感覚検査で、その過程や結果を理学療法士が視覚的に観察できるのはどれか。
1: モノフィラメントを用いた触覚検査
2: 関節定位覚(母指探し)検査
3: 試験管を用いた温覚検査
4: 音叉を用いた振動覚検査
5: 動的2点識別検査
感覚検査法の組合せで適切でないのはどれか。
1: 痛覚-つま楊子で皮膚を刺激し、痛みの有無を聞く。
2: 触覚-ティッシュペーパーで皮膚に触れ、分かるか否かを聞く。
3: 動的二点識別-ノギスで皮膚上に描いた数字や文字が何かを聞く。
4: 深部圧痛覚-アキレス腱をつまんで痛みの有無を聞く。
5: 立体覚-片手に物品を握らせてそれが何であるか言わせる。
感覚の評価手技(①〜⑤)を別に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。
1: ①触 覚
2: ②痛 覚
3: ③振動覚
4: ④2点識別覚
5: ⑤位置覚
感覚検査の組合せで誤っているのはどれか。
1: 二点識別覚:ノギス
2: 温覚:40~42度の温水
3: 冷覚:0~-2度の氷水
4: 触覚:Semmes-Weinstein(セメス・ワインスタイン)モノフィラメント
5: 振動覚:音叉
手指の感覚検査で正しいのはどれか。
1: 50 ℃を温かく感じれば温覚は正常である。
2: 20 g加重で痛みを感じれば痛覚は正常である。
3: 動的2点識別値が7 mmであれば正常である。
4: Dellonの物体識別検査ではコルクなどの材質を閉眼で呼称させる。
5: Mobergのピックアップ検査では1分間で移動できた日常物品の数を評価する。
体性感覚の検査で誤っているのはどれか。
1: 意識混濁が軽ければ、結果は信頼できる。
2: 感覚鈍麻がある場合、その部位から正常方向に検査する。
3: 痛覚の検査では安全ピンを軽くあてる。
4: 振動覚の検査では、音叉を骨の突出部にあてる。
5: 疲れやすい検査のため、なるべく短時間で行う。
温度覚検査について誤っているのはどれか。
1: 痛覚としてとらえていないか注意する。
2: 10℃が判別できると冷覚は正常である。
3: 50℃が判別できると温覚は正常である。
4: 温かいか冷たいかで応答させる。
5: 温覚計は垂直に10秒間当てる。
感覚検査と器具との組合せで誤っているのはどれか。
1: 触覚-綿棒
2: 痛覚-注射針
3: 温度覚-試験管
4: 素材識別-紙やすり
5: 二点識別-ノギス
感覚低下と判定するのはどれか。
1: 閉眼させ足の第3指を動かすとどの指か分からない。
2: 針で皮膚を軽く刺激すると2〜3秒遅れて痛みを感じる。
3: 10℃の水を入れた試験管で皮膚に触れると冷たいと感じる。
4: 背部で4 cm離れた2点に触れると1点を刺激されたように感じる。
5: 音叉の振動音が耳元では聞こえるが乳様突起に当てると振動を感じない。
知覚と用いる検査器具の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 圧覚 − 音叉
2: 痛覚 − ノギス
3: 二点識別覚 − 定量型知覚針
4: 動的触覚局在 − 消しゴム付き鉛筆
5: 静的触覚閾値 − Semmes-Weinsteinモノフィラメント
Danielsらの徒手筋力テスト(段階1と0)で、検査者が触診する位置で正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、すべて検査者の右手で触診をしている。
感覚検査と器具との組合せで誤っているのはどれか。
1: 静的触覚-セメス-ワインスタイン・モノフィラメント
2: 動的触覚-ルーレット
3: 痛覚-安全ピン
4: 温覚-試験管
5: 素材識別-紙やすり
左上肢の感覚と伝導路が通る部位との組合せで正しいのはどれか。
1: 圧覚――左脊髄前索
2: 位置覚―右脊髄後索
3: 温覚――右脊髄後索
4: 振動覚―左脊髄側索
5: 痛覚――右脊髄側索
正しいのはどれか。
1: 味覚は体性感覚である。
2: 脊髄視床路は深部感覚を伝達する。
3: 第一次体性感覚野は中心後回にある。
4: 第一次体性感覚野では足よりも手の再現領域が狭い。
5: 四肢切断後に第一次体性感覚野の体部位局在は変化しない。