血液浄化の実際の過去問


国試第3回午後:第53問

血奬交換法が有効なのはどれか。

a: 薬物中毒

b: 卒中

c: 心筋梗塞

d: 劇症肝炎

e: 高コレステロル血症

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午後:第51問

通常用いられる透析液電解質(mEq/ L)で誤っているのはどれか。

a: N :130~140

b: K+ : 4.0~5.0

c: Ca2+ : 4.5~5.5

d: HCO3- : 16~20

e: Mg2+ : 1.0~1.5

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午後:第49問

自己免疫疾患の治療法として用いられているのはどれか。

a: 腹膜透析法

b: 血液透析法

c: 血液吸着法

d: 血漿交換法

e: 血液濾過法

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第48問

血液流量200ml/minで使用中の透析器の血液入口部および出口部の血清クレチニン濃度は、それぞれ15mg/dl,3.0mg/dlであったこの透析器のクレアチニン・クリアランス(ml/min)として正しいのはどれか。(ただし、限界濾過量は0とする。)

1: 100

2: 120

3: 140

4: 160

5: 200

国試第3回午後:第47問

正しいのはどれか。

a: ブラッドアクセス用のグラフトとしては、E-PTFEが最も広く用いられている。

b: 内シャントでは短いカニュレを体内に留置する。

c: 標準的内シャントとしては、とう骨動脈と尺側皮静脈との短絡が用いられる。

d: 動脈表在化は心臓に対する負担が多い。

e: 単針透析(single needle dialysis)では血流と同方向に穿刺する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第46問

正しいのはどれか。

a: 腹膜潅流における単位時間当たりの尿素の除水量は増加する。

b: CAPDで液の貯留時間を延長すると単位時間あたりの除水量は増加する。

c: CAVHは長時間にわたって行われるため心臓の負担が大きい。

d: CAPDでは不均衡症状は起こりにくい。

e: 二重濾過液將交換法はアルブミン回収を目的として改良された血液交換法である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第45問

正しいのはどれか。

a: 血液濾過では急激な除水により不均衡症状が起こりやすい。

b: ある溶質のふるい計数が1である血液濾過器では、その溶質はまったく除去できない。

c: 血液濾過では後希釈法が現在広く用いられている。

d: ふるい計数0.5の溶質の血液濾過によるクリアランスは同一時間内の濾液量を超えない。

e: ECUMは血液濾過透析法の別名である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第44問

正しいのはどれか。

a: 限外濾過量は溶質のクリアランスと関係ない。

b: 溶質のクリアランスは血流量を超えない。

c: 同一ダイアライザを用いる場合、血流量の増加はクリアランスを増加させる。

d: 透析液圧は限外濾過圧に関係しない。

e: 除水量は血液量に比例して減少する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第43問

正しいのはどれか。

a: 透析液中の酢酸塩はアシドシスの改善に役立つ。

b: 重炭酸ナトリウムを含む透析液原液の1剤化は困難である。

c: 透析液のカルシウム濃度は血清カルシウム濃度とほぼ同じである。

d: ブドウ糖を含まない透析液は糖尿病患者を中心に使用されている。

e: 透析液のナトリウム濃度が血清ナトリウム濃度より低くなければナトリウムの除去は出来ない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午前:第17問

正しいのはどれか。

a: 保存的療法が無効な急性腎不全には、なるべく早期に血液透析を施工する。

b: 外シャントの平均的な開存期間は約3ヶ月である。

c: 内シャントでは数ヶ月におよぶ長期透析は不可能である。

d: 緊急時のブラッドアクセツとして動、静脈の直接穿刺も行われる。

e: 血清クレアチニン値は慢性透析開始時の指標として大切である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第53問

血漿交換が有効なのはどれか。

a: 薬物中毒

b: 家族性高コレステロール血症

c: 脳卒中

d: 心筋梗塞

e: 劇症肝炎

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第52問

血液透析液に用いられる緩衝剤はどれか。

a: リン酸

b: 重曹

c: 酢酸

d: ブドウ糖

e: 塩化ナトリウム

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第49問

血症と酢酸透析液間の各成分濃度比較で誤っているのはどれか。

a: 血漿の総Ca濃度は透析液のそれとほぼ等しい。

b: 血漿のK+濃度は透析液のそれより高い。

c: 血漿のNa+濃度は透析液のそれとほぼ等しい。

d: 血漿のHCO3濃度は透析液のそれよりも高い。

e: 血漿のCH3COO濃度は透析液のそれとほぼ等しい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第48問

血液浄化について誤っているのはどれか。

a: 単針透析法では血流方向に沿って穿刺する。

b: 透析患者のAlP上昇は上皮小体機能亢進症の合併を示唆する。

c: 糖尿病性腎不全患者の血液透析には無糖透析液が用いられる。

d: 重炭酸透析液用の希釈水は酢酸透析用のものに比べて水処理の必要性が低い。

e: 重炭酸透析液作製には通常、2原液希釈法供給装置が用いられる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第47問

血液浄化について誤っているのはどれか。

1: 血流量と透析液流量および透析液中の当該物質の濃度が判明していればクリアランス値は算出できる。

2: クリアランス値は常に血流量(ml/min)以下である。

3: 限外濾過量を増加させればクリアランス値は増加する。

4: 血液濾過でふるい係数が1の物質のクリアランス値は1分間に濾過された量と同じである。

5: 透析液再循環方式では時間の経過とともにダイアライザのクリアランス値は低下する。

国試第2回午後:第46問

適切でない組み合わせはどれか。

a: Reye ・・・・・・・・・・・・・・高リン血症

b: 手根管症候群 ・・・・・・・アミロイドーシス

c: Restless legs ・・・・・・・・・中枢神経障害

d: 透析脳症 ・・・・・・・・・・・カドミウム

e: 貧血 ・・・・・・・・・・・・・・・エリスロポエチン

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第45問

血液透析中通常、持続的にモニタしていないのはどれか。

1: 透析液の漏血

2: 透析液の浸透圧

3: 静脈側回路内圧

4: 透析液の電導度

5: 血液回路内の気泡

国試第2回午後:第44問

血液浄化に用いるブラッドアクセスについて正しいのはどれか。

a: すべて血流のシャントによるものである。

b: 標準的内シャントは橈骨静脈、橈骨皮静脈間につくられる。

c: E-PTEEはブラッドアクセス用人工血管として最も広く用いられている。

d: 動脈表在化によるものは動静脈シャントによるものより心負荷が大きい。

e: 人工血管を用いる内シャントは穿刺部の動脈瘤の発生頻度が低い。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第53問

ブラッドアクセスに関連する事項として正しいのはどれか。

a: 内シャントは橈骨動脈と尺側皮静脈と吻合したものが多い。

b: 鎖骨下静脈のカテーテルは透析用ブラッドアクセスとして使用されている。

c: 動脈表在化は心疾患を伴った患者には適当なブラッドアクセスである。

d: 単針透析(Single needle dialysis)ではシャントの血流と逆方向に穿刺する。

e: 人工血管に用いた内シャントは感染を起こしにくい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第44問

血液流量200ml/min、透析液流量500ml/minの条件で血液透析を行った。透析開始1時間後、ダイアライザ入口および出口のクレアチニン濃度は、それぞれ10.0、4.0mg/dlであった。クリアランス(ml/min)として正しいのはどれか。ただし限外濾過流量は無視できるものとする。

1: 105

2: 110

3: 115

4: 120

5: 125