骨格筋について誤っているのはどれか。
1: 筋線維は横紋構造をもつ。
2: 筋線維は細胞膜をもつ。
3: 刺激はT管系を通じて筋線維内へ伝えられる。
4: 筋線維内の興奮伝達はNaイオンによって伝達される。
5: 筋原線維は主としてアクチンとミオシンからなる。
深部腱反射について正しいのはどれか。
1: 感覚入力はⅢ群求心性線維を介する。
2: 運動出力はα運動神経を介する。
3: 錘外筋線維が受容器となる。
4: 反射閾値は一定である。
5: 高齢者では亢進する。
誤っているのはどれか。
1: 一つの運動単位は1個の脊髄前角細胞とそれに支配される筋線維群から成る。
2: 筋肉は収縮速度が増加すると張力が減少する。
3: 1本の運動神経が何個の筋線維を支配しているかを神経支配比という。
4: 一般に神経支配比は精緻な働きをする指、舌などの筋ほど大きい。
5: 運動神経のインパルスが軸索終末部に達すると、アセチルコリンが放出される。
自原抑制について正しいのはどれか。
1: 受容器は筋紡錘である。
2: 単シナプス反射である。
3: 効果器は同名筋である。
4: 反射の中枢は中脳にある。
5: 求心性神経はⅠa群である。
末梢神経について正しいのはどれか。
1: A群は最も太い。
2: B群は無髄である。
3: C群は有髄である。
4: 交感神経節前線維はC群である。
5: 交感神経節後線維はB群である。
神経線維の特徴で正しいのはどれか。
1: 脳の白質は無髄神経線維である。
2: 無髄神経線維はRanvier絞輪を有する。
3: 自律神経節後線維は有髄神経線維である。
4: 有髄神経線維は太いほど圧迫で障害を受けやすい。
5: 有髄神経線維の伝導速度は線維の直径と反比例する。
骨格筋の構造で誤っているのはどれか。
1: 筋線維は筋鞘で覆われる。
2: 横紋構造はA帯とI帯に大別できる。
3: A帯には太い筋フィラメントが存在する。
4: 筋収縮時のI帯の長さは一定である。
5: 筋原線維はアクチンとミオシンで構成される。
正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 末梢神経では中枢神経に比べ両側伝導が生じにくい。
2: 末梢神経は伝導速度からA、B、C線維に分類される。
3: ランヴィエ絞輪部には絶縁作用がある。
4: 神経伝導速度は神経線維外径が大きいほど速い。
5: 神経伝導速度は温度が上昇すると遅くなる。
筋におけるタイプⅡb線維と比べたタイプⅠ線維の特徴はどれか。2つ選べ。
1: 持久力のある筋肉において比率が高い。
2: 周囲組織の毛細血管が密である。
3: ヒラメ筋において比率が低い。
4: ミオグロビン量が少ない。
5: ミトコンドリアが少ない。
末梢神経伝導速度で正しいのはどれか。
1: 長い神経線維ほど速い。
2: 軸索直径が小さいほど速い。
3: 温度が低いと速い。
4: 電気刺激に対する閾値が低いと速い。
5: 運動神経は感覚神経より速い。
運動単位について正しいのはどれか。
1: 運動神経終末には髄鞘がある。
2: 運動終板は筋線維の深部に存在する。
3: 運動神経活動電位の発生によって筋弛緩が生じる。
4: 運動神経終末のシナプス間隙にドパミンが放出される。
5: 正常では1つの筋線維につき1個の神経筋接合部が存在する。
運動に関する中枢神経について正しいのはどれか。
1: 一次運動野においては他の部位と比較して手と顔面の運動領域が小さい。
2: 中脳黒質に由来するドパミン作動性ニューロンは線条体に至る。
3: 皮質脊髄路のうち約30%の線維が延髄錐体で対側に交叉する。
4: Betzの巨大錐体細胞は運動野大脳皮質の第Ⅲ層に存在する。
5: Purkinje細胞の軸索は小脳への求心性線維となる。
自律神経について正しいのはどれか。
1: 興奮は不随意である。
2: 精神的因子は関与しない。
3: 体性内臓反射の求心路である。
4: 副交感神経の節後線維は交感神経に比べて長い。
5: 交感神経節前線維の伝達物質はノルアドレナリンである。
伸張反射の反射弓を構成しないのはどれか。
1: 筋紡錘
2: 錘外筋線維
3: Ia群線維
4: Ib群線維
5: α線維
骨格筋について正しいのはどれか。
1: 活動電位は筋収縮に遅れて発生する。
2: 伸張反射の感覚受容器は筋紡錘である。
3: 筋に単一刺激を加えると強縮が生じる。
4: 神経筋接合部にはアドレナリン受容体が分布する。
5: 筋小胞体から放出されたNa+がトロポニンに結合する。
神経伝導で正しいのはどれか。
1: 体温の低い方が速い。
2: 髄鞘のない方が速い。
3: 線維直径の太い方が速い。
4: 線維が長いと活動電位は減衰する。
5: 線維の途中を刺激すると刺激部位から片側性に伝導する。
運動単位について正しいのはどれか。
1: 運動単位には求心性線維が含まれる。
2: 活動電位の発射頻度は200回/秒を超える。
3: 精密な働きをする筋では神経支配比が大きい。
4: 同じ運動単位の筋線維は同一の筋線維タイプからなる。
5: 筋を徐々に収縮すると大きな運動単位が先に活動を始める。
骨格筋線維で正しいのはどれか。
1: タイプⅠ線維は酸化還元酵素活性が低い。
2: タイプⅠ線維は疲労しやすい。
3: タイプⅡa線維は単収縮速度が遅い。
4: タイプⅡb線維は解糖活性が高い。
5: タイプⅡb線維はミオグロビンが多い。
神経線維の興奮伝導について誤っているのはどれか。
1: 髄鞘の電気抵抗は大きい。
2: 伝導インパルスの大きさは刺激の大きさに比例する。
3: 伝達速度は温度の影響を受ける。
4: 活動電位の大きさは伝導中一定である。
5: 有髄神経では跳躍伝導がみられる。
下行性の神経線維が通るのはどれか。
1: 薄束
2: 錐体
3: 楔状束
4: 内側毛帯
5: 外側毛帯