第40回午前第57問の類似問題

第39回午前:第56問

正しい組合せはどれか。  

1: パーキンソン病-BFO

2: 片麻痺-ボタンエイド

3: 脊髄小脳変性症-リーチャー

4: 関節リウマチ-起き上がりひも

5: 筋萎縮性側索硬化症-軽量太柄スプーン

第36回午前:第5問

脳卒中による左片麻痺患者で、麻痺側立脚相に図のような異常歩行がみられた。理学療法で誤っているのはどれか。 

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1: 麻痺側に荷重してのブリッジ

2: 腹筋群の促通

3: 下腿三頭筋の持続的伸張

4: 背屈制限付き短下肢装具の使用

5: 足背屈筋群の機能的電気刺激

第45回午後:第34問

脊髄損傷残存機能レベルと装具・自助具との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、残存機能レベルから下位は完全麻痺とする。  

1: C4-マウススティック

2: C5-太柄のスプーン

3: C7-ホルダー付きスプーン

4: L4-長下肢装具

5: S1-短下肢装具

第36回午前:第80問

疾患と装具との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 斜 頸-ソーミー(SOMI)型装具

2: 脊柱側弯症-ミルウォーキー型装具

3: 下部腰椎カリエス-ナイト型装具

4: 脊椎圧迫骨折-ジュエット型装具

5: 腰椎すべり症-ウイリアムス型装具

第41回午前:第72問

誤っている組合せはどれか。  

1: 脳卒中片麻痺-ループ付タオル

2: アテトーゼ型脳性麻痺-ソックスエイド

3: 頸髄損傷-万能カフ

4: デュシェンヌ型筋ジストロフィー-マイクロスイッチ

5: 関節リウマチ-ボタンエイド

第56回午前:第29問

疾患と自助具の組合せで正しいのはどれか。  

1: アテトーゼ型脳性麻痺 ── ソックスエイド

2: 関節リウマチ ── キーボードカバー

3: 頸髄損傷 ── マウススティック

4: 脊髄小脳変性症 ── リーチャー

5: Parkinson病 ── 万能カフ

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、疾患とそれに適した自助具の組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、頸髄損傷とマウススティックです。頸髄損傷による四肢麻痺でも頭頸部の運動機能が残存した場合、マウススティックを利用できます。
  • アテトーゼ型脳性麻痺とソックスエイドの組み合わせは正しくありません。アテトーゼ型脳性麻痺患者が長柄のリーチャーを使用すると目標となる足部へ正確に到達させることが難しいためです。
  • 関節リウマチとキーボードカバーの組み合わせは正しくありません。キーボードカバーは振戦症状がある場合に使用される自助具であり、振戦が主症状ではない関節リウマチでは不要です。
  • 頸髄損傷とマウススティックの組み合わせは正しいです。マウススティックは操作する棒を口にくわえて顎と頭部の動きでキー入力などを行えるようにするもので、四肢麻痺あるいは四肢末梢部の機能不全に適応できます。頸髄損傷による四肢麻痺でも頭頸部の運動機能が残存した場合は利用できます。
  • 脊髄小脳変性症とリーチャーの組み合わせは正しくありません。脊髄小脳変性症では運動失調があるため、目標物へのリーチ部が振動して使いにくいです。
  • Parkinson病と万能カフの組み合わせは正しくありません。万能カフは手指の把持機能が障害されたときに使用される自助具ですが、Parkinson病では手指の把持機能が失われることは特徴的でなく、適用性は低いです。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午前:第92問

誤っている組合せはどれか。  

1: 腰痛症-ソーミー(SOMI)型装具

2: 側弯症-ミルウォーキー型装具

3: 頸椎脱臼骨折-ハロー・ベスト(ハロー頸胸椎装具)

