第55回午前第30問の類似問題

第42回午後:第79問

末梢神経損傷で誤っているのはどれか。  

1: 筋萎縮

2: 異常感覚

3: 発汗異常

4: 腱反射亢進

5: 筋線維束攣縮

第44回午前:第68問

脊髄損傷の異所性骨化で正しいのはどれか。  

1: 関節周囲に熱感が生じる。

2: 麻痺域の小関節に好発する。

3: 血清カルシウム値が上昇する。

4: 発生すれば関節可動域運動を中止する。

5: 血清アルカリフォスファターゼ値が低下する。

第34回午前:第48問

脊髄損傷(第10胸髄節まで機能残存)で起こるのはどれか。2つ選べ。 ア.排便障害イ.自律神経過反射ウ.咳嗽困難エ.吸気困難オ.反射性勃起  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第43回午前:第68問

ASIA(American Spinal Injury Association)の触覚の評価で正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: C6:母指

2: T6:乳頭線

3: T9:剣状突起

4: T12:臍

5: L3:膝蓋部

第55回午後:第84問

脊髄損傷で正しいのはどれか。  

1: 受傷直後は尿失禁状態となる。

2: 排尿筋括約筋協調不全は生じない。

3: 残尿が150 mLでは導尿は不要である。

4: 核・核下型神経因性膀胱であれば尿道カテーテル長期留置を行う。

5: 核上型神経因性膀胱であればトリガーポイントの叩打による反射性排尿を試みる。

  • 答え:5
  • 解説:脊髄損傷によって生じる排尿障害は、損傷の位置によって核上型神経因性膀胱と核・核下型神経因性膀胱に分類される。核上型では反射性排尿が可能であり、トリガーポイントの叩打による反射性排尿を試みることが適切である。
  • 受傷直後は脊髄ショックの状態となり、排尿反射が消失し、尿閉の状態となるため、この選択肢は間違いです。
  • 脊髄損傷によって排尿筋と括約筋の協調が正常に作用しなくなるため、排尿筋括約筋協調不全は生じることがあります。この選択肢は間違いです。
  • 残尿は概ね50 mL以下が理想であり、残尿が150 mLでは導尿が必要となることがあるため、この選択肢は間違いです。
  • 核・核下型神経因性膀胱では導尿が必要となるが、尿道カテーテルの長期留置は慢性の尿路感染症を生じるため、望ましくない。この選択肢は間違いです。
  • 核上型神経因性膀胱では、膀胱にある程度尿が溜まると反射的に排尿筋の収縮が起こり、排尿する状態である。この場合、トリガーポイントの叩打により、体性膀胱反射を利用して反射性排尿を試みるとよい。この選択肢が正しいです。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第57回午後:第83問

脊髄損傷の自律神経過反射でみられるのはどれか。2つ選べ。  

1: 発 汗

2: 頻 脈

3: 高血圧

4: 低血糖

5: 四肢の疼痛

  • 答え:1 ・3
  • 解説:脊髄損傷の自律神経過反射は、尿の膀胱内充満、便秘、褥瘡の悪化、風邪などの発熱で引き起こされる。主な症状には、高血圧、損傷レベルより上の潮紅、側頭部血管の怒張、頭痛、鼻閉、除脈、発汗(損傷レベルより上)、鳥肌などがある。
  • 損傷レベルより上の発汗は、脊髄損傷の自律神経過反射の症状としてみられるため正解である。
  • 頻脈は、脊髄損傷の自律神経過反射の症状としてはみられない。自律神経過反射では徐脈の症状がみられる。
  • 高血圧は、脊髄損傷の自律神経過反射の症状としてみられるため正解である。
  • 低血糖は、脊髄損傷の自律神経過反射の症状としてはみられない。
  • 四肢の疼痛は、脊髄損傷の自律神経過反射の症状としてはみられない。
  • 科目:リハビリテーション医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午前:第61問

脊髄損傷の機能残存レベルと生じやすい拘縮との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 第4頸髄節-肩甲骨下制

2: 第5頸髄節-肩関節内転

3: 第6頸髄節-肘関節屈曲

4: 第6頸髄節-手関節背屈

5: 第7頸髄節-手指MP関節屈曲