第41回午前第35問の類似問題

第50回午前:第12問

4歳の男児。痙直型両麻痺。GMFCS(gross motor function classification system)レベルⅢ。立位姿勢を図に示す。理学療法で適切なのはどれか。 

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1: 股関節内旋筋の促通

2: ハムストリングスの促通

3: 腹筋群と殿筋群の同時収縮の促通

4: 長下肢装具の使用

5: 両側T字杖の使用

第39回午前:第58問

デュシェンヌ型筋ジストロフィー症の特徴で適切でないのはどれか。  

1: 登はん性起立

2: 立位での腰椎後弯

3: 膝関節の屈曲拘縮

4: 腓腹筋の仮性肥大

5: 動揺性歩行

第39回午前:第63問

デュシェンヌ型筋ジストロフィー症の特徴で適切でないのはどれか。  

1: 登はん性起立

2: 立位での腰椎後弯

3: 膝関節の屈曲拘縮

4: 腓腹筋の仮性肥大

5: 動揺性歩行

第38回午前:第51問

デュシェンヌ型筋ジストロフィーのステージ(厚生省筋萎縮症研究班機能障害度分類による。)で、物につかまって5 m以上歩けるが、椅子から起立不能であるのはどれか。  

1: ステージI

2: ステージII

3: ステージIII

4: ステージIV

5: ステージV

第54回午前:第11問

30歳の男性。アテトーゼ型脳性麻痺。頸椎症性脊髄症を発症し、歩行不能となった。電動車椅子を導入し、練習開始後2週で施設内自走が可能となったが、壁への衝突等があるために見守りが必要である。上肢操作向上を目的とした作業療法で適切なのはどれか。  

1: 貼り絵をする。

2: 木工で鋸を使う。

3: ドミノを並べる。

4: 版画で彫刻刀を使う。

5: 革細工でスタンピングをする。

  • 答え:1
  • 解説:アテトーゼ型脳性麻痺の患者に対して上肢操作向上を目的とした作業療法として、貼り絵が適切である。貼り絵は指と手のコントロールを練習でき、失敗が少ないため効果的である。
  • 貼り絵は適切な作業療法である。小さな紙をのりで貼って絵を描くことで、指と手を机上でコントロールする運動が練習できる。また、不随意運動が出ても、のりで固定された紙片は動かないため、失敗が少ない点も良い。
  • 鋸を使った木工は適切ではない。上肢筋力を増強できるが、運動方向が前後に限られ、巧緻性に対してのアプローチではないため、電動車椅子の操作のための効果は限定的である。また、アテトーゼ型では不随意運動がみられるため、鋸の使用は危険性が高い。
  • ドミノを並べるのは上肢運動機能の練習になるが、アテトーゼ型のために失敗が多くなることが予測され、貼り絵のほうが望ましいと考えられる。
  • 彫刻刀を使う版画は適切ではない。アテトーゼ型の場合、不随意運動により、彫刻刀を使用することで外傷を負う危険がある。
  • 革細工でスタンピングをするのは適切ではない。アテトーゼ型の場合、不随意運動により正確に打刻ができず、スタンパーを持つ手を叩いてしまう危険がある。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第50回午前:第8問

62歳の男性。5年前に脊髄小脳変性症と診断され、徐々に歩行障害が進行している。体幹失調が顕著で、下肢には協調運動障害があるが筋力は保たれている。歩隔をやや広くすることで左右方向は安定しているが、前後方向への振り子様の歩容がみられる。最近になって自力歩行が困難となり、理学療法で歩行器を用いた歩行を練習している。この患者の歩行器に工夫すべき点で適切なのはどれか。  

1: サドル付型を用いる。

2: ピックアップ型を用いる。

3: 歩行器は軽量のものを選ぶ。

4: 上肢支持面の側方に重錘を装着する。

5: 上肢支持面は前腕部で支持できる高さにする。

第43回午前:第11問

頸髄損傷者(第6頸髄節まで機能残存)が肘での体重支持を練習している姿勢の写真(別冊No. 5)を別に示す。この練習の目的動作はどれか。2つ選べ。ア.寝返りイ.上着の着脱ウ.足上げ動作エ.ズボンの着脱オ.ベッド上での移動  

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1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第39回午前:第57問

デュシェンヌ型筋ジストロフィーのADL(厚生省筋萎縮症研究班機能障害分類による。)について適切でないのはどれか。  

1: ステージ2-階段昇降が片手手すりで可能

2: ステージ3-椅子からの起立可能

3: ステージ4-独歩で5 m以上可能

4: ステージ5-歩行器歩行が可能

5: ステージ6-ずり這い可能

第49回午前:第9問

5歳の男児。アテトーゼ型四肢麻痺。未定頸で体幹のコントロールは悪く、自力での寝返りと座位保持はできない。臥位姿勢では、下肢のはさみ肢位を伴う後弓姿勢がしばしばみられ、緊張性頸反射と緊張性迷路反射は残存している。この児に座位保持装置を作製する際に必要な調整で誤っているのはどれか。  

