第48回午前第46問の類似問題

第37回午前:第96問

作業療法中に、隣の人に触れるのがきたないとプログラムを中断してしまう患者はどれか。  

1: 身体表現性障害

2: 解離性障害

3: 非社会性人格障害

4: 強迫性障害

5: 妄想性人格障害

第39回午前:第92問

作業療法場面で、治療者の賞賛を求め、他人の影響を受けやすく、不安定な感情が目立つのはどれか。  

1: 妄想性人格障害

2: 分裂病質人格障害

3: 依存性人格障害

4: 強迫性人格障害

5: 演技性人格障害

第40回午前:第87問

不潔恐怖のある強迫性障害患者が作業療法場面で見せる特徴で適切でないのはどれか。  

1: 予定通り行われることにこだわる。

2: 他の人が触れたものを避ける。

3: 手順に間違いがないか確認する。

4: 作業療法士に手洗いを要求する。

5: 自分のこだわりに無自覚である。

第50回午後:第98問

家族がすぐにでも病気になるのではないか、という心配を繰り返し訴えるのはどれか。  

1: 解離性障害

2: 強迫性障害

3: 社交(社会)不安障害

4: 全般性不安障害

5: 広場恐怖

第50回午後:第47問

作業療法中に簡単な作業であっても頻回に助言を求めるのはどれか。  

1: 依存性パーソナリティ障害

2: 演技性パーソナリティ障害

3: 妄想性パーソナリティ障害

4: 非社会性パーソナリティ障害

5: 自己愛性パーソナリティ障害

第50回午前:第99問

強迫性障害について誤っているのはどれか。  

1: 曝露反応妨害法が用いられる。

2: 強迫行為はさせられ体験による。

3: 対称性へのこだわりがみられる。

4: 不合理な観念が繰り返し浮かぶ。

5: 選択的セロトニン再取り込み阻害薬が用いられる。

第44回午後:第99問

人前で発言することを恐れ、それを回避する場合に可能性が高いのはどれか。  

1: 適応障害

2: 解離性障害

3: 強迫性障害

4: 社会恐怖症

5: 広場恐怖症

第55回午後:第47問

強迫性障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。  

1: 自由度の高い作業を提供する。

2: 正確さを必要とする作業を提供する。

3: 強迫行為が始まれば作業を中止させる。

4: 強迫行為の原因についての洞察を促す。

5: 作業工程の確認は作業療法士が本人に代わって行う。

  • 答え:1
  • 解説:強迫性障害の患者に対する作業療法では、ルールや決まりが少ない作業活動が適しており、患者が自分の課題に対して良い評価を与えられるようにすることが重要です。
  • 自由度の高い作業は、強迫性障害患者に適しています。散歩やダンス、茶話会などの活動は、決まりやルールが少なく、患者が自分の課題に対して良い評価を与えられるようになります。
  • 正確さを必要とする作業は、完全主義の傾向がある強迫性障害患者には適さず、細かなことへのこだわりが強まる危険があります。このため、選択肢2は適切ではありません。
  • 強迫行為が始まっても、作業を中止させる必要はありません。患者に強迫症状があっても、できる課題があることに自らが良い評価を与えられるようにすることが重要です。選択肢3は適切ではありません。
  • 強迫行為が不合理であることは、患者自身もわかっているため、洞察を促す必要はありません。原因ではなく、その不合理性によって生活が障害されていることに違和感をもってもらうことが望ましい。選択肢4は適切ではありません。
  • 作業工程の確認が患者一人では困難な場合でも、作業療法士のみで行うのではなく、患者と一緒に行うようにする。作業療法士が患者の努力や小さな活動の成果を適切に認めることで、自己評価を高められるように促す。選択肢5は適切ではありません。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午前:第83問