4: 腰椎骨折-ナイト型装具

5: 胸椎圧迫骨折-ジュエット型装具

第53回午後:第90問

神経麻痺と起こり得る症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 腋窩神経麻痺――――――下垂指

2: 肩甲上神経麻痺―――――Phalen徴候

3: 前骨間神経麻痺―――――涙滴徴候

4: 大腿神経麻痺――――――下垂足

5: 副神経麻痺―――――――翼状肩甲

  • 答え:3
  • 解説:神経麻痺は、神経が損傷されることで筋力低下や筋萎縮などの症状が現れる。正しい神経麻痺と症状の組み合わせは前骨間神経麻痺と涙滴徴候である。
  • 腋窩神経麻痺は三角筋や小円筋を支配するため、筋力低下や筋萎縮が見られる。下垂指は橈骨神経麻痺で見られるため、この組み合わせは正しくない。
  • 肩甲上神経麻痺は棘上筋や棘下筋を支配するため、肩関節運動痛や脱力、筋萎縮が見られる。Phalen徴候は正中神経の障害で見られるため、この組み合わせは正しくない。
  • 前骨間神経麻痺は長母指屈筋、示指深指屈筋、方形回内筋を支配するため、麻痺により涙滴徴候(母指と示指で正円を作ろうとしても涙滴型となる)が見られる。この組み合わせは正しい。
  • 大腿神経麻痺は腸骨筋、縫工筋、大腿四頭筋、恥骨筋、膝関節筋などを支配するため、麻痺により膝関節の伸展が障害される。下垂足は腓骨神経麻痺で見られるため、この組み合わせは正しくない。
  • 副神経麻痺は胸鎖乳突筋や僧帽筋を支配するため、麻痺により筋力低下と筋萎縮が見られる。翼状肩甲は長胸神経麻痺で見られるため、この組み合わせは正しくない。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午前:第7問

82歳の女性。脳卒中後の右片麻痺。プラスチック製短下肢装具を装着してT字杖歩行が可能である。装具は足尖までの長さで足継手はない。Brunnstrom法ステージでは上肢Ⅳ、下肢Ⅴ。右立脚後期が歩行周期の中で極端に短く安定性も低下している。装具に修正を加えたところ歩容は改善した。装具に加えた修正はどれか。  

1: 装具の高さをヒラメ筋の起始部付近まで低くした。

2: 足関節部の固定性を強化(コリュゲーション)した。

3: 中足指節関節部から遠位を切除した。

4: アーチサポートを挿入した。

5: 足部のベルクロの固定を緩めた。

第41回午前:第60問

脳卒中片麻痺の病的共同運動で正しいのはどれか。  

1: 肩甲骨挙上に伴う肘関節伸展

2: 肘関節屈曲に伴う手関節背屈

3: 股関節外転に伴う膝関節伸展

4: 股関節内旋に伴う膝関節屈曲

5: 膝関節屈曲に伴う足関節背屈

第43回午前:第38問

6歳の痙直型両麻痺児。平行棒内での歩行を練習中。注意すれば踵を接地して歩けるが、足部外反扁平位と膝関節屈曲位とになりやすい。短下肢装具の処方で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 外側ストラップを付ける。

2: アーチサポートを付ける。

3: 半長靴にする。

4: 外側フレアヒールを用いる。

5: 踵を補高する。

第57回午後:第33問

脳卒中による片麻痺Brunnstrom法ステージ上肢Ⅲ、手指Ⅲ、下肢Ⅳの患者における治療について正しいのはどれか。  

1: 緊張性頸反射を利用する。

2: 立位時は麻痺側下肢に荷重を促す。

3: 長下肢装具使用による歩行訓練を行う。

4: 麻痺側上肢では重錘を用いた反復運動を行う。

5: 非麻痺側上肢を拘束し麻痺側を強制的に使用させる。

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、Brunnstrom法ステージ上肢Ⅲ、手指Ⅲ、下肢Ⅳの脳卒中患者における適切な治療方法を選択することが求められています。正しい選択肢は、立位時に麻痺側下肢に荷重を促すことです。
  • 緊張性頸反射を利用する方法は、このケースには適切ではありません。緊張性頸反射は、頸部の筋緊張を利用して運動を促す方法であり、上肢や手指の機能改善には直接的な効果がありません。
  • 立位時は麻痺側下肢に荷重を促すことが正しい治療方法です。これにより、麻痺側下肢の筋力や関節可動域の改善が期待できます。
  • 長下肢装具使用による歩行訓練は、下肢の機能がさらに低下している患者に適用されることが多いため、このケースでは適切ではありません。
  • 麻痺側上肢では重錘を用いた反復運動を行う方法は、筋力の向上を目的とした治療法ですが、このケースでは適切ではありません。上肢の機能改善には、より機能的な運動やタスク指向訓練が適切です。
  • 非麻痺側上肢を拘束し麻痺側を強制的に使用させる方法は、CI療法と呼ばれますが、このケースでは適切ではありません。CI療法は手指の随意伸展が可能な患者に適用されるため、手指の機能が低下しているこのケースには不適切です。
  • 科目:脳血管疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第46問

