第37回午後第72問の類似問題

第37回午後:第71問

「脳が溶けてしまった。脳がからっぽだ」と訴える精神分裂病(統合失調症)患者の症状はどれか。  

1: 妄想知覚

2: 妄想着想

3: 被害妄想

4: 体感幻覚

5: 作為体験

第34回午後:第73問

緊張型分裂病で誤っているのはどれか。  

1: 発症は急激である。

2: 慢性の経過をとる。

3: 精神運動興奮を呈する。

4: 昏迷を呈する。

5: カタレプシーを呈する。

第34回午後:第70問

「他人からあやつり人形のように動かされる」と訴える精神分裂病(統合失調症)の症状はどれか。  

1: 作為体験

2: 反響症状

3: 考想吹入

4: 関係妄想

5: 被害妄想

第38回午前:第78問

精神分裂病(統合失調症)患者の急性期症状消退時の作業療法の目的で適切なのはどれか。  

1: 対人技能の向上

2: 金銭の自己管理の向上

3: 自己決定力の向上

4: 疲労感の軽減

5: 職場獲得の援助

第39回午前:第38問

20歳の男性。統合失調症(精神分裂病)。 1か月前、街中で「誰もがお前を殺してやると言っている。やられる前にやらなければ」と言って暴れたため入院。入院後も「お前なんか殺してやると言われるので不安で落ち着かない」という訴えが続いている。「やられる前にやらなければ」という考えのもとにある症状はどれか。  

1: 自閉

2: 強迫観念

3: 被害妄想

4: 作為体験

5: 感情鈍麻

第49回午前:第97問

統合失調症について正しいのはどれか。  

1: 男性が女性より3倍多い。

2: 緊張型では昏迷がみられる。

3: 病前性格は循環気質が多い。

4: 死亡率は健常者と同じである。

5: 妄想型は破瓜型より発症年齢が低い。

第35回午前:第28問

22歳の女性。精神分裂病(統合失調症)。高校1年時にうつ状態で3か月入院した。その後、毎年入退院を繰り返し5回目の入院となった。入院後1か月が経過したが、自発性の減退および引きこもりがみられる。また「私の結婚相手を姉に取られた。私の考えがすべて他人に分かってしまい自分がなくなってしまうみたいで困る。他人の声が左の頭に聞こえる。」と訴えている。その時点で作業療法が処方された。この患者の作業療法の目的として適切でないのはどれか。  

1: 自発性の改善

2: 作業習慣の定着

3: 幻聴の消失

4: 対人関係の拡大

5: 生活自己管理能力の向上

第36回午前:第81問

急性期精神分裂病(統合失調症)の作業療法の留意点として適切でないのはどれか。  

1: 作業活動は短時間でできるものにする。

2: グループ活動を禁止する。

3: 途中退室を保障する。

4: 身体状態を把握する。

5: 病棟との連絡を密にする。

第42回午後:第91問

統合失調症になく躁病にあるのはどれか。  

1: 病識欠如

2: 精神運動興奮

3: 観念奔逸

4: 思考途絶

5: 誇大妄想

第36回午後:第72問

妄想型分裂病の特徴でないのはどれか。  

1: 発症年齢が比較的遅い。

2: 妄想は時に体系化する。

3: 陰性症状は軽度である。

4: 人格水準は保たれることが多い。

5: 昏迷やカタレプシーがみられる。

第41回午後:第95問

統合失調症で予後不良な因子はどれか。  

1: 発病年齢が早い。

2: 病前の性格が社交的である。

3: 明らかな誘因がある。

4: 急性に発病する。

5: 緊張病症状を示す。

第37回午前:第81問

精神分裂病(統合失調症)患者の作業場面で観察されるのはどれか。2つ選べ。 ア.注意の狭さイ.疲れやすさウ.興味の拡散エ.探索行動オ.他者への介入  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第55回午前:第97問

