第47回午前第39問の類似問題

第49回午前:第96問

Lewy小体型認知症に特徴的なのはどれか。  

1: 幻視

2: 感情失禁

3: 滞続言語

4: 錐体路徴候

5: 時刻表的行動

第48回午前:第14問

70代の女性。Alzheimer型認知症の診断を受けデイケアを利用しながら自宅で生活を続けている。独歩での移動は可能であるが、屋外では道に迷う。IADLは全介助である。感情のコントロールができなくなり、デイケア施設職員に文句を言ったり介護に抵抗することもある。この患者に特徴的にみられる症状や障害で正しいのはどれか。  

1: 幻 視

2: 人格変化

3: 意識混濁

4: 不全片麻痺

5: 視空間認知の障害

第52回午後:第42問

認知症のBPSD〈behavioral and psychological symptoms of dementia〉はどれか。  

1: 失語

2: 失認

3: 徘徊

4: 記憶障害

5: 判断力低下

第42回午前:第78問

アルツハイマー型認知症でみられないのはどれか。  

1: 汚言症

2: 観念失行

3: 視空間失認

4: 物盗られ妄想

5: 実行機能障害(遂行機能障害)

第54回午後:第35問

前頭葉と側頭葉に限局性の大脳皮質の萎縮を認める疾患はどれか。  

1: Alzheimer型認知症

2: 正常圧水頭症

3: 脳血管性認知症

4: Pick病

5: Lewy小体型認知症

第36回午前:第92問

アルツハイマー型認知症患者の作業療法場面でみられないのはどれか。  

1: 語間代によるコミュニケーションの低下

2: まだら認知症による作業能力の低下

3: 記銘力低下による作業手順の混乱

4: 失見当識による作業時間の間違い

5: 人格変化による孤立化

第53回午前:第40問

認知症の周辺症状であるBPSD〈behavioral and psychological symptoms of dementia〉はどれか。  

1: 失行

2: 失認

3: 妄想

4: 見当識障害

5: 遂行機能障害

第47回午前:第83問

発症早期の多系統萎縮症で頻度が低いのはどれか。  

1: 認知症

2: 尿失禁

3: 動作緩慢

4: 起立性低血圧

5: 姿勢反射障害

第50回午後:第42問

Lewy小体型認知症患者の作業療法にみられる特徴はどれか。  

1: 活動にむらがある。

2: 姿勢保持が良い。

3: 多幸的である。

4: 作話が多い。

5: 歩き回る。

第51回午前:第92問

認知症をきたす疾患で脳外科的手術によって認知機能が改善する可能性があるのはどれか。2つ選べ。  

1: Lewy小体型認知症

2: 進行性核上性麻痺

3: 慢性硬膜下血腫

4: Wernicke脳症

5: 正常圧水頭症

第52回午後:第4問

67歳の男性。Lewy小体型認知症。退職しているにもかかわらず時々会社に行こうとするが、説明をすると納得する。「子供が部屋の中にいる」と訴えることが増えた。日常の動作は緩慢となり、歩行も困難になったため入院した。この患者に対する作業療法の際に適切なのはどれか。  

1: 幻視の訴えを正す。

2: 身体の活動量を減らす。

3: リズムのある反復動作は避ける。

4: 転倒しやすいことを本人に伝える。

5: 過覚醒を防ぐために照明を暗くする。

第37回午前:第72問

脳卒中片麻痺患者にみられる症状で転倒と関連が少ないのはどれか。  

1: 痴呆

2: 深部感覚障害

3: 夜間せん妄

4: 視空間失認

5: 失語症

第49回午後:第25問

認知症の症状のうち、周辺症状としてのbehavioral and psychological symptoms of dementia(BPSD)はどれか。  

1: 失 認

2: 暴 言

3: 記憶障害

4: 判断力低下

5: 見当識障害

第49回午後:第42問

認知症患者への作業療法で改善されやすいのはどれか。  

1: 失語

2: 記憶障害

3: 異常感情

4: 見当識障害

5: 遂行機能障害

第52回午前:第16問

67歳の女性。作業療法中に傾眠傾向が続いた日があるかと思えば、声かけにはきはきと受け答えをする日もある。部屋の間違いや道に迷うことも多い。あるとき突然「カーテンの陰に人がいる」と話し怯えだした。この患者の原因疾患として最も可能性が高いのはどれか。  

