精神科デイケア・スタッフの対応として適切なのはどれか。
1: 職種の役割を優先した活動を行う。
2: プログラムの作成はスタッフが行う。
3: スケジュール通りの活動を重視する。
4: 個別の対応よりも集団の維持を重視する。
5: 家族指導・援助を重視する。
32歳の男性。統合失調症。これまで院内の外来作業療法に参加していたが、友人の就労を契機に本人も就労希望を口にするようになった。担当の作業療法士が院内のカンファレンスで、この患者の就労移行支援事業所利用を提案するにあたって最も重要なのはどれか。
1: 罹病期間
2: 幻聴の頻度
3: 病識の程度
4: 就労への意欲
5: 統合失調症の病型
16歳の男子。高機能広汎性発達障害。友人との交流は少ないが、学校では大きな問題もなく普通高校に進学した。高校1年の夏休み後から登校できなくなり、思春期外来を受診した。通院しながら外来作業療法を実施することになった。開始時の作業で適切でないのはどれか。
1: 単純なもの
2: 短時間で完成できるもの
3: 本人の興味があるもの
4: 他者と共同で行うもの
5: 粗大動作が多いもの
10歳の男児。学業成績は中位だが授業中に落ちつきがなく、隣の子に一方的に話しかける、落書きをする、忘れ物をするなどでよく注意を受けていた。片付けも苦手で自室は乱雑であった。心配した母親と共に精神科を受診し、外来作業療法が開始された。この男児に予測される作業療法での様子はどれか。
1: 同じ動作を繰り返す。
2: 根拠のない自信を示す。
3: 道具をしばしばなくす。
4: 詳細を作業療法士に確認する。
5: 手順にこだわって作業をする。