小児の歩行で正しいのはどれか。
1: 独歩開始時から踵接地がみられる。
2: 歩幅に対する歩隔の比率は発達とともに増加する。
3: 両脚支持期は発達とともに増加する。
4: ケイデンスは発達とともに減少する。
5: 上肢肢位は発達とともに挙上位となる。
痙直型両麻痺児の歩行の特徴で誤っているのはどれか。
1: 体幹の側方動揺が大きい。
2: 股・膝関節の屈曲が大きい。
3: 股関節が内転位になりやすい。
4: 足先から接地する。
5: 上肢は伸展位をとる。
脳性麻痺痙直型両麻痺児の歩行の特徴で正しいのはどれか。
1: 重心の上下動が小さい。
2: 骨盤の回旋が大きい。
3: 股関節の内旋が大きい。
4: 歩幅が大きい。
5: 歩行率が小さい。
正常歩行で誤っているのはどれか。
1: 重心点の高さは踵接地期に最低となる。
2: 骨盤後傾は立脚相中期に最大となる。
3: 骨盤の支持脚側への側方移動は股内転によって起こる。
4: 股関節は遊脚相初期から屈曲する。
5: 膝関節は立脚相後半に伸展する。
痙直型両麻痺児の歩行の特徴で正しいのはどれか。
1: 体幹の動揺は少ない。
2: 肩関節は内転位になりやすい。
3: 肘関節は伸展位になりやすい。
4: 股関節は内転位になりやすい。
5: 膝関節は伸展位になりやすい。
12歳の女児。痙直型両麻痺。膝歩きの様子(別冊No. 10)を別に示す。本児の動作を正常と比較した場合の特徴で正しいのはどれか。
1: 支持基底面が狭い。
2: 重心の側方移動が小さい。
3: 重心の位置が低い。
4: 上肢の筋緊張が低い。
5: 体幹の軸回旋が大きい。
歩行時に若年者よりも高齢者の方が大きいのはどれか。
1: 歩 隔
2: 歩 幅
3: 骨盤回旋
4: 遊脚相/立脚相比
5: 頭部の上下動の振幅
正常運動発達に関する組合せで誤っているのはどれか。
1: 3か月-自動歩行
2: 8か月-つかまり立ち
3: 12か月-始 歩
4: 2歳-転倒しないで走れる
5: 3歳-片足立ち
Down症候群の子どもの運動発達の特徴で適切なのはどれか。
1: 後弓反張
2: はさみ脚歩行
3: スカーフ徴候陰性
4: シャフリング移動
5: 緊張性迷路反射亢進
高齢者の歩行の特徴で正しいのはどれか。
1: 若年者と同じ速度で歩く場合は歩調を多くとる。
2: 若年者に比べて遊脚相/立脚相比が増加する。
3: 若年者に比べて骨盤の水平回旋は大きくなる。
4: 若年者に比べて頭部の上下動の振幅は大きくなる。
5: 若年者に比べて床反力垂直成分の変化は大きい。
健常児の発達指標と年齢との組合せで誤っているのはどれか。
1: 頸 定-4か月
2: 寝返り-6か月
3: 支えなしで座る-7か月
4: つかまって立ち上がる-12か月
5: 上手に歩く-15か月
若年者と比較した高齢者の歩行で正しいのはどれか。
1: 歩隔は狭くなる。
2: 歩幅は大きくなる。
3: 腕の振りは減少する。
4: 両脚支持期は短くなる。
5: 遊脚相における足尖と床面との距離は大きくなる。
正常歩行について正しいのはどれか。
1: 足関節は1歩行周期に背屈と底屈とが2回生じる。
2: 股関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが2回生じる。
3: 膝関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが1回生じる。
4: 一側下肢の立脚相と遊脚相の割合は7:3である。
5: 高齢者では歩行比が大きくなる。
正常歩行について正しいのはどれか。
1: 肩関節は同側の踵接地時に最大屈曲位となる。
2: 膝関節は踵接地直後に伸展する。
3: 骨盤は水平面において回旋運動をする。
4: 骨盤は前額面において水平に保たれる。
5: 骨盤は遊脚側へ側方移動する。
Down症児の初期の腹臥位での移動の特徴はどれか。
1: 股関節の外転
2: 伸展側下肢の尖足傾向
3: 上肢の過剰な引き込み
4: 緊張性迷路反射の残存
5: 下肢運動の交互性の欠如
正常動作の発達の順序で誤っているのはどれか。
1: 腹臥位で頭を上げられる。→寝返りができる。
2: 寝返りができる。→座位保持ができる。
3: 四つ這いができる。→つかまり立ちができる。
4: その場ジャンプができる。→ 手すりにつかまって階段を登れる。
5: 片足立ちができる。→ スキップができる。
正常歩行について正しいのはどれか。
1: 股関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが2回生じる。
2: 膝関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが1回生じる。
3: 足関節は1歩行周期に背屈と底屈とが2回生じる。
4: 一側下肢の立脚相と遊脚相の割合は7:3である。
5: 高齢者では歩行比が大きくなる。
脳卒中片麻痺による痙性歩行の患肢の特徴で誤っているのはどれか。
1: 立脚期の短縮
2: 遊脚期の股関節内旋
3: 尖 足
4: 足部の内反
5: 反張膝
大腿骨頭すべり症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 女児より男児に多い。
2: 肥満の児童より痩せた児童に多い。
3: 片側より両側発症が多い。
4: Duchenne歩行が特徴である。
5: 股関節は外旋位拘縮を生じやすい。
立位姿勢時の重心について正しいのはどれか。
1: 仙骨の後方にある。
2: 閉眼すると後方に移動する。
3: 小児は相対的に成人より足底に近い。
4: 重心線は膝関節中心の後方1~2 cmを通る。
5: 重心動揺面積は老年期には加齢に伴い増大する。