第35回午前第77問の類似問題

第49回午後:第42問

認知症患者への作業療法で改善されやすいのはどれか。  

1: 失語

2: 記憶障害

3: 異常感情

4: 見当識障害

5: 遂行機能障害

第40回午前:第90問

境界型人格障害患者の初回面接で適切なのはどれか。  

1: 本人の対人関係を主題にする。

2: 面接時間を限定しない。

3: 作業達成目標を本人に決めさせる。

4: 種目選択の幅を広くする。

5: 作業療法への参加動機を明確にする。

第45回午前:第43問

統合失調症の早期作業療法における面接の場で図Aと比べた図Bの特徴はどれか。2つ選べ。 

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1: 集中しやすい。

2: 緊張感が高まる。

3: 安全感が保たれる。

4: 秘密が語られやすい。

5: 日常的な雰囲気がある。

第54回午後:第99問

うつ病のリワークプログラムで正しいのはどれか。  

1: 集団療法として位置づけられる。

2: 精神科医療機関では実施されない。

3: 診断や就労状況などで対象者は限定されない。

4: 実施にあたり主治医との情報共有は制限される。

5: 急性期からプログラムに参加することが推奨される。

  • 答え:1
  • 解説:リワークプログラムは、休職を余儀なくされた労働者が職場復帰を目指すためのリハビリテーションで、集団認知行動療法などを用いた集団療法として位置づけられる。
  • 正しい。リワークプログラムは、集団認知行動療法などを用いて、職場復帰を目指すためのリハビリテーションであり、集団療法として位置づけられる。
  • 間違い。精神科医療機関で行われるリワークプログラムは、医療リワークに含まれ、復職支援に特化したプログラムが実施される。
  • 間違い。うつ病であっても、リワークプログラムの導入が困難な就労状況の場合には、適応とならない。
  • 間違い。リワークプログラムの実施にあたっては、主治医と綿密な情報共有を行うことが重要である。
  • 間違い。リワークプログラムは、生活リズムの回復がなされた後から行うのが一般的であり、急性期からの参加は推奨されない。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第39回午後:第72問

誤っている組合せはどれか。  

1: 行動療法-小児自閉症

2: 森田療法-躁 病

3: 自律訓練法-心身症

4: 生活技能訓練-統合失調症(精神分裂病)

5: 集団精神療法-アルコール依存症

第51回午後:第17問

35歳の女性。統合失調症。デイケアの就労準備プログラムに参加している。普段は生真面目で穏やかな性格であったが、3週前から些細なことでいら立ち怒り出すようになった。悪化の原因を理解することを目的とした面接において、担当の作業療法士が優先して確認すべき項目はどれか。  

1: 食欲

2: 服薬状況

3: 家族の問題

4: 就労に向けた不安

5: デイケアの人間関係

第36回午前:第92問

アルツハイマー型認知症患者の作業療法場面でみられないのはどれか。  

1: 語間代によるコミュニケーションの低下

2: まだら認知症による作業能力の低下

3: 記銘力低下による作業手順の混乱

4: 失見当識による作業時間の間違い

5: 人格変化による孤立化

第42回午前:第29問

60歳の男性。統合失調症。21歳時に発症し、過去に5回の入院歴があった。35歳時に被害妄想が再燃し、6回目の入院となって以来、父親との折り合いが悪く退院先が決まらないまま25年間入院していた。父親が亡くなったことを契機に、一人暮らしとなった84歳の母親と本人の希望により、自宅退院に向けた支援を行うことになった。この時期の作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 服薬管理

2: 金銭管理

3: 外出体験

4: 対人関係の改善

5: 自宅での役割の検討

第44回午後:第96問

統合失調症に特徴的な訴えはどれか。2つ選べ。  

1: 「考えが伝わっている」

2: 「考えが抜き取られる」

3: 「考えがまとまらない」

4: 「考えが先に進まない」

5: 「考えがよどみなく浮かぶ」

第46回午前:第17問

19歳の男性。統合失調症。大学入学後、授業中に突然大声で叫ぶようになり、幻聴と被害妄想とが認められたため入院となった。治療開始後1か月経過し症状が改善したため自宅へ退院したが、疲労感が強く半年間引きこもっていた。このため、復学を目標として外来作業療法が開始された。この時期の作業療法の役割はどれか。  

