境界型人格障害患者の作業療法場面でみられるのはどれか。
1: 作業への一貫した取り組み
2: 難易度の低い作品を要求
3: 治療者への依存
4: 集団への適応
5: 失敗時の洞察
境界性パーソナリティ障害患者の作業療法について正しいのはどれか。
1: 退行を許容する。
2: 逸脱行動は静観する。
3: 自力で達成できるような作業を行わせる。
4: 作業より面談などの言語的な関わりを中心とする。
5: 取り決め事項の変更について患者の要求のまま応じる。
作業療法場面で、治療者の賞賛を求め、他人の影響を受けやすく、不安定な感情が目立つのはどれか。
1: 妄想性人格障害
2: 分裂病質人格障害
3: 依存性人格障害
4: 強迫性人格障害
5: 演技性人格障害
不潔恐怖のある強迫性障害患者が作業療法場面で見せる特徴で適切でないのはどれか。
1: 予定通り行われることにこだわる。
2: 他の人が触れたものを避ける。
3: 手順に間違いがないか確認する。
4: 作業療法士に手洗いを要求する。
5: 自分のこだわりに無自覚である。
うつ病患者の作業療法中に観察される特徴で誤っているのはどれか。
1: 脱線しやすい。
2: 自己決定力が低下する。
3: 自己卑下感を抱く。
4: 無理をしやすい。
5: 依存心が高まる。
境界性人格障害患者の作業療法の留意点で、当てはまらないのはどれか。
1: 治療者の理想化
2: 治療者への攻撃
3: 治療者間の対立
4: 他者への無関心
5: 高い達成要求
作業療法中に簡単な作業であっても頻回に助言を求めるのはどれか。
1: 依存性パーソナリティ障害
2: 演技性パーソナリティ障害
3: 妄想性パーソナリティ障害
4: 非社会性パーソナリティ障害
5: 自己愛性パーソナリティ障害
躁状態の患者への作業療法を行っているときの特徴として誤っているのはどれか。
1: 集中力に乏しい。
2: 依存心が高まる。
3: 関心が拡散する。
4: 干渉が多い。
5: 脱線しやすい。
うつ病患者が作業療法場面で表現するのはどれか。
1: もう一人の自分がいる。
2: 誰かに操られている。
3: 周りに迷惑をかけている。
4: もっと高度なことができる。
5: 周りから期待されている。
見捨てられ不安を特徴とするのはどれか。
1: 依存性パーソナリティ障害
2: 演技性パーソナリティ障害
3: 回避性パーソナリティ障害
4: 境界性パーソナリティ障害
5: 自己愛性パーソナリティ障害
見捨てられ不安を特徴とするのはどれか。
1: 依存性パーソナリティ障害
2: 演技性パーソナリティ障害
3: 回避性パーソナリティ障害
4: 境界性パーソナリティ障害
5: 自己愛性パーソナリティ障害
気分障害(うつ状態)の患者の作業療法中にみられないのはどれか。
1: 作業能率の低下
2: 作業種目への執着
3: 評価への高い関心
4: 複雑な作業への困惑
5: 失敗へのこだわり
境界型人格障害の患者への作業療法士の対応として適切でないのはどれか。
1: 支持的態度を維持する。
2: チーム間でかかわりの合意をしておく。
3: 指示的態度を維持する。
4: 物事を一緒に考えていく姿勢を示す。
5: 実施時間の取り決めは明確にする。
統合失調症患者の作業療法場面での行動特徴で誤っているのはどれか。
1: とっさの判断を求められると戸惑う。
2: 特定の作業活動に執着する。
3: 同時に二つの課題を与えられると混乱しやすい。
4: 新しいものに慣れるまで時間がかかる。
5: 計画的に物事を進めることが困難である。
境界型人格障害の患者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 種目は患者に任せる。
2: 手順や結果が明確なものを選ぶ。
3: 枠組みのある作業を選ぶ。
4: 作業環境を一定にする。
5: 共同作業を勧める。
うつ病による仮性認知症患者の作業療法場面での特徴はどれか。2つ選べ。
1: 多幸的である。
2: 社交的に振る舞う。
3: 物忘れがみられる。
4: 精神運動抑制がみられる。
5: 能力低下に無関心である。
器質性精神障害患者の作業療法で適切なのはどれか。
1: 他の患者との交流は避ける。
2: 変化のある作業種目を選択する。
3: 誤った言動は理論的に正す。
4: 作業の誤りはまとめて訂正する。
5: 楽しみの要素を取り入れる。
境界性パーソナリティ障害の患者に対する作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 退行を許容する。
2: 集団作業への参加を促す。
3: 柔軟な枠組みを提供する。
4: 攻撃衝動の適応的発散を促す。
5: 主観的な苦悩を共感的に理解する。
Asperger症候群患者の作業療法にみられる特徴はどれか。
1: コミュニケーションが得意である。
2: 流動的状況を好む。
3: 独自の手順がある。
4: 曖昧条件を好む。
5: 臨機応変である。
境界型人格障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 複数の患者が共有する場で実施する。
2: 衝動発散を促す活動を取り入れる。
3: 指示的態度を維持する。
4: 依存や理想化が生じた時には治療者を交代する。
5: 患者の要求に応じ作業療法終了後に面接を行う。