第55回午後第23問の類似問題

第57回午前:第24問

作業分析の目標として適切でないのはどれか。  

1: 治療手段としての作業を体系的に理解する。

2: 治療過程を段階づける。

3: 作業の材料、道具を分類する。

4: 作業遂行に必要な患者の能力を明確にする。

5: 作業実施の環境因子を明確にする。

  • 答え:3
  • 解説:作業分析は介入計画を立案する工程の1つで、作業の特性や難易度を検討し、対象者のニーズや障害特性に応じて環境調整やマッチングを行います。選択肢の中で適切でないものは、作業の材料や道具を分類することです。
  • 選択肢1は正しいです。作業分析は作業を治療手段として用いる際に、工程を含めて体系的に理解することができます。
  • 選択肢2も正しいです。作業分析には、作業の難易度を検討し、介入手段や順序を組立てることで、治療過程を段階づけることができます。
  • 選択肢3は適切でないです。作業に要する材料と道具を分類することは、作業分析の作業環境の調整やマッチングのあとに「計画立案」として行われるもので、作業分析そのものではありません。
  • 選択肢4は正しいですが、作業分析は作業側の特性や難易度を検討するものであり、患者の能力を明確にするのは作業療法評価に含まれます。
  • 選択肢5は正しいです。作業分析の結果、作業実施の環境因子を明確にすることができます。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第34回午前:第74問

職業前指導の内容で誤っているのはどれか。  

1: 作業耐久性の回復

2: 職業技術の修得

3: 通勤手段の指導

4: 段階的な復帰計画の確認

5: 会社との調整に関わる依頼

第41回午前:第43問

作業の難易度の段階づけで適切でないのはどれか。  

1: 編物-編み方の種類

2: 木工-作品の形

3: 籐細工-籐の色

4: 絵画-作品の大きさ

5: キーボード演奏-曲の種類

第54回午後:第29問

作業遂行要因の評価法の説明で正しいのはどれか。  

1: 意志質問紙は満足度を評価する。

2: AMPSは運動技能と処理技能を評価する。

3: 興味チェックリストは作業の到達度を評価する。

4: 役割チェックリストは役割の認識と数を評価する。

5: COPMは作業の遂行度、重要度、認識度を評価する。