システム安全の過去問


国試第9回午前:第88問

医用機器のシステム安全に関して誤っているのはどれか。

a: 同じ故障率の機器の直列接続におけるシステム全体の信頼度は個々の機器の信頼度よりも低い。

b: 医療ガス配管のピンインデックス方式はフェイルセーフの事例である。

c: MTBFとは修理に要した時間の平均値のことである。

d: 停電用バッテリーはデュアルシステムの一種である。

e: つまみの右回転を出力増加方向とするのは人間工学的配慮による。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午前:第86問

システム安全について正しいのはどれか。

a: 故障と故障の間の無故障時間の平均値をMTBFという。

b: システム安全とはシステムを構成する個々の要素別の安全対策を講じることである。

c: 医用ガスのピン方式はフェイルセーフに属する安全対策である。

d: FTAは事故の原因分析に用いられる。

e: 稼動性(アベイラビリティ)は機器やシステムの信頼性の指標の一つである。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第89問

システム安全について正しいのはどれか。

1: つまみの左回転は出力の増加方向を示す。

2: FMEAでは事象を故障の樹で示し故障解析を行う。

3: 商用電源のOFF記号は○である。

4: 医療ガス設備のアウトレットにおけるガス別特定の接続部はフェイルセーフの一例である。

5: 対極板コード断線時の電気メス出力遮断はフールプルーフの一例である。

国試第6回午後:第7問

医療情報の活用について誤っているのはどれか。

1: 誤診率の低下が期待できなくなる。

2: 患者の待ち時間が長くなる。

3: 医療従事者にとってむだな労力を削減できる。

4: 医療をより高度なものにできる。

5: 情報処理することにより有用な情報が得られる。

国試第5回午後:第85問

医療におけるシステム安全について正しいのはどれか。

a: 多数の機器からなる医療システムでは、一つの機器の故障はシステム全体の故障につながらない。

b: システム安全の対策として操作者の教育も含まれる。

c: 事故情報の分析には故障モード効果分析が用いられる。

d: 異常状態の発生を予知する安全対策をフェールセイフという。

e: コンピュータシステムを含まない機器ではシステム安全を考慮しなくてもよい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第85問

事故情報の分析に用いられるのはどれか。

a: FDA

b: FVC

c: FFT

d: FMEA

e: FTA

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第88問

基本的な安全対策の一つとしてフールプルーフ機構として正しいものはどれか。

1: 誤操作を行っても事故に結びつけないよう途中で防止する。

2: 事故が起こる前に警報を出す。

3: 誤操作ができないようにする。

4: 事故が起こったときに正常状態に復帰する。

5: 誤操作で生じた異常状態を悪化させる条件を除去する。

国試第2回午後:第79問

医療におけるシステム安全について正しいのはどれか。

a: 多数の機器から成る医療システムでは、1つの機器の故障はシステム全体の故障につながらない。

b: システム安全の対策として操作者の教育も含まれる。

c: 事故情報の分析には故障モード効果分析が用いられる。

d: 異常状態の発生を予知する安全対策をフェイルセーフという。

e: コンピュータシステムを含まない機器ではシステム安全を考慮しなくてよい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第88問

CCUにおけるシステム安全の達成のための処置として適切でないのはどれか。

1: 過去の事故情報を収集し、FTA(故障の樹分析)を行った。

2: 操作に関する不十分な取扱説明書を改訂した。

3: 人間工学的安全対策を取り入れた。

4: 医療現場で起こった事故はすべてフィードバックして分析しうるような体制をとった。

5: すべての機器について、異常状態を検出し機器の作動を即時停止するようにした。

国試第32回午後:第43問

フールプルーフはどれか。

a: 医療ガスボンベのヨーク形バルブ

b: 体外式ペースメーカの電源スイッチ

c: IABP装置のガスリークアラーム機構

d: 体外式除細動器へのバッテリの搭載

e: 電気メスの対極板接触不良検知機構

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第32回午前:第45問

機器やシステムの信頼性について正しいのはどれか。

a: 機器を直列に接続するとシステムの信頼度は低下する。

b: 定常アベイラビリティは機器が利用できる時間的割合を表す。

c: MTBFは修理に要した時間の平均値を表す。

d: MTTRは故障と故障との間の無故障時間の平均値を表す。

e: 故障率は初期故障期間より偶発故障期間の方が高い。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第31回午後:第43問

フェイルセーフはどれか。

a: 医療ガス配管端末器のピン方式

b: 電気メスの対極板コード断線検知機構

c: 麻酔器における酸素供給停止時の亜酸化窒素ガス遮断装置

d: IABP装置のバッテリ搭載

e: 心電図モニタの不整脈アラーム

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第30回午前:第43問

図のように使用と修理を繰り返しているME機器のアベイラビリティはどれか。

30AM43-0

1: 0.2

2: 0.4

3: 0.68

4: 0.8

5: 0.84

国試第29回午後:第44問

機器A は10回に1回は使用できない。機器Bは5回に1回は使用できない。機器A と機器B を同時に使用した場合に、少なくともどちらか一方によって使用目的が達成できるとすると、目的が達成できる確率はどれか。

1: 0.72

2: 0.8

3: 0.9

4: 0.98

5: 0.99

国試第28回午前:第45問

ある機器を信頼度0.70のAさんが点検した後に、ダブルチェックのため別のBさんが確認した。点検作業の総合的な信頼度が0.97であった。Bさんの信頼度はどれか。

1: 0.49

2: 0.68

3: 0.72

4: 0.9

5: 0.99

国試第27回午後:第44問

ある機器のAの部分は信頼度0.90の点検者が1人で行い、Bの部分は信頼度0.70の点検者が2人で行った。点検作業の総合的な信頼度はどれか。ただしAの部分とBの部分は直列関係にあるとする。

1: 0.44

2: 0.63

3: 0.82

4: 0.91

5: 0.99

国試第27回午前:第43問

ある機器のMTBFが180日、MTTRが10日であるとき、定常アベイラビリティはどれか。

1: $ \frac {1}{19}$

2: $ \frac {1}{18}$

3: $ \frac {1}{17}$

4: $ \frac {17}{18}$

5: $ \frac {18}{19}$

国試第26回午後:第44問

フールプルーフはどれか。

1: IABP装置のガスリークアラーム機構

2: 心電図モニタの不整脈アラーム機構

3: 電気メスの対極板接触不良検知機構

4: 輸液ポンプの気泡検知機構

5: 観血式血圧計のゼロ調整ボタンの長押し機構

国試第26回午前:第43問

図の並列システムの全体の信頼度はいくらか。ただし、各要素の信頼度Rはすべて0.800とする。

26AM43-0

1: 0.266

2: 0.512

3: 0.8

4: 0.96

5: 0.992

国試第25回午後:第45問

電気メスを使用した手術後の患者の体に発赤が見られた。この現象が発生する可能性をあげて、論理和や論理積の考え方で最終的な原因の究明を試みた。このような分析手法はどれか。

1: FMEA

2: FTA

3: MDT

4: MTBF

5: MTTR