第38回午前第16問の類似問題

第48回午前:第34問

脊髄完全損傷の機能残存レベルと到達可能なADLの組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: C4 − ジョイスティック付電動車椅子走行

2: C5 − ズボンの着脱

3: C7 − 自助具を用いての整容動作

4: T1 − 自動車への移乗

5: T10 − 短下肢装具を用いての歩行

第36回午前:第90問

片麻痺患者のADLで誤っているのはどれか。  

1: 車椅子からベッドへの移乗は患側から近づく。

2: 椅子から立ち上がるときは健側下肢を後方に引く。

3: 階段は患側から降りる。

4: ズボンは患側からはく。

5: シャツは健側から脱ぐ。

第42回午前:第53問

脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)の女性患者で、自立が最も難しいと考えられるのはどれか。  

1: 手すりを使用して起き上がる。

2: ベッド上でズボンをはく。

3: 車椅子上でループ付き靴下をはく。

4: 車椅子上で自己導尿を行う。

5: トランスファーボードを使用して車に移乗する。

第52回午前:第10問

75歳の女性。自宅の浴室で転倒し右大腿骨頸部を骨折したため人工股関節置換術(後外側アプローチ)が施行された。担当医からは患側への全荷重が許可されている。この患者に対するADL指導で正しいのはどれか。  

1: 割り座で靴下をはく。

2: 和式の畳生活を勧める。

3: 靴ひもを結ぶときはしゃがむ。

4: 椅子は座面の低いものを使用する。

5: 階段を下りるときは右足を先に下ろす。

第55回午前:第45問

脳卒中後の左片麻痺患者に対するADL練習として正しいのはどれか。  

1: 上衣を右上肢から着衣する。

2: 浴槽に右下肢からまたいで入る。

3: 階段を上るときに左下肢を先に出す。

4: 階段を下りるときに右下肢を先に出す。

5: 車椅子からベッドに移乗するときに左半身をベッドに寄せる。

第38回午前:第70問

脊髄損傷の機能残存レベルとADLとの組合せで誤っているのはどれか。  

1: 第4頸髄節-電動車椅子での移動

2: 第5頸髄節-ハンドリムの工夫による車椅子での移動

3: 第6頸髄節-車椅子からベッドへの移乗

4: 第7頸髄節-自己導尿

5: 第8頸髄節-短下肢装具と松葉杖での歩行

第48回午後:第34問

頸髄損傷(第5頸髄まで機能残存)患者が獲得できる機能で正しいのはどれか。  

1: 自己導尿ができる。

2: ズボンの着脱ができる。

3: 自助具なしで食事摂取ができる。

4: ノブ付ハンドリムの車椅子を操作できる。

5: トランスファーボードを使ってベッドから車椅子へ移乗できる。

第38回午前:第16問

図A、Bの動作を示す頸髄損傷者である。握力は測定不可能であるが、極く軽い物品は図Aのような把持形態を用い、図Bのような肩関節外転運動を伴った回内運動が可能である。なお、顔にかかった掛け布団を払いのける動作は困難である。この患者の車椅子操作について正しいのはどれか。 

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1: ADL自立のためには電動車椅子が必要である。

2: 手とハンドリムに適切な摩擦が得られればハンドリムのノブは不要である。

3: 車椅子前進駆動には広背筋と上腕三頭筋が強く作用する。

4: 車椅子上での臀部の徐圧は部分的であっても自力では不可能である。

5: 体幹を前屈しフットプレートに手を届かせる方法はない。

第50回午後:第31問

脊髄完全損傷者の機能残存レベルと日常生活動作の到達レベルの組合せで正しいのはどれか。  

1: 第4頸髄節 - 手動での車椅子操作

2: 第5頸髄節 - 更衣動作の自立

3: 第6頸髄節 - 寝返りの自立

4: 第7頸髄節 - 介助によるトイレへの移乗

5: 第8頸髄節 - 介助による起き上がり

第48回午後:第5問

86歳の女性。脳梗塞による左片麻痺、発症後1年半が経過した。ADLは介助すればおかゆなどの調理食を食べる以外は全介助、ドーナツ型の枕を使用してベッド上で臥床している。全身の筋萎縮、筋短縮と関節拘縮を著明に認める。退院時に介護保険を利用してベッドやマットを準備したが、体圧分散マットのような特殊マットは利用していない。作業療法士が自宅訪問したときのベッド上での肢位を示す。褥瘡予防と姿勢保持のために背臥位でポジショニングを行う。クッションを置く部位で正しいのはどれか。 

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1: 後頸部

2: 肩甲骨背面

3: 腰背部

4: 右大転子部

5: 両大腿内側

第57回午後:第8問

28歳の女性。頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)。車椅子とベッド間の移乗は前・後方移動で自立し、ADLは自助具や環境整備で自立の見込みを得た。住宅改修を図に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。 

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1: ①の廊下幅は歩行者とのすれ違いのために140 cmにした。

