第40回午後第58問の類似問題

第45回午前:第19問

25歳の男性。幼いころから言語発達と学業成績は良好であったが、固執性が強く友人との関係は保てなかった。製造業に就職し業務成績も良かったが、研修中に状況を無視した言動によって同僚とのトラブルが増え、上司に伴われて精神科を受診した。考えられるのはどれか。  

1: 自閉症

2: 学習障害

3: Rett症候群

4: Asperger症候群

5: 注意欠陥多動性障害

第42回午前:第90問

解離性障害の症状で適切でないのはどれか。  

1: 健忘

2: 遁走

3: 妄想気分

4: 失見当識

5: 多重人格

第41回午後:第57問

中学生の心理発達における特徴はどれか。  

1: 性の相違を理解する。

2: 自我同一性が完成する。

3: 教師や指導者に従順である。

4: 第二次性徴への戸惑いがある。

5: 友人関係より親子関係を重視する。

第53回午後:第79問

中学生の心理発達における特徴はどれか。  

1: 性の相違を理解する。

2: 自我同一性が完成する。

3: 教師や指導者に従順である。

4: 第二次性徴への戸惑いがある。

5: 友人関係より親子関係を重視する。

  • 答え:4
  • 解説:中学生の心理発達の特徴は、第二次性徴への戸惑いがあることです。この時期は、身体的な変化や性的な興味が高まることから、戸惑いや不安を感じることが多いです。
  • 性の相違を理解するのは、幼児期の特徴です。この時期には、自分と異性の違いを認識し始めますが、中学生の心理発達の特徴ではありません。
  • 自我同一性が完成するのは、青年期後半の特徴です。この時期には、自分のアイデンティティを確立し、自己と他者との関係を理解するようになりますが、中学生の心理発達の特徴ではありません。
  • 教師や指導者に従順であるのは、学童期の特徴です。この時期には、規則や権威を尊重し、従順な態度を示すことが多いですが、中学生の心理発達の特徴ではありません。
  • 第二次性徴への戸惑いがあるのは、思春期の中学生の特徴です。この時期は、身体的な変化や性的な興味が高まることから、戸惑いや不安を感じることが多いです。この選択肢が正しい答えです。
  • 友人関係より親子関係を重視するのは、幼児期から学童期の前半の時期の特徴です。この時期には、親や家族との関係が重要であり、友人関係はそれほど重視されませんが、中学生の心理発達の特徴ではありません。
  • 科目:臨床心理学
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第38回午前:第79問

精神分裂病(統合失調症)患者の作業場面の行動特徴でないのはどれか。  

1: 場面に応じた対応が混乱しやすい。

2: 全体の会話の流れから外れやすい。

3: 複数の課題を同時に遂行するのが苦手である。

4: 作業手順に慣れるのが早い。

5: 待てないで先を急ごうとする。

第39回午前:第38問

20歳の男性。統合失調症(精神分裂病)。 1か月前、街中で「誰もがお前を殺してやると言っている。やられる前にやらなければ」と言って暴れたため入院。入院後も「お前なんか殺してやると言われるので不安で落ち着かない」という訴えが続いている。「やられる前にやらなければ」という考えのもとにある症状はどれか。  

1: 自閉

2: 強迫観念

3: 被害妄想

4: 作為体験

5: 感情鈍麻

第39回午後:第74問

統合失調症(精神分裂病)について誤っているのはどれか。  

1: 多くが30歳までに発症する。

2: 発病率は女性の方が高い。

3: 患者の子供での発病率は一般人口の発病率よりも高い。

4: 我が国では精神科入院患者に占める割合が最も多い。

5: 再発予防には薬物療法が必要である。

第48回午後:第30問

姿勢保持障害の原因で痙直型脳性麻痺児の特徴はどれか。  

1: 注意集中困難による多動

2: 身近な感覚遊びによる常同行動

3: 全身の低緊張による耐久性低下

4: 身体接触面から受ける触覚の異常

5: 全身の不随意運動による調節困難

第55回午前:第97問

統合失調症に特徴的な思考の障害はどれか。  

1: 思考が緩徐でうまく進まない。

2: 思考の進行が突然遮断され、会話が停止する。

3: まわりくどく、要領よく思考目標に到達できない。

4: 観念の間に論理的な関連がなく、意識の混濁を伴う。

5: 観念が次々に沸き起こるが、つながりは表面的で目標から外れていく。

  • 答え:2
  • 解説:統合失調症に特有の思考の障害は、思考の進行が突然遮断され、会話が停止する状態であり、これを思考途絶と呼びます。
  • 思考が緩徐でうまく進まない状態は、思考制止と呼ばれ、うつ病やその他の抑うつ状態で見られる現象です。
  • 思考の進行が突然遮断され、会話が停止する状態は、思考途絶と呼ばれ、統合失調症に特有の思考の障害です。この選択肢が正解です。
  • まわりくどく、要領よく思考目標に到達できない状態は、迂遠と呼ばれ、知能障害やてんかん性性格変化で見られる現象です。
  • 観念の間に論理的な関連がなく、意識の混濁を伴う状態は、思考散乱と呼ばれ、産褥期精神障害や中毒性、内分泌性精神障害などで生じるアメンチアで見られる現象です。
  • 観念が次々に沸き起こるが、つながりは表面的で目標から外れていく状態は、観念奔逸と呼ばれ、躁状態に特有の現象です。
  • 科目:精神障害と臨床医学
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第35回午後:第76問