1: ヘッドレストを付ける。

2: リクライニング式にする。

3: 胸ベルトを付ける。

4: 座面を水平に保つ。

5: 骨盤ベルトを付ける。

第56回午後:第16問

8歳の男児。脳性麻痺による痙直型四肢麻痺。背臥位姿勢と引き起こし時に図のように対応する。この児の車椅子の設定として適切なのはどれか。 

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1: 座面を床面と平行にする。

2: 平面形状の座面を使用する。

3: 胸と骨盤をベルト固定する。

4: 背もたれの高さは肩までとする。

5: 背もたれの角度は床面と垂直に固定する。

第39回午前:第17問

6歳の痙直型脳性麻痺児。図はバルーン上で動的座位バランスを促す訓練の開始姿勢である。望ましくない反応はどれか。 

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1: バルーン上で万歳をしたとき、頭頸部と体幹を垂直に維持する。

2: バルーンを斜め前方に動かしたとき、両上肢が斜め後方に挙上する。

3: バルーンを斜め後方に動かしたとき、両上肢が斜め前方に挙上する。

4: バルーンを後方に動かしたとき、両上肢が後方に挙上する。

5: バルーンを右に動かしたとき、左上下肢が側方に挙上する。

第53回午後:第45問

Duchenne型筋ジストロフィーのステージ5(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)に対する理学療法で優先度が高いのはどれか。  

1: 座位保持練習

2: 体幹装具の使用

3: 徒手での咳嗽介助

4: 下肢の漸増抵抗運動

5: 椅子からの立ち上がり練習

第42回午後:第86問

筋ジストロフィーで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: デュシェンヌ型は男児に発症する。

2: デュシェンヌ型では心筋障害はまれである。

3: 肢帯型は常染色体優性遺伝である。

4: 顔面肩甲上腕型は仮性肥大が特徴である。

5: 先天性筋ジストロフィー(福山型)は精神遅滞を伴う。

第37回午前:第22問

6歳の女児。痙直型脳性麻痺。就学に備えた作業療法を外来で行っている。歩行器と短下肢装具を用いて屋内を歩くことができる。この児が使用する椅子で適切でないのはどれか。  

1: 座面は両足底が床につく高さにする。

2: 座面に内転防止のパッドをつける。

3: 背もたれにヘッドレストをつける。

4: 体幹側屈防止のパッドをつける。

5: アームレストで前腕支持を助ける。

第46回午後:第14問

4歳の男児。脳性麻痺痙直型両麻痺。図のような理学療法を行っている。訓練目的として誤っているのはどれか。 

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1: 上肢パラシュート反応の促通

2: 股関節内転筋の緊張抑制

3: 股関節伸展筋の促通

4: 体幹伸展筋の促通

5: 膝屈曲筋の促通

第55回午後:第6問

Duchenne型筋ジストロフィーの患者が床から立ち上がる様子を図に示す。厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類によるステージはどれか。 

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1: ステージ2

2: ステージ4

3: ステージ5

4: ステージ6

5: ステージ8

第50回午後:第13問

5歳の男児。脳性麻痺で痙直型四肢麻痺である。粗大運動機能は側臥位までの寝返りが可能。背臥位と背臥位から引き起こしたときの状態を図に示す。臨床症状として可能性が低いのはどれか。 

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1: 足クローヌス陽性

2: 下肢の伸筋共同運動

3: 緊張性迷路反射の残存

4: パラシュート反応陽性

5: 股関節外転の可動域制限

第38回午前:第20問

5歳のアテトーゼ型脳性麻痺児。介助立位では足底を持続して床に着いていられない。上肢運動年齢テストは24か月である。本児の手を使う作業活動中の配慮として適切でないのはどれか。  

1: 体幹ベルト付きコーナーチェアを使用する。

2: 椅子座位では股関節と膝関節を90゚以上屈曲させる。

3: 椅子座位では裸足にして感覚を刺激する。

4: レッグレストにベルトを付け下腿を固定する。

5: 臀部が前方にずれないよう滑り止めを用いる。

第50回午後:第92問

Duchenne型筋ジストロフィーの特徴で正しいのはどれか。  

1: 下肢筋力が上肢筋力より早く低下する。

2: 出生時から筋緊張低下がみられる。

3: 15~20歳で歩行不能となる。

4: 常染色体劣性遺伝である。

5: ミオトニア現象を認める。

第46回午後:第13問

46歳の男性。脊髄小脳変性症。最近、歩行が不安定となり、壁を伝うことが多くなってきた。片脚起立は困難。複視と眼振が強く、日常生活でも気分不良となる。理学療法として適切なのはどれか。  

1: 継ぎ足歩行

2: Frenkel体操

3: 号令を用いた歩行

4: バランスボードを用いた起立訓練

5: リズミック・スタビリゼーション