2: ②のポーチの幅は車椅子を回転させるために100 cmにした。

3: ③の廊下と居室の開口部通過の幅は90 cmにした。

4: ④のシャワーフックの位置の高さは150 cmにした。

5: ⑤の屋外スロープの勾配は1/4にした。

第35回午前:第50問

頸髄損傷(第7頸髄節まで機能残存)患者の車椅子動作で自立困難なのはどれか。  

1: ベッドからの側方移乗

2: ベッドからの前方移乗

3: 洋式便器からの移乗

4: 床からの移乗

5: 乗用車からの移乗

第37回午前:第34問

75歳の女性。変形性股関節症に対する人工関節全置換術後2週経過。この時期のADL指導で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.寝返りイ.座位保持ウ.足の爪切りエ.靴下着脱オ.T字杖歩行  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第54回午後:第36問

慢性閉塞性肺疾患患者のADLで息切れを軽減させるための指導として適切なのはどれか。  

1: 洗髪は両手で行う。

2: 靴下の着脱は床に座り行う。

3: ズボンの着脱は立位で行う。

4: 和式トイレを洋式トイレに変更する。

5: 前開きシャツをかぶり型シャツに変更する。

  • 答え:4
  • 解説:慢性閉塞性肺疾患患者のADLで息切れを軽減させるための指導は、呼吸困難を誘発しにくい方法や、胸腹部を圧迫しない方法を選択することが重要です。
  • 両手での洗髪は呼吸補助筋を緊張させ、呼吸困難を誘発しやすいため、慢性閉塞性肺疾患患者には片手での洗髪を指導するのが適切です。
  • 靴下の着脱を床座位で行うと、体幹を屈曲させることになり、胸腹部を圧迫し、横隔膜の活動を制限してしまうため、適切ではありません。椅子座位で足を組んで実施するとよいです。
  • ズボンの着脱を立位で実施すると、体幹前屈位になり呼吸がしにくくなるため、適切ではありません。椅子座位で息を吐きながら実施するとよいです。
  • 和式トイレは体幹前屈位になるため、洋式トイレに変更することで呼吸が楽になります。また、排便の際は、力んで息苦しくならないよう、呼吸に合わせて息を吐きながら力むようにすることが適切です。
  • 腕を肩よりも上げると息苦しくなるため、かぶり型シャツよりも前開きシャツの方が慢性閉塞性肺疾患患者にとって望ましい選択です。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午後:第36問

慢性呼吸不全患者の在宅ADL・IADL指導で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 整髪は、両手で結う。

2: 洗髪では、吸気のときに洗う。

3: 上衣は、前開き服を選択する。

4: 排便では、息を止めて腹圧をかける。

5: 物干しは、さおを肩の高さに下ろして洗濯物をかける。

第48回午後:第12問

22歳の男性。頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)。車椅子は床から390 mmの座面に100 mmの低反発素材のクッションを使用している。移乗は、車椅子から前・後方移動で自立し、ADLは環境整備の上で自立が見込めるようになった。1人暮らしを目的にした住宅改修を図に示す。正しいのはどれか。 

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1: ①入口のスロープ傾斜を1/8とした。

2: ②便器の高さを床から400 mmとした。

3: ③移乗の車椅子操作のために回転半径を600 mm確保した。

4: ④浴槽のふちの高さを洗い場から150 mmとした。

5: ⑤テラスへの出入り口は埋め込みレールとした。

第50回午前:第11問

20歳の男性。頸髄完全損傷。動作獲得を制限する関節可動域制限、残存筋力の低下および合併症はない。洋式便座に側方移乗で移乗し、便座上座位で排便を行う。この患者が使用する坐薬挿入の自助具と、自助具を使用する際の姿勢を図に示す。Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類にする最上位の機能残存レベルはとれか。 

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1: C6A

2: C6B1

3: C6B2

4: C6B3

5: C7A

第44回午前:第90問

慢性呼吸不全で息切れのある患者のADLの指導で誤っているのはどれか。  

1: リーチャーの利用

2: かぶりシャツの着用

3: 手すりの設置

4: 洋式トイレの使用

5: 半身浴の励行

第39回午前:第98問

脳卒中片麻痺のADL指導で正しいのはどれか。  

1: 前方いざり移動では健側上肢を殿部の前に置く。

2: 歩行用の手すりは引っぱるように誘導する。

3: 便器の高さは車椅子の座面よりも低くする。

4: ベッドは健側が壁側にくるようにする。

5: 椅子からの立ち上がりでは、まず健側足部を引き寄せる。

第43回午前:第27問

65歳の男性。頸髄不全損傷。現在のADLは次のとおりである。整容は自立。食事は普通食を柄つきスプーンで自立。着替え、トイレ動作は部分介助。入浴は全介助。臥位から自力で起き上がり端座位をとれるが、車椅子への移乗は全介助。移動は車椅子で自立。排便・排尿は時々失禁がある。Barthel indexは何点か。  

1: 35点

2: 40点

3: 45点

4: 50点

5: 55点