第36回午前第91問の類似問題

第35回午前:第62問

変形性股関節症に対する人工関節全置換術後早期の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 股関節を内転位に保持する。

2: 骨セメントを使用した場合は荷重開始を遅くする。

3: 術直後から車椅子移動を行う。

4: 大腿四頭筋の等尺性収縮を促す。

5: 拘縮予防のための股関節回旋の可動域訓練を行なう。

第52回午前:第35問

関節リウマチ患者に対する生活指導で正しいのはどれか。  

1: 枕は高くする。

2: 手関節は掌屈位を保つ。

3: 階段は1足1段で上る。

4: 本は眼の高さに置いて読む。

5: 茶碗は指間を広げて支える。

第46回午後:第32問

Parkinson病患者のADL指導で適切なのはどれか。  

1: 階段よりも傾斜路を利用する。

2: 食事には手関節固定装具を用いる。

3: 下衣の更衣はできるだけゆっくり行う。

4: 浴槽のへりの高さは洗い場の高さに合わせる。

5: 起き上がり動作の開始には視覚的外部刺激を利用する。

第55回午前:第29問

関節リウマチ患者の動作と自助具の組合せで正しいのはどれか。  

1: 靴下を脱ぐ――――ソックスエイド

2: ドアの開閉――――ドアノブレバー

3: タオルをしぼる――ループ付きタオル

4: 瓶の蓋を開ける――マジックハンド

5: キーボード操作――キーボードカバー

  • 答え:2
  • 解説:関節リウマチ患者に適した自助具は、関節の負担を軽減し、日常生活動作をサポートするものです。この問題では、それぞれの選択肢において、自助具が関節リウマチ患者に適しているかどうかを判断する必要があります。
  • ソックスエイドは靴下を履く際に使用する自助具であり、靴下を脱ぐ際には適していません。靴下を脱ぐ際にはリーチャーなどを利用することが適切です。
  • ドアノブレバーは関節リウマチ患者に適した自助具で、手指の小関節を尺側に回転させることなくドアノブを回すことができます。これにより、関節の負担を軽減することができます。
  • ループ付きタオルは片麻痺患者などに適した自助具で、両側上肢を使用したタオルの操作が困難な場合に使用されます。関節リウマチ患者には適しておらず、タオルをしぼる際には脱水機などを用いることが適切です。
  • マジックハンドはリーチ動作を補う自助具で、座位のままでも床の物品を把持することができます。しかし、瓶の蓋を開ける自助具ではないため、この選択肢は正しくありません。
  • キーボードカバーは協調運動障害のある患者に適した自助具で、他のキーに触れずに目的のキーだけを押せるように補助します。関節リウマチ患者には適していないため、この選択肢は正しくありません。
  • 科目:整形外科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第53回午前:第1問

68歳の女性。変形性股関節症。発症して10年が経過し、右人工股関節全置換術を施行することとなった。術前評価として歩行分析を行ったところ、右立脚期にDuchenne歩行が観察された。この患者に行う検査として重要度が低いのはどれか。  

1: 筋力検査

2: 形態計測

3: 疼痛検査

4: 反射検査

5: 関節可動域検査

第34回午前:第60問

変形性股関節症に対する人工関節全置換術の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.術直後から車椅子座位を行う。イ.術後早期には股関節を外転位に保持する。ウ.大腿四頭筋の等尺性収縮を促す。エ.骨セメント使用の有無にかかわらず荷重開始は同時期である。オ.温熱療法としてマイクロウェーブを用いる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第38回午前:第51問

筋萎縮性側索硬化症患者の状態とADL上の工夫との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 気管切開-透明文字盤

2: 発声の低下-家人を呼ぶためのチャイム

3: 手指筋力低下-ワンスイッチ入力

4: 歩行障害-骨盤帯付長下肢装具

5: 下肢の痙性麻痺-回転移乗盤による移乗

第36回午前:第89問

慢性関節リウマチ患者の日常生活の指導で誤っているのはどれか。  

1: 片手なべ

2: ボタンエイド

3: レバー式水道栓

4: 洋式便座の補高

5: 自動洗浄便座

第46回午後:第33問

運動失調症患者のADLの工夫で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 重たい靴を選ぶ。

2: 靴下にループをつける。

3: 机の角にクッション材をつける。

4: 食事に長柄フォークを使用する。

5: 上着の更衣にリーチャーを使用する。

第34回午前:第58問

高齢者の大腿骨頸部外側骨折に対する観血的整復固定術後の理学療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。 ア.股関節内転内旋は禁じる。イ.肥満傾向の患者では歩行浴が有効である。ウ.治癒遷延例は免荷装具の適応になる。エ.患肢の短縮に補高靴を用いる。オ.両松葉杖で患肢完全免荷歩行を指導する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第55回午前:第12問

80歳の女性。重度の認知症患者。訪問作業療法を実施した際の足の写真を示す。対処方法で正しいのはどれか。 

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1: 入浴を禁止する。

2: 摂食状況を確認する。

3: 足部装具を装着させる。

4: 足関節の可動域訓練は禁忌である。

5: 踵部にドーナツ型クッションを使用する。

第39回午前:第60問

手根管症候群の術後3日目の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 手関節の他動的関節可動域訓練を行う。

2: 全指の自動的関節可動域訓練を行う。

3: 浮腫を軽減するポジショニングを指導する。

4: 手関節の痛みがあるときは安静用スプリントを作製する。

5: 片手動作を指導する。