精神科作業療法での初回面接で適切でないのはどれか。
1: 作業療法士の自己紹介をする。
2: 作業療法参加の意志を確認する。
3: 現在の状態を聞く。
4: 入院前の生活状況を聞く。
5: 発病時の様子を聞く。
精神分裂病(統合失調症)で予後不良に関連する因子はどれか。
1: 発病年齢が早い。
2: 急性に発病する。
3: 明らかな誘因がある。
4: 社交的な性格である。
5: 緊張病症状を示す。
53歳の男性。うつ病。公務員。職場の配置転換後、苦手なパソコン使用を主とした業務に変わったことを契機に不眠、食欲不振および抑うつ気分を呈した。「仕事に行くのがおっくうになった。同僚に申し訳ない」と言い、希死念慮も認められたため入院。入院1か月後、作業療法が開始された。初回評価で優先度が低いのはどれか。
1: 生活リズム
2: 職場での対人関係
3: 作業遂行能力
4: 疲労度
5: 作業療法への希望
64歳の女性。右利き。脳梗塞。約1か月前に左大脳に発症。現在は聴覚理解に問題はないが、発語は非流暢かつ緩徐である。話す言葉の量は少なく、発語の際には多大な努力を要している。四肢の麻痺はみられない。この患者への対応として正しいのはどれか。
1: 患者の話す内容が文法的に誤っていれば医療者が即座に細かく修正する。
2: 患者が「はい」「いいえ」で答えることができるように質問する。
3: 医療者が口頭で説明をするときにはジェスチャーを交える。
4: コミュニケーションエイドを導入する。
5: 患者にメモをとるように指導する。
躁病相の初期評価時に得るべき情報として適切でないのはどれか。
1: 問題行動に対する本人の捉え方
2: 本人が社会で担ってきた役割
3: 処方されている薬物
4: 睡眠の状態
5: 併存疾患