精神分裂病(統合失調症)の症状でないのはどれか。  

1: 感情鈍麻

2: 観念奔逸

3: 考想化声

4: 思考奪取

5: 作為体験

第39回午後:第75問

統合失調症(精神分裂病)の症状でないのはどれか。  

1: 感情鈍麻

2: 思考奪取

3: 妄想知覚

4: 観念奔逸

5: 考想化声

第55回午後:第80問

Eriksonによる成人中期の心理的発達課題はどれか。  

1: 勤勉性

2: 同一性

3: 親密性

4: 生殖性

5: 自我の統合

  • 答え:4
  • 解説:Eriksonの心理的発達課題は、人生の各段階で獲得すべき課題があり、成人中期の課題は生殖性です。
  • 勤勉性は学童期の心理的発達課題であり、自分の能力を発揮し、仕事を通じて成果を上げることを学ぶ段階です。
  • 同一性は青年期の心理的発達課題であり、自分自身のアイデンティティを確立し、自己と他者との関係を理解することを学ぶ段階です。
  • 親密性は成人前期の心理的発達課題であり、他者との深い関係を築き、愛情や友情を育むことを学ぶ段階です。
  • 生殖性は成人中期の心理的発達課題であり、次世代に知識や経験を伝え、子どもや若者を育てることを学ぶ段階です。この選択肢が正解です。
  • 自我の統合は老年期の心理的発達課題であり、自分の人生を振り返り、達成感や満足感を得ることを学ぶ段階です。
  • 科目:臨床心理学
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第42回午後:第72問

高齢患者の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 症状が非定型的である。

2: 精神症候を伴いやすい。

3: 合併症を伴いやすい。

4: 検査所見での個人差が少ない。

5: 予後に心理社会的要因が影響しやすい。

第56回午後:第96問

男性に多いのはどれか。2つ選べ。  

1: 依存性パーソナリティ障害

2: 演技性パーソナリティ障害

3: 境界性パーソナリティ障害

4: 強迫性パーソナリティ障害

5: 反社会性パーソナリティ障害

  • 答え:4 ・5
  • 解説:パーソナリティ障害は約10%の人に見られ、男女差はあまりないが、種類によっては男女差が見られます。反社会性パーソナリティ障害や強迫性パーソナリティ障害は男性に多く見られることが知られています。
  • 依存性パーソナリティ障害は、男女差がないとされています。この選択肢は正しくありません。
  • 演技性パーソナリティ障害は、男女差がないとされています。この選択肢は正しくありません。
  • 境界性パーソナリティ障害は、男女差がないとされています。この選択肢は正しくありません。
  • 強迫性パーソナリティ障害は、男性に多く見られるとされています。この選択肢は正しいです。
  • 反社会性パーソナリティ障害は、女性に比べ男性に約6倍多く見られるとされています。この選択肢は正しいです。
  • 科目:精神障害と臨床医学
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第56回午前:第81問

老年期における精神保健上の問題として正しいのはどれか。  

1: 自我同一性の獲得

2: エディプス葛藤

3: 空の巣症候群

4: モラトリアム

5: 社会的孤立

  • 答え:5
  • 解説:老年期における精神保健上の問題として正しいのは、社会的孤立である。これは、社会の中で居場所や社会的な安定性を持たない状態であり、老年期の人々が抱える問題である。他にも若者、学生、外国人なども対象になる。
  • 自我同一性の獲得は、青年期に獲得されるべき心理社会的課題であり、老年期の精神保健上の問題ではない。
  • エディプス葛藤は、3~6歳の男子が父親に敵意を抱き、母親に愛情を求めようとする性的願望のことであり、老年期の精神保健上の問題ではない。
  • 空の巣症候群は、40~50歳の母親が子供の独立により起こる一過性の抑うつ症状のことであり、老年期の精神保健上の問題ではない。
  • モラトリアムは、青年期に社会で役割を引き受けるようになるまで猶予期間のことであり、老年期の精神保健上の問題ではない。
  • 社会的孤立は、社会の中で居場所や社会的な安定性を持たない状態であり、老年期の精神保健上の問題である。他にも若者、学生、外国人なども対象になる。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
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第37回午前:第84問

児童・思春期の精神障害の評価方法で適切でないのはどれか。  

1: フロスティッグ知覚運動テスト

2: WPPSI知能診断検査

3: グッドイナフ人物知能検査

4: 南カリフォルニア感覚統合検査

5: MMPI(ミネソタ多面人格検査)

第39回午後:第70問

誤っている組合せはどれか。  

1: うつ病-制止

2: 強迫性障害-保続

3: 解離性障害-遁走

4: 統合失調症(精神分裂病)-昏迷

5: 身体表現性障害-心気

第49回午前:第16問

13歳の男子。幼児期は図鑑をひとりで眺めて過ごしていた。小学校に入ると、しつこく意味を確認する癖や協調性がとれないことを教師に注意されることが多くなり、級友からいじめられるようになった。最近、級友の話し声に過敏に反応したり、家族への暴言と暴力が頻繁となり入院となった。この患者の診断として考えられるのはどれか。  

1: 自閉症

2: 統合失調症

3: Rett症候群

4: Asperger症候群

5: 注意欠陥/多動性障害