第43回午前第10問の類似問題

第48回午後:第6問

50歳の女性。右上腕短断端切断。受傷後3か月経過。図のような上腕義手を製作した。パーツの名称で正しいのはどれか。 

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1: ①ミュンスター型ソケット

2: ②単軸肘ブロック継手

3: ③肘コントロールケーブル

4: ④ターミナル(回り端子)

5: ⑤能動ハンド

第49回午後:第35問

手指の拘縮・変形とその原因の組合せで正しいのはどれか。  

1: Volkmann拘縮 ― 上腕の阻血

2: Dupuytren拘縮 ― 手掌腱膜の断裂

3: ボタンホール変形 ― PIP関節の伸筋腱断裂

4: スワンネック変形 ― DIP関節の屈筋腱断裂

5: 槌指変形 ― MP関節の屈筋腱断裂

第34回午前:第25問

25歳の男性。上腕骨骨幹部骨折。肘関節を含む固定を5週施行後、肘関節可動域訓練を開始した。その3週後から訓練時、肘関節に疼痛が増加し、熱感と腫脹とが出現した。原因として考えられるのはどれか。  

1: 骨折部偽関節

2: 異所性骨化

3: 肘関節強直

4: 肩手症候群

5: 血栓性静脈炎

第53回午後:第7問

20歳の男性。頸髄完全損傷。手指屈曲拘縮以外の関節可動域制限はない。食事の際のフォークの把持と口元へのリーチの場面を示す。この動作が獲得できる頸髄損傷患者のZancolliの四肢麻痺上肢機能分類の最上位レベルはどれか。 

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1: C5A

2: C6A

3: C6B2

4: C7A

5: C8B

第55回午後:第9問

30歳の女性。上腕切断標準断端。上腕義手は差し込み式ソケット、8字ハーネス、複式コントロールケーブルシステム、随意開き式能動フックで構成されている。適合判定の際、肘90°屈曲位で手先具が完全には開かなかった。原因として考えられるのはどれか。  

1: フックのゴムが弱い。

2: ケーブルハウジングが短かすぎる。

3: 残存肢の肩甲帯の筋力が低下している。

4: 前腕支持部のトリミングが不良である。

5: 切断肢の肩関節の回旋可動域に制限がある。

第34回午前:第35問

17歳の女子。転換性障害。高校1年の2学期終了前にボーイフレンドと別れてから欠席がちとなり、頭痛、肩こり、無気力を訴えた。進級後も欠席が多く大学病院を受診したが、症状の改善がみられず2か月入院した。入院中に手首を切ったことがある。その後、復学したが教室で頻回に倒れ再入院となった。復学を目的に作業療法が処方された。作業療法開始後、1か月経過。作業療法室で突然に転倒することが頻回にあるが、けがはない。転倒時の作業療法士の対応で適切なのはどれか。  

1: 倒れた状態を確認してそのまま観察する。

2: ベルトをゆるめたり、ボタンをはずしたりして呼吸を楽にする。

3: 抱き起こして意識の有無を確認する。

4: すぐに主治医を呼び手当をしてもらう。

5: 周りの患者に手伝ってもらい別室に運び休ませる。