片麻痺の異常歩行と理学療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 分回し歩行-膝・足関節屈筋の促通

2: 尖足歩行-下腿三頭筋の機能的電気刺激

3: 患側立脚相の短縮-患肢への体重負荷訓練

4: 患側立脚相の股関節屈曲-PNFによる骨盤の前方回旋

5: 患側への体幹側屈-体幹筋群の促通

第43回午前:第87問

下肢装具療法の組合せで適切でないのはどれか。  

1: 下垂足-プラスチックAFO

2: 内反尖足-金属支柱付きAFO

3: 内反膝-スウェーデン式KO

4: 膝折れ-リングロック式膝継手付きKAFO

5: 膝屈曲拘縮-ダイアルロック式膝継手付きKAFO

第51回午前:第36問

脳性麻痺の痙直型両麻痺で生じやすい肢位はどれか。  

1: 踵足

2: 外反母趾

3: 股関節外転位

4: 股関節外旋位

5: クラウチング肢位

第48回午前:第40問

小児疾患と理学療法の組合せで適切なのはどれか。  

1: 先天性内反足 − 徒手矯正

2: 二分脊椎 − 移動動作訓練

3: 発育性(先天性)股関節脱臼 − トロント装具装着

4: Perthes病 − 患部の等張性筋力増強

5: Down症 − 床上座位移動練習(シャフリング)

第51回午後:第41問

下肢装具とそのチェックアウト基準の組合せで正しいのはどれか。  

1: 骨盤帯―――――腸骨稜頂点

2: 股継手―――――大転子上端

3: 膝継手―――――膝関節裂隙中央

4: 下腿半月――――腓骨頭上端

5: 足継手―――――内果下端

第54回午前:第37問

疾患や病態とそれに対する福祉用具の組合せで適切なのはどれか。  

1: 胸髄損傷――――マウススティック

2: 関節リウマチ――ドアノブレバー

3: 半側空間無視――透明文字盤

4: 脳卒中片麻痺――L字杖

5: 皮質性感覚失語―人工喉頭

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、疾患や病態に対して適切な福祉用具を選ぶことが求められています。選択肢の中で適切な組み合わせは、関節リウマチとドアノブレバーです。
  • 胸髄損傷では上肢の障害はないため、マウススティックは必要ありません。マウススティックは、頸髄損傷者など上肢運動機能が障害された場合に用いられます。
  • ドアノブレバーは、関節リウマチ患者の関節保護のために用いられます。手指の小関節を尺側に回転させることなくドアノブを回すことができるため、適切な福祉用具です。
  • 透明文字盤は、気管切開手術や筋萎縮性側索硬化症など、発声での意思伝達が困難な場合に用いられます。半側空間無視の場合、文字盤の左半側を認識できない可能性があり、使用は適切ではありません。
  • 脳卒中片麻痺で杖を使用する場合は、L字杖よりも安全性の高いT字杖が望ましいです。L字杖は、ステッキ部分に対してグリップが手前側に偏っており、グリップに垂直に荷重するのが困難なため、T字杖よりも安全性に劣ります。
  • 皮質性感覚失語は、内容の理解は困難なものの、復唱が可能な失語であり、発声自体は可能です。人工喉頭は、喉頭摘出者に対する直接的な代替手段として用いられるため、皮質性感覚失語には適応ではありません。
  • 科目:義肢・装具・支援機器・自助具等
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午前:第31問

脳卒中片麻痺患者の歩行時麻痺側下肢の特徴はどれか。2つ選べ。  

1: 立脚相の足内側接地

2: 立脚相の膝関節外側動揺

3: 遊脚相の内反尖足

4: 遊脚相の膝関節過伸展

5: 遊脚相の股関節外転外旋

第38回午後:第89問

外傷による骨折や脱臼と合併する神経麻痺との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 肩関節前方脱臼-腋窩神経麻痺

2: 股関節後方脱臼-坐骨神経麻痺

3: モンテジア骨折-尺骨神経麻痺

4: 上腕骨骨幹部骨折-橈骨神経麻痺

5: 橈骨遠位端骨折-正中神経麻痺