1: Alzheimer型認知症

2: Lewy小体型認知症

3: 前頭側頭型認知症

4: 正常圧水頭症

5: 血管性認知症

第48回午後:第31問

脳卒中患者で大脳皮質の病変と比べて視床の病変でみられやすい症状はどれか。  

1: 視野狭窄

2: 病態失認

3: 運動失調

4: 弛緩性片麻痺

5: 空間認知の低下

第54回午後:第98問

器質性精神障害の急性期の症状として最もみられるのはどれか。  

1: 失語

2: せん妄

3: 知能低下

4: 性格変化

5: 健忘症候群

  • 答え:2
  • 解説:器質性精神障害は身体疾患に伴う精神障害で、急性期に最も見られる症状はせん妄です。せん妄は意識混濁を背景とし、不安や精神運動興奮、錯覚、幻覚などさまざまな精神症状を伴う状態です。
  • 失語は巣症状であり、脳外傷や脳梗塞が原因となった場合に生じることがある。ただし、一般に慢性期の症状であるため、急性期の症状としては不適切です。
  • せん妄は、意識混濁を背景とし、不安や精神運動興奮、錯覚、幻覚などさまざまな精神症状を伴う状態であり、器質性精神障害の急性期にみられやすい症状です。このため、正しい選択肢です。
  • 知能低下は、脳血管障害による器質性精神障害により認知機能の低下が生じることがあるが、慢性期の症状であるため、急性期の症状としては不適切です。
  • 性格変化は、Alzheimer型認知症などで病期が進んだ場合に症状を呈することがあるが、急性期の症状としては不適切です。
  • 健忘症候群は、前向性健忘と逆向性健忘を伴い、全般的な知的機能低下のないものを指す。病巣によっては健忘症候群を伴うこともあるが、慢性期の症状であるため、急性期の症状としては不適切です。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第55回午後:第43問

Alzheimer型認知症の進行度をADL障害の程度から評価するのはどれか。  

1: Behave-AD

2: DASC-21

3: MoCA-J

4: FAST

5: MMSE

  • 答え:4
  • 解説:Alzheimer型認知症の進行度をADL障害の程度から評価するのはFunctional Assessment Staging(FAST)である。FASTは、Alzhheimer型認知症の重症度をステージ1(認知機能の障害なし)~7(非常に高度の認知機能低下)で評価する観察式の評価法で、認知症の進行度を客観的に評価できる。
  • Behave-ADは、Alzheimer型認知症患者の行動・心理症状を評価するための尺度であり、ADL障害の程度から進行度を評価するものではない。
  • DASC-21は、認知症患者の心理・社会的ストレスを評価するための尺度であり、ADL障害の程度から進行度を評価するものではない。
  • MoCA-Jは、軽度認知機能低下のスクリーニングツールであり、ADL障害の程度から進行度を評価するものではない。注意機能、集中力、実行機能、記憶、言語、視空間認知、概念的思考、見当識について、約10分で評価することができる。
  • FASTは、Alzheimer型認知症の進行度をADL障害の程度から評価するための尺度である。ステージ1(認知機能の障害なし)からステージ7(非常に高度の認知機能低下)までの7段階で評価し、観察式の評価法で認知症の進行度を客観的に評価できる。
  • MMSEは、簡便な認知機能検査であり、ADL障害の程度から進行度を評価するものではない。検査項目は、見当識、記銘、計算、書写、図形模写などの11項目から構成される。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午後:第95問

せん妄に関して誤っているのはどれか。  

1: 意識障害である。

2: 日内変動がある。

3: 健忘症状を伴う。

4: 非可逆的である。

5: 睡眠障害を伴う。

第37回午前:第87問

中等度のアルツハイマー型老年認知症患者の特徴で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.新たに覚える能力は保たれる。イ.初対面の挨拶が自然にできる。ウ.過去に習熟した動作は保たれる。エ.視野の障害を認めやすい。オ.地誌的見当識は保たれる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