統合失調症に特徴的な思考の障害はどれか。  

1: 思考が緩徐でうまく進まない。

2: 思考の進行が突然遮断され、会話が停止する。

3: まわりくどく、要領よく思考目標に到達できない。

4: 観念の間に論理的な関連がなく、意識の混濁を伴う。

5: 観念が次々に沸き起こるが、つながりは表面的で目標から外れていく。

  • 答え:2
  • 解説:統合失調症に特有の思考の障害は、思考の進行が突然遮断され、会話が停止する状態であり、これを思考途絶と呼びます。
  • 思考が緩徐でうまく進まない状態は、思考制止と呼ばれ、うつ病やその他の抑うつ状態で見られる現象です。
  • 思考の進行が突然遮断され、会話が停止する状態は、思考途絶と呼ばれ、統合失調症に特有の思考の障害です。この選択肢が正解です。
  • まわりくどく、要領よく思考目標に到達できない状態は、迂遠と呼ばれ、知能障害やてんかん性性格変化で見られる現象です。
  • 観念の間に論理的な関連がなく、意識の混濁を伴う状態は、思考散乱と呼ばれ、産褥期精神障害や中毒性、内分泌性精神障害などで生じるアメンチアで見られる現象です。
  • 観念が次々に沸き起こるが、つながりは表面的で目標から外れていく状態は、観念奔逸と呼ばれ、躁状態に特有の現象です。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午前:第48問

境界性パーソナリティ障害の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 女性より男性に多い。

2: 自己像が不安定である。

3: 完全主義の傾向がみられる。

4: 慢性の空虚感が支配している。

5: 有病率は統合失調症より低い。

第43回午前:第82問

統合失調症患者の作業療法場面での行動特徴で誤っているのはどれか。  

1: とっさの判断を求められると戸惑う。

2: 特定の作業活動に執着する。

3: 同時に二つの課題を与えられると混乱しやすい。

4: 新しいものに慣れるまで時間がかかる。

5: 計画的に物事を進めることが困難である。

第38回午後:第77問

せん妄の特徴として誤っているのはどれか。  

1: 意識混濁がある。

2: 幻覚妄想を伴う。

3: 精神運動興奮を伴う。

4: 症状の動揺がある。

5: 慢性の経過をたどる。

第38回午前:第77問

精神分裂病(統合失調症)患者の作業療法導入時の評価項目として適切でないのはどれか。  

1: 指示理解の程度

2: 家族関係

3: 興味・関心の内容

4: 交友関係の範囲

5: 病的体験の内容

第56回午後:第44問

統合失調症について正しいのはどれか。  

1: 症状寛解後は薬物治療を中止する。

2: 家族心理教育を行うことで再発率が低下する。

3: 精神病未治療期間の長短は予後と無関係である。

4: 服薬自己管理の練習は急性増悪期から開始する。

5: 障害者試行雇用〈トライアル雇用〉の対象にはならない。

  • 答え:2
  • 解説:統合失調症は、継続的な治療が必要な精神疾患であり、家族心理教育を行うことで再発率が低下することが知られています。また、精神病未治療期間や服薬自己管理の練習のタイミング、障害者試行雇用の対象についても理解が必要です。
  • 選択肢1は間違いです。統合失調症の薬物治療は、症状が寛解しても中止せず、継続することが推奨されています。症状が再燃するリスクがあるためです。
  • 選択肢2は正しいです。家族心理教育を行うことで、統合失調症の再発率が低下するとされています。家族が患者の病状や治療について理解し、サポートすることが重要です。
  • 選択肢3は間違いです。精神病未治療期間は、短い方が予後が良いとされています。早期に適切な治療を受けることが、統合失調症の予後改善につながります。
  • 選択肢4は間違いです。服薬自己管理の練習は、急性増悪期ではなく、症状が落ち着いてから行われることが一般的です。患者が自分の病状を理解し、適切な服薬管理ができるようになることが目的です。
  • 選択肢5は間違いです。統合失調症の患者も障害者試行雇用〈トライアル雇用〉の対象となります。これにより、患者が働く機会を得られることで、社会復帰や生活の質の向上が期待されます。
  • 科目:統合失調症
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午前:第97問

統合失調症の前駆期にみられるのはどれか。  

1: 聴覚過敏

2: 奇異な妄想

3: 滅裂な思考

4: 感情の平板化

5: 緊張病症候群

第51回午前:第45問

統合失調症患者が「自分は不老不死の薬を開発して人類を救うと突然わかった」と述べた。この症状はどれか。2つ選べ。  

1: 誇大妄想

2: 作為体験

3: 妄想気分

4: 妄想知覚

5: 妄想着想