第57回午前第45問の類似問題

第41回午前:第85問

統合失調症の回復期前期における作業療法導入時の評価項目で適切でないのはどれか。  

1: 基本的生活リズム

2: 身体感覚の状態

3: 疲れやすさの程度

4: 活動範囲の広がり

5: 金銭管理能力

第35回午前:第81問

痴呆患者の作業療法の評価で適切でないのはどれか。  

1: 日常生活活動の自立度を評価する。

2: 描画によって失行や失認を評価する。

3: 投影法によって痴呆の程度を評価する。

4: 家族から病前の趣味に関する情報を得る。

5: 関節可動域や筋力などの身体機能を評価する。

第43回午前:第82問

統合失調症患者の作業療法場面での行動特徴で誤っているのはどれか。  

1: とっさの判断を求められると戸惑う。

2: 特定の作業活動に執着する。

3: 同時に二つの課題を与えられると混乱しやすい。

4: 新しいものに慣れるまで時間がかかる。

5: 計画的に物事を進めることが困難である。

第39回午前:第41問

作業療法の初期評価として適切でないのはどれか。  

1: 診療記録のレビュー

2: インタビュー

3: スクリーニング検査

4: 行動観察

5: 作業標本法

第38回午前:第96問

認知症患者の作業療法評価で適切でないのはどれか。  

1: 歩行状態などの運動機能

2: 記銘力や理解力などの知的機能

3: 家族の介護力の程度

4: 内田・クレペリンテストでの作業能力

5: 呼吸器・循環器などの合併症の有無

第37回午前:第91問

躁病患者の軽躁状態に対する作業療法の目標で適切でないのはどれか。  

1: 過活動性の抑制

2: 計画性の獲得

3: 攻撃性の発散

4: 興味・関心の拡大

5: 集団内での適応

第55回午前:第45問

メタボリックシンドロームの改善を目的とした統合失調症患者の評価で優先すべきなのはどれか。  

1: 睡眠状態

2: 対人関係

3: 入浴状況

4: 認知機能

5: 服薬内容

  • 答え:5
  • 解説:メタボリックシンドロームは内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさる病態で、心臓病や脳卒中になりやすくなる。統合失調症患者は抗精神病薬を服用することが多く、副作用には食欲増進や肥満、脂質異常症、血糖値上昇などがあるため、メタボリックシンドロームの改善を目的とする場合は、服薬内容を優先的に評価する。
  • 睡眠状態は統合失調症の病初期や増悪期に評価が必要であり、不規則な生活もメタボリックシンドロームの要因となるが、食事や運動量の調整が優先されるため、直接的な関連はない。
  • 対人関係は統合失調症の感情や思考、意志発動の問題により問題が生じることが多いが、対人関係とメタボリックシンドロームの直接的関連はないため、優先すべきではない。
  • 入浴状況は統合失調症の慢性期に問題が生じることがあるが、入浴状況とメタボリックシンドロームの直接的関連はないため、優先すべきではない。
  • 認知機能は統合失調症により問題が生じることがあるが、認知機能の低下によりメタボリックシンドロームを生じる可能性は低いため、優先すべきではない。
  • 統合失調症患者は抗精神病薬を服用することが多く、副作用には食欲増進や肥満、脂質異常症、血糖値上昇などがある。そのため、メタボリックシンドロームの改善を目的とする場合は、服薬内容を優先的に評価するとよい。
  • 科目:統合失調症
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第35回午前:第78問

精神科作業療法の評価で適切でないのはどれか。  

1: 関与しながらの観察を行う。

2: 非言語的表現も重視する。

3: 標準化された検査から始める。

4: 他部門の情報を考慮する。

5: 処方目的を考慮する。

第38回午前:第77問

精神分裂病(統合失調症)患者の作業療法導入時の評価項目として適切でないのはどれか。  

1: 指示理解の程度

2: 家族関係

3: 興味・関心の内容

4: 交友関係の範囲

5: 病的体験の内容

第37回午後:第73問

躁病の症状でないのはどれか。  

1: 連合弛緩

2: 観念奔逸

3: 行為心迫

4: 注意転導

5: 睡眠障害

第34回午前:第29問

26歳の女性。躁病。雑誌の編集員。昼夜が逆転し、職場では同僚や上司に無遠慮な言動が目立ち始めた。日常行動もまとまりに欠けてきたので入院した。入院後1か月で落ち着き始め、職場復帰に向けて作業療法が開始された。開始時の評価内容で適切でないのはどれか。  

