高気圧酸素治療について正しいのはどれか。
a: 木綿製の治療衣に着替えさせる。
b: 臨床工学技士は一人で複数の装置を操作できる。
c: 空気加圧の装置であれば化学カイロを搬入できる。
d: 治療終了後に装置点検を毎回行う。
e: 減圧は毎分0.8kg/cm2(0.078MPa)以下の速度で行う。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
a: 圧力は1絶対気圧以下でもよい。
b: 血液中の溶解型酸素量の増加には限界がある。
c: ヘモグロビンと結合する酸素量の増加には限界がある。
d: 減圧は段階的に行う。
e: 第1種装置内へは眼底鏡を持ち込める。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
高気圧酸素治療について誤っているのはどれか。
1: 入室者の着衣には合成繊維製品を避ける。
2: 第1種装置は患者を一人だけ収容する装置である。
3: 第1種装置において認められる生体情報は心電図と脳波である。
4: 第2種装置は酸素で加圧する。
5: 第2種装置は複数の患者と医療職員を収容できる。
第2種高気圧酸素治療装置について適切でないのはどれか。
1: 治療前に患者に耳抜きの訓練をさせる。
2: 加圧には酸素ガスを用いる。
3: 減圧速度は毎分0.8kgf/cm2以下で行う。
4: タンク内に電気機器は持ち込まない。
5: 静電気を発生する衣類は着用しない。
高気圧治療について正しいのはどれか。
a: 第2種装置では純酸素による加圧が行われる。
b: 全身状態が不安定な患者には第1種装置を使用する。
c: 血液の溶解酸素量は増加しない。
d: 耳抜きは外耳道と中耳道との圧力差をなくすために行う。
e: 減圧は毎分0.08MPa以下の速度で行う。
高気圧酸素治療で正しいのはどれか。
a: 第2種装置の加圧は空気で行う。
b: 装置内部の消毒はアルコールで行う。
c: 寒冷特には使い捨てカイロを持たせる。
d: 減圧症の治療は酸素再圧法で行う。
e: 心電図のモニタは可能である。
1: 血液の溶解酸素を増加する治療である。
2: 第1種装置は酸素で加圧することができる。
3: 減圧は毎分1.0kg / cm2以上の速度で行う。
4: 耳抜きは外耳道と中耳との圧力差をなくするために行う。
5: 第2種装置とは大型(多人数用)のものをいう。
3: 加圧は毎分0.16~0.24MPa(約1.6~2.4kgf/cm2の速度で行う。
4: 耳抜きは外耳道と中耳との圧力差をなくすために行う。
高気圧酸素治療の安全対策について正しいのはどれか。
a: 治療前に患者の衣類を確認する。
b: 使い捨てカイロを装置内へ持ち込ませない。
c: 治療開始前に耳抜きを指導する。
d: 治療開始直前に装置内をアルコールで清拭する。
e: 減圧を毎分1.0kgf/cm2の速度で行う。
高気圧酸素治療で2気圧に加圧した場合の装置内の分圧について、正しいのはどれか。
a: 空気加圧の第1種治療装置では、酸素分圧は520mmHg
b: 酸素加圧の第1種治療装置では、酸素分圧は1,520mmHg
c: 空気加圧の第2種治療装置では、酸素分圧は319mmHg
d: 酸素加圧の第1種治療装置では、窒素分圧は0mmHg
e: 空気加圧の第2種治療装置では、窒素分圧は912mmHg
高気圧酸素治療の安全対策として適切なのはどれか。
a: 治療前に大気圧を測定する。
b: 治療前に装置を点検する。
c: 治療前に患者の所持品を点検する。
d: 治療開始から終了まで患者監視を継続する。
e: 毎分1.22kgf / cm2の速度で減圧する。
高気圧酸素治療装置で正しいのはどれか。
a: 第1種治療装置は単室構造に限定される。
b: 第1種治療装置は酸素加圧式に限定される。
c: 定期点検は2年に1回が義務づけられている。
d: 定期点検では安全弁の分解点検を要する。
e: 日常点検での使用前点検では通話装置の動作を確認する。
a: 血液中の溶解型酸素の増量を目的とする。
b: 高気圧酸素環境下では多量の酸素が皮膚から浸透する。
c: 第2種装置内へはどのような医療機器も搬入できる。
d: 意識障害で耳管の開放ができない場合は鼓膜穿刺を施行する。
e: 治療終了後には必ず装置点検を行う。
高気圧治療装置について誤っているのはどれか。
1: 減圧時間は治療圧によらず一定である。
2: 2絶対気圧以上の治療圧を加えられる。
3: 多数の患者を同時に収容できる装置がある。
4: 内部で使用できる医療機器には制限がある。
5: 加圧には純酸素を用いることがある。
3絶対気圧で高気圧酸素治療を行ったとき、健常成人の動脈血で正しいのはどれか。
1: 溶解型酸素量が結合型酸素量より多くなる。
2: 酸素含量は大気圧下酸素呼吸の約3倍に増える。
3: 酸素含量は低下するが溶解型酸素量は増加する。
4: 酸素分圧は約2200 mmHg になる。
5: 結合型酸素量は約60vol%になる。
大気圧下酸素治療と比較したときの 3 絶対気圧高気圧酸素治療の動脈血酸素について正しいのはどれか。ただし、健常肺でヘモグロビン濃度は正常とする。
1: 動脈血酸素分圧は変わらない。
2: 溶解型酸素量は変わらない。
3: 結合型酸素量は3倍に増加する。
4: 動脈血酸素含量は3倍に増加する。
5: 溶解型酸素量は結合型酸素量を上回ることはない。
1: 結合型酸素量は酸素分圧に比例して増大する。
2: 0 ATA、100%酸素における肺抱酸素分圧は 1.0 ATA の 1.7倍 となる。
3: 溶解型酸素量よりも結合型酸素量の増大による効果が大きい。
4: 2.8 ATA、100%酸素における溶解型酸素量は安静時分時酸素需要量を上回る。
5: 減圧症への有効性は示されていない。
高(気)圧酸素療法の装置について誤っているのはどれか。
a: 第1種装置は患者1名だけを収容する小型タンクである。
b: 第1種装置は酸素で加圧することができる。
c: 第2種装置は患者とともに医療従事者も入ることができる大型タンクである。
d: 第2種装置は酸素で加圧することができる。
e: 第2種装置で監視できる生体情報は、我が国では心電図と脳波に限られる。
高気圧酸素治療について誤っているのはどれか。(高気圧療法)
1: 血液に溶解する酸素量はダルトンの法則に従う。
2: 減圧症の再発治療の基本原理はボイルの法則である。
3: 治療前に耳抜き訓練として唾液を嚥下させる。
4: 第2種装置では複数の患者を治療できる。
5: 酸素中毒の発生に注意する。
高気圧酸素治療の治療圧力で正しいのはどれか。
1: 1.3絶対気圧
2: 1.8絶対気圧
3: 2.5絶対気圧
4: 3.8絶対気圧
5: 4.3絶対気圧
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