作業療法中にみられるてんかん患者の発作症状でないのはどれか。
1: 虚空を注視する。
2: 強い執着性を示す。
3: 眼球が共同偏向する。
4: 突然に会話を停止する。
5: 急に立ち上がって歩きまわる。
幼児期の広汎性発達障害の作業療法の目的で適切でないのはどれか。
1: 社会性の発達
2: 運動協応の向上
3: 自己調節機能の向上
4: 基本的生活習慣の確立
5: コミュニケーション能力の向上
てんかん患者の作業療法においてみられる動作で複雑部分発作と考えられるのはどれか。
1: 急に立ち上がって歩き回る。
2: 同じ手順の所作を繰り返す。
3: かたくなに作業を続ける。
4: 見本と作品を見比べる。
5: 首を何度も急にひねる。
9歳の男児。自閉症。外来通院時に作業療法を実施することとなった。作業療法室では落ち着きなく歩き回り、周囲の物音や人の数などの環境の変化によって自分の手を噛んだり、手で頭を打ったりすることがある。紙折りに取り組ませてもごく短時間しかできない。開始当初の留意点として適切でないのはどれか。
1: 作業手順を単純にする。
2: 粗大動作を多くする。
3: 作業台を整頓しておく。
4: 短時間で完成する作業にする。
5: 共同作業に参加させる。
小脳の機能不全による協調運動障害の説明で誤っているのはどれか。
1: 大文字症:文字が徐々に大きくなる。
2: 企図振戦:目標に近づくほど四肢の振戦が激しくなる。
3: 運動分解:拮抗する運動の切り替えが円滑に行えない。
4: 時間測定障害:運動の開始や停止が正常よりも遅れてしまう。
5: 協調収縮不能:一連の動作で運動の順番や滑らかさが障害される。
小児自閉症の特徴でないのはどれか。
1: 1. 限られた対象に執着する。
2: 2. 精神遅滞を合併しやすい。
3: 3. 対人関係の障害が目立つ。
4: 4. 反復行動がみられる。
5: 5. 女児に多い。
広汎性発達障害の症状はどれか。2つ選べ。
1: 姿勢異常
2: 常同行動
3: 精神運動抑制
4: 言語発達遅延
5: チック
広汎性発達障害児の就学に向けた作業療法で適切でないのはどれか。
1: 学校の環境調整を図る。
2: 身辺処理能力の向上を目指す。
3: 異年齢集団での対人交流を促す。
4: 家族へ障害の特徴を伝える。
5: 遊びの幅を広げる。
9歳の男児。自閉症。外来通院時に作業療法を実施することとなった。作業療法室では落ち着きなく歩き回り、周囲の物音や人の数などの環境の変化によって自分の手を噛んだり、手で頭を打ったりすることがある。紙折りに取り組ませてもごく短時間しかできない。作業中に観察される行動はどれか。
1: 作業療法士の行動をまねる。
2: 失敗を修正しようとする。
3: 紙をクルクルと回し続ける。
4: 作品の出来映えにこだわる。
5: 作業療法士に援助を求める。
Alzheimer型認知症の作業療法場面で特徴的なのはどれか。
1: 多動傾向
2: 固執傾向
3: 模倣行動
4: 感情失禁
5: 構成失行
広汎性発達障害に対する作業療法でみられる症状はどれか。
1: 行為心迫
2: 常同行動
3: 解離症状
4: 離脱症状
5: 陰性症状
摂食障害患者の作業療法で特徴的にみられるのはどれか。
1: 従順
2: 不注意
3: 易怒性
4: 表面的対応
5: 他者への干渉
統合失調症患者の作業療法場面での行動特徴で誤っているのはどれか。
1: とっさの判断を求められると戸惑う。
2: 特定の作業活動に執着する。
3: 同時に二つの課題を与えられると混乱しやすい。
4: 新しいものに慣れるまで時間がかかる。
5: 計画的に物事を進めることが困難である。
広汎性発達障害に対する作業療法で留意すべき症状はどれか。
1: 行為心迫
2: 常同行動
3: 解離症状
4: 離脱症状
5: 陰性症状
観念失行に関連する行為はどれか。
1: 検査者のキツネの指を模倣することができない。
2: 杖を持つときに上下を逆さまにして使おうとする。
3: 麻痺が重度でもそれを意識せずに立ち上がろうとする。
4: 歩行時、右に曲がるべきところで曲がらずに通り過ぎる。
5: 「右足を先に出して」と教示してもできないが、自然な歩行は可能。
双極性障害患者の作業療法においてみられやすいのはどれか。
1: 多幸
2: 過活動
3: せん妄
4: 両価性
5: 感情失禁
認知症の症状とその作業特徴の組合せで正しいのはどれか。
1: 失行 ― 手順に固執する。
2: 失語 ― 聞いてないことを始める。
3: 失認 ― 作業対象を取り違える。
4: 見当識障害 ― 作業の指示に泣き出す。
5: 遂行機能障害 ― 他人の作品を持ち帰る。
思考障害のある統合失調症患者の作業活動で適切でないのはどれか。
1: 見本があるもの
2: 手順の明確なもの
3: 自由度の高いもの
4: 時間に融通性があるもの
5: 目的が明確なもの
優位半球損傷に特徴的な症状はどれか。
1: 検者が示した指先への注視運動ができずに視点も定まらない。
2: 損傷した脳の反対側から呼びかけても顔面を向けられない。
3: 検者が出したジャンケンのチョキの模倣動作ができない。
4: 裏返しになった衣服を正しく着ることができない。
5: 閉眼したまま提舌を20秒以上持続できない。
アテトーゼ型脳性麻痺児の症状と訓練課題との組合せで適切なのはどれか。
1: 定頸不良 — 背臥位で下肢を挙上する。
2: 体幹過伸展 — 座面の高い椅子で座位を保持する。
3: 手指の過伸展 — 豆をつまむ。
4: 目と手の協調障害 — ボールプールで遊ぶ。
5: 動的バランス不良 — セラピーボールに乗って揺らす。