1: 集中力の程度

2: 自我機能

3: 疲労度

4: 対人関係のパターン

5: 集団適応力

第40回午前:第80問

作業療法場面での統合失調症者の行動特徴で誤っているのはどれか。  

1: 柔軟な判断が苦手である。

2: 計画的な遂行が苦手である。

3: 慣れの効果が持続する。

4: 注意の配分が片寄る。

5: 緊張の亢進が持続する。

第43回午前:第80問

作業療法士が認知症患者の家族へ対応する上で適切でないのはどれか。  

1: 家族に今までの介護経験を尋ねる。

2: 作業療法場面を見学させる。

3: 家族の健康状態を尋ねる。

4: 特定の人が介護を担うように指示する。

5: 家庭を訪問する。

第36回午前:第90問

認知症患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 慣れた作業環境で行う。

2: なじみのある作業を選ぶ。

3: 理解力に応じた指示にする。

4: 休憩の取り方は患者に任せる。

5: 単純な行程の種目を選ぶ。

第35回午前:第77問

精神分裂病(統合失調症)の作業療法の初回面接で適切でないのはどれか。 ア.病棟での日常生活状況を聞く。イ.作業療法参加の動機を確認する。ウ.作業療法に対する希望を聞く。エ.発病時の症状を聞く。オ.家庭の経済状況を聞く。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第37回午前:第82問

アルコール依存症に対する作業療法評価で適切でないのはどれか。  

1: 身体機能

2: 巣症状

3: ストレス耐性

4: 対人行動パターン

5: 作業遂行能力

第34回午前:第30問

26歳の女性。躁病。雑誌の編集員。昼夜が逆転し、職場では同僚や上司に無遠慮な言動が目立ち始めた。日常行動もまとまりに欠けてきたので入院した。入院後1か月で落ち着き始め、職場復帰に向けて作業療法が開始された。開始時の作業で適切でないのはどれか。  

1: 短時間で達成可能なもの

2: 巧緻性の低いもの

3: 粗大運動の要素が多いもの

4: エネルギー発散の要素が強いもの

5: 量的達成度を求めるもの

第54回午前:第48問

認知症患者に対する作業プログラムを作成する上での留意点で適切なのはどれか。  

1: 活動の時間帯は覚醒水準に応じて設定する。

2: 新しい事に挑戦していくような活動を用いる。

3: 活動は多少幼稚になっても、可能な限り単純化する。

4: 生活史よりも、現在の状態を重視して活動を選択する。

5: 患者同士で作品への感想を述べ合う場面は作らないようにする。

  • 答え:1
  • 解説:認知症患者に対する作業プログラムを作成する際には、患者の覚醒水準や生活史、認知レベルに合わせて活動を選択し、適切な時間帯に設定することが重要です。
  • 認知症患者は昼夜逆転傾向があるため、日中の覚醒状態をよく評価し、活動の時間帯を設定することが適切です。
  • 認知症患者は新たな記憶の形成が困難であるため、新しい事に挑戦するよりも、なじみのある作業を選択する方が適切です。
  • 認知症患者に対しては、各患者の認知レベルに合わせて作業活動の難易度を調整して提供することが重要です。ただし、単純化することが必ずしも適切とは限りません。
  • 認知症患者に対しては、患者自身の生活史や手続き記憶、長期記憶の程度を考慮し、なじみのある活動を提供することが適切です。現在の状態だけを重視するのではなく、生活史も考慮することが重要です。
  • 認知症患者に対しては、自分の活動が他者から認められたり、役割を成し遂げられたりすることで患者が自尊心を得られるよう、集団での活動を利用することが適切です。感想を述べ合う場面を作らないようにするのではなく、適切な形での交流を促すことが重要です。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第42回午前:第82問

統合失調症入院患者に対する作業療法の導入時面接で優先して聴取すべきものはどれか。2つ選べ。  

1: 発病のきっかけ

2: 妄想の内容

3: 一日の過ごし方

4: 現在困っていること

5: 家族との関係

第45回午前:第45問

うつ病患者への対応で適切なのはどれか。  

1: 積極性を促す。

2: 集団参加を促す。

3: 早期の退職を勧める。

4: 自殺の話題は扱わない。

5: 認知の特徴を把握する。