作業療法中に、急に手足が動かなくなったり、声がでなくなったりするのはどれか。  

1: 転換性障害

2: 回避性障害

3: 行為障害

4: 身体化障害

5: 心気障害

第43回午前:第92問

境界型人格障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 個別面接は患者の要求に応じて随時行う。

2: 作品作りを通して依存欲求を満たす。

3: 自傷行為がみられたら担当者を交代する。

4: 攻撃行動がみられたら解釈して患者に説明する。

5: 表現活動を通し衝動発散を促す。

第49回午前:第47問

強迫性障害患者の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 自由度の高い作業を提供する。

2: 正確さを必要とする作業を提供する。

3: 強迫行為が始まれば作業を中止させる。

4: 強迫行為の原因についての洞察を促す。

5: 作業工程の確認は作業療法士が本人に代わって行う。

第44回午前:第93問

境界型人格障害患者の作業療法場面でみられるのはどれか。  

1: 作業への一貫した取り組み

2: 難易度の低い作品を要求

3: 治療者への依存

4: 集団への適応

5: 失敗時の洞察

第52回午後:第100問

疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。  

1: 身体化障害――――――――――系統的脱感作法

2: 強迫性障害――――――――――曝露反応妨害法

3: PTSD〈外傷後ストレス障害〉―フラッディング

4: 心気障害―――――――――――持続エクスポージャー法

5: 解離性健忘――――――――――バイオフィードバック法

第42回午前:第91問

境界型人格障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 複数の患者が共有する場で実施する。

2: 衝動発散を促す活動を取り入れる。

3: 指示的態度を維持する。

4: 依存や理想化が生じた時には治療者を交代する。

5: 患者の要求に応じ作業療法終了後に面接を行う。

第53回午前:第100問

親しい人間関係を構築できず、奇異な考え方や風変わりな行動が継続してみられ、パーソナリティ障害を指摘された。最も考えられるのはどれか。  

1: 演技性パーソナリティ障害

2: 依存性パーソナリティ障害

3: 統合失調型パーソナリティ障害

4: 猜疑性〈妄想性〉パーソナリティ障害

5: シゾイド〈統合失調質〉パーソナリティ障害

第56回午前:第45問

境界性パーソナリティ障害患者の作業療法について正しいのはどれか。  

1: 退行を許容する。

2: 逸脱行動は静観する。

3: 自力で達成できるような作業を行わせる。

4: 作業より面談などの言語的な関わりを中心とする。

5: 取り決め事項の変更について患者の要求のまま応じる。

  • 答え:3
  • 解説:境界性パーソナリティ障害患者に対する作業療法では、患者が自己効力感を高めることが重要です。そのため、自力で達成できるような作業を行わせることが適切です。
  • 退行を許容すると、患者は治療者に過度に依存を強めてしまうため、適切な対応ではありません。
  • 逸脱行為は静観せず、予め決めた行動の規範や枠組みを示して許されない行動であることを毅然として伝えるべきです。
  • 自力で達成できるような作業を行わせることで、患者が自己効力感を高めることができ、心理的安定感を支持することができます。これが正しい対応です。
  • 境界性パーソナリティ障害患者には言語優位でなく、目に見える行動を中心に利用することが適切です。言語的な関わりだけでは効果的な治療ができません。
  • 取り決め事項の変更を患者の要求のままに応じることは、逸脱行動や退行を許容することになります。変更手続きのルールに基づいて行うべきです。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第49回午後:第40問

依存性パーソナリティ障害患者の作業療法場面での特徴はどれか。  

1: 他者の意見に反対できない。

2: 他者の感情に無関心である。

3: 他者を信じることが難しい。

4: 他者の注目の的になることを求める。

5: 他者に仕事を任せることができない。

第41回午前:第91問

神経症性障害患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 心気症を示す患者では、レクリエーションや運動を促す。

2: 不安発作を示すときは、作業の中断を考慮する。

3: 過剰な不安を抱くときは、作業量を増やす。

4: 身体表現性障害では、身体機能改善を優先する。

5: 自己評価が低いときは、達成しやすい作業に変更する。

第41回午前:第92問

身体表現性障害の患者に対する作業療法士の対応で適切でないのはどれか。  

1: 受容的・支持的に関わる。

2: 矛盾する身体症状の理由を話し合う。

3: 葛藤解決や対処方法を話し合う。

4: アンビバレンツな言動を許容する。

5: 心理的距離を保つ。

第35回午前:第93問

強迫神経症患者の作業療法で確認行為がみられたとき、作業療法士の対応で適切なのはどれか。  

1: 作業種目を変更する。

2: 作業を中断させる。

3: その日の作業療法を中止する。

4: 行為をやめるように話す。

5: 行為を静観する。