多発性筋炎で正しいのはどれか。
1: 男性に多い。
2: 心筋は障害されない。
3: 高い室温では筋力が低下する。
4: 四肢の遠位筋優位に障害される。
5: 間質性肺炎を合併すると予後が悪い。
62歳の女性。多発性硬化症。発症から3年経過。寛解と再燃とを繰り返している。四肢筋力は軽度低下し、表在・深部感覚ともに鈍麻している。最近、疲労の訴えが多い。作業療法で適切なのはどれか。
発症初期から易転倒性がみられるのはどれか。
1: Charcot-Marie-Tooth病
2: 筋萎縮性側索硬化症
3: 進行性核上性麻痺
4: 脊髄小脳変性症
5: Parkinson病
多発性硬化症患者の作業療法評価として適切でないのはどれか。
1: 副腎皮質ステロイド薬投与の有無を知る。
2: 症状の変化に伴いADLを再評価する。
3: 開始にあたり視力に関する情報を得る。
4: 症状の進行によって生じる患者の不安を聞く。
5: 上下肢の筋萎縮の分布を定期的に評価する。
感覚障害を合併するのはどれか。2つ選べ。
1: 多発性硬化症
2: 重症筋無力症
3: 筋萎縮性側索硬化症
4: 肢帯型筋ジストロフィー
5: 慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー
疾患と頻度の多い症候との組合せで正しいのはどれか。
1: Alzheimer型認知症――羽ばたき振戦
2: Huntington病――――線維束性収縮
3: 多発性硬化症―――――舞踏運動
4: 筋萎縮性側索硬化症――静止時振戦
5: 多系統萎縮症―――――起立性低血圧
疾患と病理変化の組合せで誤っているのはどれか。
1: Parkinson病 - 大脳白質の変性
2: 多発性硬化症 - 中枢神経の脱髄
3: Huntington病 - 線条体の変性
4: Alzheimer型認知症 - 大脳皮質の変性
5: 筋萎縮性側索硬化症 - 脊髄前角細胞の脱落
高齢患者の特徴で誤っているのはどれか。
1: 症状が非定型的である。
2: 精神症候を伴いやすい。
3: 合併症を伴いやすい。
4: 検査所見での個人差が少ない。
5: 予後に心理社会的要因が影響しやすい。
双極性障害と比較した場合のうつ病の特徴はどれか。
1: 有病率が低い。
2: 平均初発年齢が低い。
3: 有病率の男女差が小さい。
4: 一卵性双生児の罹患一致率が低い。
5: 状況要因が誘因となって発症することが少ない。
注意欠如・多動性障害について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 薬物療法は行わない。
2: 男児よりも女児に多い。
3: 生育歴の聴取が重要である。
4: 二次性の精神症状に注意が必要である。
5: 成人期において診断されることはない。
多発性硬化症の症状と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。
1: 痙 縮-全身温浴
2: 廃用性筋力低下-等張性筋力増強
3: 運動失調-重錘負荷
4: 耐久力低下-ボルグ指数11の運動
5: 歩行時尖足-短下肢装具
45歳の男性。半年前から左上肢遠位部の脱力、3か月前から左上肢の筋萎縮と右上肢の脱力、さらに最近歩行障害と構音障害を認めるようになり、神経内科で筋萎縮性側索硬化症と診断された。現時点で認められる可能性が高いのはどれか。
1: 褥 瘡
2: 振動覚低下
3: 眼球運動障害
4: 膀胱直腸障害
5: Hoffmann反射陽性
Down症候群について正しいのはどれか。
1: 転座型に次いで21トリソミーが多い。
2: 発症リスクに高齢出産がある。
3: 言語表出に問題はない。
4: 筋緊張は高い。
5: 男子に多い。
筋強直性ジストロフィーで正しいのはどれか。
1: 5歳までに発症する。
2: 伴性劣性遺伝である。
3: 顔面筋は侵されにくい。
4: ミオトニアがみられる。
5: 認知機能は障害されない。
多発性硬化症に特徴的な痛みはどれか。2つ選べ。
1: テタニー様痙攣に伴って生じる四肢の放散痛
2: 頭部前屈に伴って生じる背部下方への電撃痛
3: 食後に生じる胸背部鈍痛
4: 上肢と手指の発赤を伴った疼痛
5: 歩行を困難にするしびれを伴う下肢の疼痛
多発性硬化症患者の作業療法上の留意点で誤っているのはどれか。 ア.課題内容を決める前に視力検査を行う。イ.障害が増悪しても訓練量の維持を図る。ウ.痙縮軽減のための熱めの湯で入浴後に訓練を行う。エ.感覚障害例では作業中の外傷に注意する。オ.副腎皮質ステロイド薬投与例では易感染症に注意する。
1: ア、イ
2: ア、オ
3: イ、ウ
4: ウ、エ
5: エ、オ
多発性骨髄腫にみられるのはどれか。
1: 肝障害
2: 病的骨折
3: 赤血球増多
4: 血清総蛋白量減少
5: 低カルシウム血症
原発性骨粗鬆症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 発症率は男性の方が高い。
2: 類骨の割合が増加する。
3: 海綿骨の骨梁が減少する。
4: 血清カルシウム値は低下する。
5: 血清アルカリフォスファターゼ値は正常である。
筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。
1: 感覚障害が出現する。
2: 筋線維束攣縮が見られる。
3: 20歳代に好発する。
4: 萎縮は近位筋から生じる。
5: 初期から腱反射は低下する。
注意欠如・多動性障害について正しいのはどれか。
1: 女性に多い。
2: 低出生体重児の多くで発症する。
3: 感情における衝動性の高さは改善しやすい。
4: 約9割の患者は成人期早期までに寛解する。
5: 青年期以降は運動性多動の症状は目立たなくなる。