関節リウマチ患者の関節保護の方法で誤っているのはどれか。
1: レバーによる蛇口の開閉
2: 両手を使用した茶碗の把持
3: 手掌部による車椅子のブレーキ操作
4: 食事の際の頸部前屈によるリーチ代償
5: 補高マットを利用した椅子からの立ち上がり
変形性膝関節症の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 関節痛の軽減のため温熱療法を行う。
2: 膝内側痛の軽減のため靴に内側ウェッジを作製する。
3: 大腿四頭筋の筋力増強訓練を行う。
4: 屈曲拘縮軽減のためハムストリングスの伸張を行う。
5: 関節の荷重軽減のため杖を使用する。
スポーツ傷害と理学療法との組合せで誤っているのはどれか。
1: 膝蓋軟骨軟化症-膝屈曲位での大腿四頭筋強化
2: ハムストリングス断裂予防-ストレッチング
3: 脛骨疲労骨折-PTB免荷装具
4: 野球肩-PNF
5: テニス肘-アイスマッサージ
60歳の女性。関節リウマチ。SteinbrockerのステージⅢ、クラス3で寛解状態であり安定している。理学療法士が行う生活指導について誤っているのはどれか。
1: 歩容に応じた足底板を調整する。
2: 頸椎の等張性抵抗運動を励行する。
3: 変形防止用のスプリントを用いる。
4: 再燃の急性炎症期には運動を避ける。
5: 大関節を使う関節保護方法を指導する。
痙性対麻痺に対するハムストリングスの持続的伸張で誤っているのはどれか。
1: 膝関節屈曲拘縮の改善
2: 膝関節屈筋痙縮の抑制
3: 股関節内転筋の促通
4: 長座位安定性の向上
5: 股関節可動域の増大
熱傷の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 植皮術直後から関節可動域訓練を行う。
2: 温浴時に関節可動域訓練を併用する。
3: ゆっくりした持続的な皮膚の伸張を一日数回行う。
4: 初期の安静肢位として高齢者では肩関節外転・外旋位をとらせる。
5: スプリントの圧迫によってケロイド形成を抑制する。
肩手症候群に対する治療介入で誤っているのはどれか。
1: 温熱療法を併用する。
2: 肩関節の可動域訓練を行う。
3: 手指と手関節との可動域訓練を行う。
4: 肩関節亜脱臼にアームスリングを使用する。
5: 手指に発赤を認めた場合は可動域訓練は禁忌である。
関節の慢性炎症で誤っているのはどれか。
1: 骨塩量の減少
2: 軟骨の変性
3: 組織内の好中球集積
4: 結合織の増殖
5: 血管の増生
頸髄損傷患者の肺理学療法の目的で誤っているのはどれか。
1: 排痰の促進
2: 微小気管支の開存
3: 胸郭可動性の確保
4: 1回換気量の増大
5: 肋間筋の筋力増強
関節可動域を改善させる理学療法で適切でないのはどれか。
1: 持続的伸張
2: CPMの使用
3: 自動介助運動
4: ホールド・リラックス手技
5: レーザー照射
軽度認知症を伴う保存的治療中の高齢骨折患者への対応で誤っているのはどれか。
1: 病前生活、特に趣味などに関連した作業を行う。
2: 患者同士の交流ができる場面を設定する。
3: 日時、場所、ニュースなどの会話を心がける。
4: 固定中の関節には等張性運動を用いた作業で筋萎縮を防ぐ。
5: 局所の固定を妨げない関節には可動域訓練を行う。
人工股関節の術後理学療法で誤っているのはどれか。
1: 脱臼予防について指導する。
2: 足関節の底・背屈運動を行う。
3: プーリーを利用して股関節屈曲・内転運動を行う。
4: 中殿筋を中心に筋力強化を行う。
5: セメントを使用した場合、早期に歩行訓練を開始する。