パーキンソン病の症状と比べて脊髄小脳変性症の症状をよく表しているのはどれか。
1: 罫線の間隔に収まる文章が書けない。
2: ブザー音を合図に動き出すまでに時間がかかる。
3: 体幹の回旋運動と逆の方向に頸を回旋することが難しい。
4: 光の点滅で手を打つと反復回数に連れタイミングのずれが大きくなる。
5: ポケットから手探りで目的物をつかみ出すとき小さなものの方が容易にできる。
脳卒中患者で大脳皮質の病変と比べて視床の病変でみられやすい症状はどれか。
1: 視野狭窄
2: 病態失認
3: 運動失調
4: 弛緩性片麻痺
5: 空間認知の低下
前交通動脈瘤破裂によるくも膜下出血で生じやすいのはどれか。2つ選べ。
1: 錐体路徴候
2: 小脳性失調
3: 記銘力障害
4: 観念運動失行
5: 自発性低下
脳血管障害の症状と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。
1: 関節拘縮-モビライゼーション
2: 下肢共同運動-ブリッジ運動
3: 肩手症候群-ホットパック
4: 肩関節亜脱臼-肩関節周囲筋の同時収縮
5: 非対称性座位姿勢-体幹装具の作製
Parkinson病で誤っているのはどれか。
1: 経過とともにL-dopaの効果の持続が短縮する。
2: リズム音刺激による歩行訓練の効果を認める。
3: 運動症状は一定の周期で変動する。
4: 自律神経症状を合併する。
5: 不随意運動を認める。
後頭葉の血流量低下が特徴的なのはどれか。
1: HIV認知症
2: 血管性認知症
3: 前頭側頭型認知症
4: Lewy小体型認知症
5: Alzheimer型認知症
疾患と頻度の多い症候との組合せで正しいのはどれか。
1: Alzheimer型認知症――羽ばたき振戦
2: Huntington病――――線維束性収縮
3: 多発性硬化症―――――舞踏運動
4: 筋萎縮性側索硬化症――静止時振戦
5: 多系統萎縮症―――――起立性低血圧
歩行障害がある患者の頭部MRIのT1強調冠状断像を示す。腰椎穿刺を行い髄液を排出させたところ、歩行障害が改善した。最も考えられるのはどれか。
1: Parkinson病
2: 正常圧水頭症
3: 脳梗塞
4: 脳出血
5: 慢性硬膜下血腫
小脳出血の急性期に作業療法の導入が困難となる症状はどれか。
1: 回転性めまい
2: 嚥下障害
3: 構音障害
4: 測定障害
5: 企図振戦
脳卒中患者で内頸動脈系と比べて椎骨脳底動脈系の病変でみられやすいのはどれか。
1: 失語症
2: 認知症
3: 同名半盲
4: 半側無視
5: 運動失調
発症早期の多系統萎縮症で頻度が低いのはどれか。
1: 認知症
2: 尿失禁
3: 動作緩慢
4: 起立性低血圧
5: 姿勢反射障害
脳血管性痴呆にみられないのはどれか。
1: 夜間せん妄
2: けいれん発作
3: 運動障害
4: まだら痴呆
5: 思考制止
家族性が孤発性よりも多いのはどれか。
1: Parkinson病
2: 多系統萎縮症
3: Huntington病
4: Lewy小体型認知症
5: 筋萎縮性側索硬化症
腰部脊柱管狭窄症の症状として特徴的なのはどれか。
1: 間欠性跛行
2: 腱反射亢進
3: 凹足
4: 足底潰瘍
5: 起立性低血圧
Wallenberg症候群を起こす病態で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 橋出血
2: ラクナ梗塞
3: 脳動静脈奇形
4: 脳底動脈解離
5: 内頸動脈閉塞症
頭部単純CTで発症直後から診断できるのはどれか。
1: 脳梗塞
2: 脳出血
3: Parkinson病
4: 多発性硬化症
5: 白質ジストロフィー
神経因性膀胱のうち低活動性膀胱を呈する疾患はどれか。
1: 脳出血
2: 胸髄損傷
3: 多発性硬化症
4: 頸椎後縦靭帯骨化症
5: 糖尿病性自律神経障害
認知症について誤っているのはどれか。
1: 脳血管性に比べ、アルツハイマー型では突発的に発症しやすい。
2: 脳血管性に比べ、アルツハイマー型では徘徊など異常行動を伴いやすい。
3: アルツハイマー型に比べ、脳血管性では症状の動揺性が大きい。
4: アルツハイマー型に比べ、脳血管性では局所神経症状を伴いやすい。
5: アルツハイマー型に比べ、脳血管性では動脈硬化症を伴いやすい。
急性期脳血管障害に対して、積極的に離床を行ってもよいのはどの場合か。
1: JCS3桁
2: 重度な運動麻痺
3: 神経症状の増悪
4: 収縮期血圧220 mmHg
5: 重篤な全身性合併症
運動失調がみられないのはどれか。
1: Wallenberg症候群
2: 脊髄小脳変性症
3: Wernicke脳症
4: 重症筋無力症
5: 脊髄癆