第47回午前第43問の類似問題

第36回午前:第90問

認知症患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 慣れた作業環境で行う。

2: なじみのある作業を選ぶ。

3: 理解力に応じた指示にする。

4: 休憩の取り方は患者に任せる。

5: 単純な行程の種目を選ぶ。

第50回午後:第49問

心因性のけいれん発作を繰り返す患者への対応で適切なのはどれか。  

1: 叱咤激励する。

2: 心理検査を提案する。

3: 作業療法への参加を中止する。

4: その都度プログラムを変更する。

5: ストレス状況について話し合う。

第42回午前:第29問

60歳の男性。統合失調症。21歳時に発症し、過去に5回の入院歴があった。35歳時に被害妄想が再燃し、6回目の入院となって以来、父親との折り合いが悪く退院先が決まらないまま25年間入院していた。父親が亡くなったことを契機に、一人暮らしとなった84歳の母親と本人の希望により、自宅退院に向けた支援を行うことになった。この時期の作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 服薬管理

2: 金銭管理

3: 外出体験

4: 対人関係の改善

5: 自宅での役割の検討

第37回午前:第33問

32歳の男性。感情障害。営業の仕事で成績も良かったが、29歳時に躁病性興奮で約10か月入院した。退院後、復職したが服薬を自己調節し始め、次第に多弁となり顧客とのトラブルが多くなり、上司の勧めで2回目の入院となった。薬物療法によって入院2か月で落ち着いたため、安定した行動の維持を目標に作業療法が処方された。まとまりのある行動を見せているが、要求が通らない場合に他患に攻撃的な言動を表出することがある。この患者の作業で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.非構成的な作業イ.巧緻性の必要な作業ウ.自由参加の集団作業エ.手順の明確な作業オ.粗大運動的な作業  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第46回午前:第28問

実用性歩行が可能な脳卒中患者に対する維持期理学療法で最も期待できる効果はどれか。  

1: 麻痺の重症度の改善

2: 下肢痙縮の改善

3: 感覚障害の改善

4: 持久力の向上

5: 認知症の改善

第54回午後:第81問

心理療法で正しいのはどれか。  

1: 陽性転移の出現を目標とする。

2: 逆転移を認識したときは治療を中止する。

3: 自律訓練法では不安階層表を作成させる。

4: 絵画療法は統合失調症急性期に有効である。

5: バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法である。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、心理療法に関する正しい選択肢を選ぶことが求められています。正しい選択肢は5で、バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法であることが正しいです。
  • 陽性転移は患者から治療者に向けられる陽性感情ですが、心理療法の目標ではありません。したがって、この選択肢は正しくありません。
  • 逆転移は治療者から患者への無意識的な感情であり、治療者は逆転移に注意し自己洞察が必要です。ただし、逆転移を認識したからといって治療を中止する必要はありません。この選択肢は誤りです。
  • 自律訓練法は自己催眠法の一種で、全身の弛緩状態を作り出せるようにし、生理的な身体機能の調整や心理的な自己統制を行うものです。不安階層表は曝露法で用いられるため、この選択肢は間違いです。
  • 統合失調症急性期では安静・休養が主となり、亜急性期から作業療法などの介入が始まります。しかし、休息援助や基本的生活リズムの回復が課題となるため、絵画療法などの自己洞察を含む作業は原則行われません。この選択肢は正しくありません。
  • バイオフィードバックは、心拍数や血圧、呼吸、体温などの生理現象を連続的に記録し、好ましい変化が生じた場合に信号を出して被検者に知らせ、その信号を持続させるように練習させるものです。オペラント条件付けの原理を用いた治療法であるため、この選択肢は正しいです。
  • 科目:臨床心理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午後:第81問

心理療法で正しいのはどれか。  

1: 陽性転移の出現を目標とする。

2: 逆転移を認識したときは治療を中止する。

3: 自律訓練法では不安階層表を作成させる。

4: 絵画療法は統合失調症急性期に有効である。

5: バイオフィードバックはオペラント条件付けを用いた手法である。

第35回午前:第43問

脳卒中片麻痺の機能障害(impairment)に対する理学療法はどれか。  

1: 歩行訓練

2: 関節拘縮の改善

3: 利き手の交換

4: 補装具の使用

5: 環境の改善

第45回午前:第15問

30歳の男性。統合失調症。高校時代から体調不良を訴えるようになり、自宅に引きこもっていた。5年前に幻覚妄想状態のため入院し作業療法を継続していたが、最近、「退院したい」と意欲を見せ始めた。この時期の作業療法の目的で適切なのはどれか。  

1: 就労準備

2: 趣味の拡大

3: 心身機能の回復

4: 生活リズムの改善

5: 自己管理技能の改善

第52回午前:第80問

行動療法の技法でないのはどれか。  

1: 精神分析

2: 系統的脱感作法

3: 曝露反応妨害法

4: トークンエコノミー法

5: バイオフィードバック法

第45回午後:第47問

知的障害児の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 1. 遊びの種類を減らす。

2: 2. 内発的に動機付ける。

3: 3. 作業は細かく段階付ける。

4: 4. 精神年齢相応の作業を用いる。

5: 5. 障害の特性を家族に説明する。

第35回午前:第93問

強迫神経症患者の作業療法で確認行為がみられたとき、作業療法士の対応で適切なのはどれか。  

1: 作業種目を変更する。

2: 作業を中断させる。

3: その日の作業療法を中止する。

4: 行為をやめるように話す。

5: 行為を静観する。

第35回午前:第97問

老年期アルコール依存症の作業療法導入時の留意点で適切でないのはどれか。  

1: 身体機能の評価を行う。

2: 記銘力障害の有無を確認する。

3: 合併症の有無を確認する。

4: 疲れやすい作業は避ける。

5: 工程の細かな作業を導入する。

第38回午前:第81問

うつ病の回復期の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 作業時間を延長する。

2: 作業の速さを求める。

3: 休息の取り方を教える。

4: 変化に富む構成にする。

5: 作業の完成度を求める。

第43回午前:第74問

治療的な電気刺激の目的で適切でないのはどれか。  

1: 廃用による筋力低下の予防

2: 脱神経筋における神経終末の発芽促進

3: 末梢神経損傷による疼痛の軽減

4: 脳卒中による痙縮の軽減

5: 不動に伴う浮腫の軽減

第36回午前:第95問

精神科デイケアのプログラムで適切でないのはどれか。  

1: スポーツ活動

2: 作業活動

3: 集団精神療法

4: 職場適応訓練

5: 生活技能訓練

第40回午前:第89問

神経性無食欲症患者の作業療法場面でみられないのはどれか。  

1: 過活動

2: 過剰適応

3: 強迫的なこだわり

4: 対人交流の希薄さ

5: 評価に対する無関心

第45回午後:第44問

うつ病患者の作業療法でみられやすいのはどれか。2つ選べ。  

1: 1. 責任感の低下

2: 2. 評価への無関心

3: 3. 几帳面な取り組み

4: 4. 手順と段取りの混乱

5: 5. 仕上がりへのこだわり

第36回午前:第10問

作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

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第44回午前:第84問

統合失調症回復期前期の作業療法で優先して考慮するのはどれか。  

1: 社会性

2: 疲労度

3: 就労準備性

4: 対人依存性

5: 作品の完成度