第42回午前第61問の類似問題

第49回午前:第34問

切断と義肢のソケットの組合せで誤っているのはどれか。  

1: 上腕切断 ― オープンショルダー式

2: 前腕切断 ― ミュンスター式

3: 下腿切断 ― PTB式

4: Syme切断 ― KBM式

5: 股関節離断 ― カナダ式

第35回午前:第4問

65歳の男性。農作業中に右上腕切断、標準断端である。受傷後1か月経過。義手の作製と訓練のため入院した。作業療法の訓練で適切でないのはどれか。 

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1: ブロックを用いたフック操作

2: 鏡を用いた肘継手のロック操作

3: 義手の着脱

4: 義手での書字

5: 両手による紐結び

第43回午前:第61問

上腕義手使用者の訓練で適切でないのはどれか。  

1: 肩甲帯の可動域訓練を行う。

2: つまみ動作は硬い物から軟らかい物へと進める。

3: 肘ロックを解除して手先を開閉する練習を行う。

4: 応用訓練として革細工や折り紙などの両手動作を行う。

5: 切断肢が利き手の場合、非利き手での書字訓練を行う。

第57回午後:第6問

30歳の男性。右前腕部の悪性腫瘍に対し前腕切断術が施行された。断端の長さは標準断端であった。創治癒後、義手を製作することになった。義手装着訓練において正しいのはどれか。  

1: 屈曲手継手を選択する。

2: 義手訓練は幻肢の軽減に有効である。

3: 義手の手部先端は健側の中指先端と合わせる。

4: 術後の断端管理として、弾性包帯を中枢部から末梢部に向けて巻く。

5: 装着しての手先具単体の最大開き幅が50%以上であるかを判定する。

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、前腕切断術を受けた患者が義手を装着する際の訓練に関する正しい選択肢を選ぶことが求められています。正しい選択肢は、義手訓練が幻肢痛と幻肢の改善効果があることを示す選択肢2です。
  • 屈曲手継手は前腕切断極短断端など肘屈曲制限がある場合に選択される。この問題では、標準断端であるため、屈曲手継手を選択する必要はありません。
  • 義手訓練は幻肢痛と幻肢の改善効果があるため、正しい選択肢です。義手を装着し、適切な訓練を行うことで、患者の幻肢痛や幻肢の軽減につながります。
  • 装飾用義手は外観を補填する目的のものであり、手部義手は指が軽度屈曲しており、その先端を健側の中指先端と合わせる必要はありません。この選択肢は誤りです。
  • 術後の断端管理として、弾性包帯を中枢部から末梢部に向けて巻くのではなく、末梢から中枢に向けて巻くことで、末梢の循環障害を避けることができます。この選択肢は誤りです。
  • 操作効率は肘継手最大屈曲時の手先具の開き幅(cm)と手先具単体の最大開き幅(cm)の比によって適合を検査する。この選択肢は、装着しての手先具単体の最大開き幅が50%以上であるかを判定すると述べていますが、操作効率の適合を検査する方法としては不適切です。この選択肢は誤りです。
  • 科目:義肢・装具・支援機器・自助具等
  • 重要度:プレミアム特典
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第50回午後:第37問

カナダ式股義足で誤っているのはどれか。  

1: ソケットの固定を両側腸骨稜の上部と坐骨の3点で行う。

2: 股継手と膝継手を通る線が踵の25~40 mm後方を通る。

3: 股継手を正常股関節軸より45°前上方につける。

4: ソケットの懸垂を切断対側の腸骨稜で行う。

5: 股屈曲制限バンドをつける。

第52回午前:第31問

杖のチェックアウトについて正しいのはどれか。  

1: ロフストランド杖の前腕支え位置は前腕近位1/3とする。

2: T字杖の握りは肘関節が45度屈曲する位置とする。

3: 松葉杖の脇当て位置は腋窩から15 cm下方とする。

4: 杖の長さは病態によらず同じ方法で決める。

5: 杖先ゴムの状態確認は年に1回行う。

第55回午前:第4問

上腕切断の適応義手を検討するための切断レベルを算出する式において、Aにあてはまるのはどれか。断端長/A×100=上腕切断(%) 

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第37回午前:第18問

16歳の男性。交通事故による右前腕切断。断端長は短断端。受傷後2か月経過。手先具が口元に届かない現象がみられた。原因解明のための評価で適切でないのはどれか。  

1: 肩関節の関節可動域

2: 肘関節の関節可動域

3: 前腕部の神経腫の有無

4: ソケット開口部のトリミングライン

5: コントロールケーブルの効率

第48回午後:第45問

大腿義足の膝継手選択時の留意点の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 短断端者 − 遊脚相のコントロール

2: 長断端者 − 立脚相での安定性

3: 不整地歩行 − 立脚相におけるイールディング機構

4: 低活動者 − アライメントによる安定化

5: 高齢者 − 多軸インテリジェント

第41回午前:第61問

断端長40%残存の上腕切断の評価で誤っているのはどれか。  

1: 標準断端と判断した。

2: 断端の感覚検査を行った。

3: 断端の状態を触診した。

4: 健側の徒手筋力テストを行った。

5: 幻肢について確認した。

第56回午後:第15問

32歳の男性。筋強直性ジストロフィー。手指を強く握ると筋強直のために開くのに時間がかかる。側頭部と頬部の筋萎縮と閉口障害を認める。筋力はMMTで頸部2、肩関節周囲2、肘関節周囲2、手指3、股関節周囲2、膝関節周囲2、足関節周囲1で、立位になればかろうじて短距離歩行可能である。労作時に動悸や呼吸苦の自覚はなく、SpO2の低下を認めない。正しいのはどれか。  

1: ROM運動は筋強直に抵抗して行う。

2: 食事は咀嚼回数を減らす形態にする。

3: 等尺性収縮による筋力増強は行わない。

4: アンビューバックを活用した呼吸練習を行う。

5: 下肢装着型の補助ロボット導入は有効でない。

第53回午前:第13問

図に示す両側支柱付長下肢装具について正しいのはどれか。2つ選べ。 

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1: 外側支柱の高さは大転子から6 cm下にする。

2: 膝継手はオフセット式である。

3: 下腿半月の位置は膝関節裂隙から2 cm下にする。

4: 足継手はダブルクレンザックである。

5: 短下肢装具へと変更可能である。