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 大結節-棘上筋

2: 小結節-大胸筋

3: 烏口突起-小胸筋

4: 上腕骨内側上顆-長掌筋

5: 大転子-小殿筋

第42回午後:第6問

肩甲骨に付着する筋で誤っている組合せはどれか。  

1: 小胸筋-烏口突起

2: 大円筋-下角

3: 前鋸筋-内側縁

4: 肩甲挙筋-上角

5: 上腕三頭筋-関節上結節

第43回午前:第42問

Danielsらの徒手筋力テストを仰臥位で行うのはどれか。2つ選べ。  

1: 前鋸筋 - 段階1(Trace)

2: 大胸筋 - 段階5(Normal)

3: 中殿筋 - 段階2(Poor)

4: 後脛骨筋 - 段階4(Good)

5: 腓腹筋 - 段階3(Fair)

第37回午前:第1問

肩関節屈曲(前方挙上)で代償運動を使っていないのはどれか。  

37_0_1

第46回午前:第2問

図1から図2へと固定法を変えたとき、被験者の体幹の伸展角度が変化した。被験者の機能障害はどれか。 

46_0_2

1: 大腿四頭筋の筋力低下

2: 腸腰筋の筋力低下

3: 大殿筋の筋力低下

4: 股関節の可動域制限

5: 下肢の運動失調