心理療法で正しいのはどれか。
1: 陽性転移の出現を目標とする。
2: 逆転移を認識したときは治療を中止する。
3: 自律訓練法では不安階層表を作成させる。
4: 絵画療法は統合失調症急性期に有効である。
5: バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法である。
統合失調症の認知機能障害の改善に焦点を当てたプログラムとして、パソコン上の教育用ソフトウェア課題を用いるのはどれか。
1: IPS
2: NEAR
3: WRAP
4: MCT〈Metacognitive Training〉
5: SCIT〈Social Cognition and Interaction Training〉
心理療法で正しいのはどれか。
1: 陽性転移の出現を目標とする。
2: 逆転移を認識したときは治療を中止する。
3: 自律訓練法では不安階層表を作成させる。
4: 絵画療法は統合失調症急性期に有効である。
5: バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法である。
認知症患者に対する作業プログラムを作成する上での留意点で適切なのはどれか。
1: 活動の時間帯は覚醒水準に応じて設定する。
2: 新しい事に挑戦していくような活動を用いる。
3: 活動は多少幼稚になっても、可能な限り単純化する。
4: 生活史よりも、現在の状態を重視して活動を選択する。
5: 患者同士で作品への感想を述べ合う場面は作らないようにする。
境界型人格障害患者の作業療法場面でみられるのはどれか。
1: 作業への一貫した取り組み
2: 難易度の低い作品を要求
3: 治療者への依存
4: 集団への適応
5: 失敗時の洞察
被害妄想が持続し自宅に閉じこもることで安定している慢性期の統合失調症患者に対する訪問作業療法として適切な支援はどれか。
1: 外出の促し
2: 家事行為の指導
3: 近所づきあいの指導
4: 本人が困っていることの傾聴
5: 内服薬の種類についての話し合い
21歳の女性。統合失調症。大学でグループ課題の実習中に錯乱状態となり入院した。入院後2週からベッドサイドでの作業療法が開始され、入院後7週で症状が落ち着いたため退院することになった。しかし、眠気やだるさ、疲労感があり、一方で復学への焦りが強い。この時期の作業療法士の対応で適切でないのはどれか。
1: デイケアでの集団活動を促す。
2: 自宅での過ごし方を指導する。
3: 復学準備の開始時期を話し合う。
4: 作業遂行の特徴を家族に伝える。
5: 外来作業療法で支援を継続する。
統合失調症について正しいのはどれか。
1: 前駆期から幻聴がみられる。
2: 慢性期に軽度の認知機能障害がみられる。
3: 家族の感情表出が少ないほど再発率は高くなる。
4: 発症から治療開始までの期間は予後と関連がない。
5: 急性期の治療で症状が軽快した場合は速やかに薬物治療を中止する。
統合失調症の回復期前期の患者に適切な活動はどれか。
1: 仲間作り
2: 生活管理
3: 欲求の充足
4: 役割の体験
5: 身体感覚の回復
転換性障害による歩行障害のある患者への対応として適切なのはどれか。
1: 希死念慮に注意する。
2: 感情の言語化を促す。
3: 歩行障害の受容を促す。
4: 歩行機能への介入は行わない。
5: 葛藤と症状との関係を洞察させる。
統合失調症患者が作業中に立ったり座ったりする、そわそわと落ち着かない行動はどれか。
1: パーキンソニズム
2: ジスキネジア
3: アカシジア
4: ジストニア
5: チック
慢性期統合失調症患者に作業療法を導入する際の留意点で適切でないのはどれか。
1: 患者の生活パターンを保つ。
2: いくつかの課題を提示する。
3: 何もしなくてもよいことを保障する。
4: 段階づけができる工程を準備する。
5: 完成品を見本に手順を話す。
「作業の手順が分からない」、「説明がよく分からない」と訴える統合失調症の患者の認知機能を精査する目的で検査を実施した。図版の一部を図に示す。このような図版が含まれるのはどれか。
1: WAB
2: BADS
3: MMSE
4: BACS-J
5: WAIS-Ⅲ
急性期を脱した精神分裂病(統合失調症)患者にみられにくい症状はどれか。
1: 早朝覚醒
2: 自信喪失
3: 抑うつ気分
4: 希死念慮
5: 集中力減退
統合失調症の前駆期にみられるのはどれか。
1: 聴覚過敏
2: 奇異な妄想
3: 滅裂な思考
4: 感情の平板化
5: 緊張病症候群
統合失調症(精神分裂病)の作業場面での特徴はどれか。
1: 作業能力の変動が少ない。
2: 援助によって達成量が増える。
3: 同じ間違いが少ない。
4: 同時並行の作業が得意である。
5: 全体を見て判断することができる。
境界性人格障害の患者に対する作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 集団作業への参加を促す。
2: 柔軟な枠組みを提供する。
3: 主観的体験内容を把握する。
4: 攻撃衝動の適応的発散を促す。
5: 退行を促進するようにかかわる。
急性期精神分裂病(統合失調症)の作業療法の留意点として適切でないのはどれか。
1: 作業活動は短時間でできるものにする。
2: グループ活動を禁止する。
3: 途中退室を保障する。
4: 身体状態を把握する。
5: 病棟との連絡を密にする。
認知症患者の周囲を困らせる行動への対応で最も適切なのはどれか。
1: すぐに制止する。
2: 論理的に説得する。
3: 単独での行動を勧める。
4: 新たな住環境を用意する。
5: 行動のパターンから原因を探る。
統合失調症(回復期前期)の患者に対する作業療法導入時の面接場面で適切なのはどれか。