第44回午前第57問の類似問題

第57回午後:第23問

痛みの種類について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 侵害受容性疼痛は器質的疾患に多い。

2: 心因性疼痛は多くの要因が複雑に関与する。

3: 神経障害性疼痛は非ステロイド性抗炎症薬が効果的である。

4: 侵害受容性疼痛は痛み感覚の神経経路が障害され支配領域に痛みを感じる。

5: 神経障害性疼痛は末梢の受容器が熱や機械的刺激で活性化し痛みを感じる。

  • 答え:1 ・2
  • 解説:痛みの種類には侵害受容性疼痛、心因性疼痛、神経障害性疼痛などがあり、それぞれ原因や症状、治療法が異なります。この問題では、それぞれの痛みの特徴について正しい選択肢を2つ選ぶことが求められています。
  • 侵害受容性疼痛は、骨折や炎症などの器質的疾患によって引き起こされる痛みで、痛み関連物質が侵害受容器を刺激することで痛みを感じます。この選択肢は正しいです。
  • 心因性疼痛は、中枢神経系や心理学的機序に影響された神経系の異常によって引き起こされる痛みで、多様な要因が関与しています。この選択肢は正しいです。
  • 神経障害性疼痛に対して非ステロイド性抗炎症薬の効果は示されておらず、神経障害疼痛薬が有効とされています。この選択肢は間違いです。
  • 侵害受容性疼痛は、損傷した組織(骨や靱帯など)に疼痛が生じるもので、神経経路が障害されることで痛みを感じるわけではありません。この選択肢は間違いです。
  • 神経障害性疼痛では、痛みによる交感神経の興奮や血流の滞りが疼痛を助長すると考えられていますが、末梢の受容器が熱や機械的刺激で活性化し痛みを感じるのは侵害受容性疼痛の特徴です。この選択肢は間違いです。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午後:第25問

CRPS〈複合性局所疼痛症候群〉のtypeIに認められずtypeIIに認められるのはどれか。  

1: 骨萎縮

2: 痛覚過敏

3: 発汗異常

4: 皮膚温異常

5: 末梢神経伝導検査異常

第40回午前:第59問

反射性交感神経性ジストロフィーについて適切でないのはどれか。  

1: 外傷や手術が誘因になる。

2: 患肢の発赤・腫脹がある。

3: 疼痛はデルマトームに一致してみられる。

4: 進行すると骨萎縮が生じる。

5: 放置すると疼痛が遷延する。