1: 休息援助

2: 仲間づくり

3: 余暇の利用

4: 社会性の獲得

5: 生活リズムの獲得

第51回午前:第97問

統合失調症の前駆期にみられるのはどれか。  

1: 聴覚過敏

2: 奇異な妄想

3: 滅裂な思考

4: 感情の平板化

5: 緊張病症候群

第35回午前:第79問

精神科作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 作る喜びの体験

2: 意欲の向上

3: 現実検討能力の向上

4: 職業技能の習得

5: 生活技能の習得

第34回午前:第80問

精神科作業療法の経過記録の項目として必要がないのはどれか。  

1: 作業種目

2: 作業量

3: 症状の変化

4: 会話の内容

5: 病棟生活の状況

第56回午前:第20問

45歳の男性。統合失調症。25年間の入院の後、退院してグループホームに入居することになった。作業療法士は患者の強みとしての性格、才能、希望、環境について、日常生活、経済的事項、仕事などの項目に分けて本人と一緒に確認の上文章化し、患者の言葉を用いて退院後の目標を立てた。本アセスメントの根拠となるモデルはどれか。  

1: ICFモデル

2: 作業適応モデル

3: 人間作業モデル

4: ストレングスモデル

5: CMOP〈Canadian Model of Occupational Performance〉

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、患者の強みとしての性格、才能、希望、環境に焦点を当て、退院後の目標を立てるアセスメントが行われています。このようなアプローチはストレングスモデルに基づいています。
  • ICFモデルは、心身機能・構造、活動、参加、個人因子、環境因子が相互に影響し合う障害構造を説明したモデルです。この問題では、患者の強みに焦点を当てているため、ICFモデルではありません。
  • 作業適応モデルは、作業システムを人間-機械系として見た場合、作業システムが作業者にとって適応し、調和の取れたものとしたときのモデルです。この問題では、患者の強みに焦点を当てているため、作業適応モデルではありません。
  • 人間作業モデルは、何らかの作業に関する問題を体験している人を対象に、作業への参加を通して作業適応を促進するためのモデルです。この問題では、患者の強みに焦点を当てているため、人間作業モデルではありません。
  • ストレングスモデルは、疾患や障害のような問題点ではなく、個人の持つ強さ(長所)に焦点を当てたモデルです。この問題では、患者の強みとしての性格、才能、希望、環境について確認し、退院後の目標を立てているため、ストレングスモデルが適切です。
  • CMOP(Canadian Model of Occupational Performance)は、作業遂行や作業との結びつきを理解するための概念モデルです。この問題では、患者の強みに焦点を当てているため、CMOPではありません。
  • 科目:統合失調症
  • 重要度:プレミアム特典
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第36回午前:第91問

老年期精神障害者の導入時の作業内容で適切でないのはどれか。  

1: 身体的負担の軽い作業

2: 自信のもてる作業

3: 短時間でできる作業

4: 精密な工程のある作業

5: 経験のある作業

第37回午前:第82問

アルコール依存症に対する作業療法評価で適切でないのはどれか。  

1: 身体機能

2: 巣症状

3: ストレス耐性

4: 対人行動パターン

5: 作業遂行能力

第52回午後:第41問

神経症性障害患者の作業療法導入時の評価で最も重視すべきなのはどれか。  

1: 就労関連技能

2: 身辺処理能力

3: 精神内界の葛藤

4: 基本的な心身機能

5: 症状への対処方法

第44回午前:第32問

26歳の男性。統合失調症。大学卒業後、会社に就職し営業の仕事で出張することが多かった。出張途中の飛行機で突然耳鳴りがし、やがて幻聴に変っていったのをきっかけに精神科病院に入院した。薬物療法によって症状が落ち着いたので、2か月後に復職を目指して作業療法を開始した。この時点での作業療法評価で優先されるのはどれか。  

1: 余暇活動

2: 集団内行動

3: 金銭管理能力

4: 作業遂行能力

5: 交通機関の利用

第34回午前:第97問

アルコール依存症の患者の家族が作業療法中面会に来た。家族への対応で適切でないのはどれか。  

1: 作業場面を見学させる。

2: その患者の作業内容を説明する。

3: 作業療法への参加状況を説明する。

4: 家族に見学の感想を面会後に尋ねる。

5: 家族の協力体制についてその場で話し合う。

第41回午後:第91問

正しい組合せはどれか。  

1: 統合失調症-情動失禁

2: パニック障害-思考散乱

3: 解離性障害-作為体験

4: 摂食障害-被毒妄想

5: 躁病-行為心迫