第35回午前第5問の類似問題

第37回午前:第72問

脳卒中片麻痺患者にみられる症状で転倒と関連が少ないのはどれか。  

1: 痴呆

2: 深部感覚障害

3: 夜間せん妄

4: 視空間失認

5: 失語症

第55回午前:第18問

32歳の女性。2週前に上気道炎を発症し、5日前から四肢末端の異常感覚を自覚した。その後、徐々に四肢の脱力を認めた。Guillain-Barré症候群と診断され、直ちにγ-グロブリン大量静注療法を開始した。入院時の四肢筋力はMMTで段階4であったが、入院2日後には顔面筋麻痺と構音・嚥下障害が出現し、翌日には痰が多く呼吸困難が出現したため、気管挿管され人工呼吸器管理となった。四肢筋力は近位筋で段階1、その他は段階2~3に低下している。現時点で優先される治療はどれか。  

1: 機能的電気刺激

2: 筋力増強運動

3: 座位練習

4: 自発呼吸練習

5: 排痰練習

第55回午前:第45問

脳卒中後の左片麻痺患者に対するADL練習として正しいのはどれか。  

1: 上衣を右上肢から着衣する。

2: 浴槽に右下肢からまたいで入る。

3: 階段を上るときに左下肢を先に出す。

4: 階段を下りるときに右下肢を先に出す。

5: 車椅子からベッドに移乗するときに左半身をベッドに寄せる。

第55回午前:第16問

60歳の女性。脊髄小脳変性症。四肢体幹の運動失調で座位保持が困難であったが、2週間の座位保持練習を行い、端座位は上肢で支持しなくても保持できるようになった。今後行うバランス能力改善の運動療法として最も適切なのはどれか。

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第56回午後:第33問

脳血管障害の片麻痺について正しいのはどれか。  

1: 四肢の遠位部と比べて四肢の近位部の回復が遅れることが多い。

2: 上肢の麻痺と比べて下肢の麻痺の回復が遅れることが多い。

3: 上肢に痙縮があると肘関節が屈曲することが多い。

4: 共同運動が出現した後に連合反応が出現する。

5: 発症直後は筋緊張が高まることが多い。

第50回午前:第26問

脳卒中で小脳皮質から上小脳脚に病巣がある場合にみられやすい症状はどれか。  

1: 感覚障害

2: 運動麻痺

3: ジストニア

4: 動作時振戦

5: パーキンソニズム

第49回午後:第8問

58歳の男性。作業中に左前腕遠位で屈筋腱断裂とSunderlandのⅤ度の正中神経断裂を受傷し、腱縫合術と神経縫合術を受けた。術後5か月を経過した時の手掌の静的触覚の局在の検査結果を図に示す。患者は実際の刺激点ではなく矢印で示した先が刺激点であると回答した。この知覚障害の原因はどれか。 

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1: 神経支配の破格

2: 軸索再生の遅延

3: 過誤神経支配

4: Waller変性

5: Tinel徴候

第49回午前:第25問

脳卒中患者で内頸動脈系と比べて椎骨脳底動脈系の病変でみられやすいのはどれか。  

1: 失語症

2: 認知症

3: 同名半盲

4: 半側無視

5: 運動失調

第52回午後:第33問

脳卒中発症後2週間以内に生じにくい合併症はどれか。  

1: 意識障害

2: 消化管出血

3: 肩手症候群

4: 摂食嚥下障害

5: 深部静脈血栓症

第43回午前:第51問

視床出血で生じやすい症状はどれか。2つ選べ。  

1: 失調

2: 失書

3: 把握反射

4: 異常感覚

5: 肢節運動失行

第40回午前:第77問

前頭葉損傷を受けた高次脳機能障害患者に特徴的でないのはどれか。  

1: 計画性の喪失

2: 処理スピードの低下

3: 自発性の減弱

4: 左右障害

5: 易刺激性

第40回午前:第78問

前頭葉損傷を受けた高次脳機能障害患者に特徴的でないのはどれか。  

1: 計画性の喪失

2: 処理スピードの低下

3: 自発性の減弱

4: 左右障害

5: 易刺激性

第35回午前:第44問

脳卒中の早期理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 上下肢の他動運動は発症当日から可能である。

2: 意識障害がなければ徐々に頭部挙上訓練を行う。

3: 収縮期血圧は100 mmHgを超えないようにする。

4: 脈拍は100/分以下に保つようにする。

5: 悪心などの自覚症状の出現で直ちに中止する。

第53回午前:第16問

脳卒中後の左片麻痺患者の生活環境を整えることとした。ベッドとポータブルトイレの位置で適切なのはどれか。 

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第39回午前:第8問

20歳の男性。交通事故による脊髄完全損傷対麻痺(第7胸髄節まで機能残存)。受傷後6か月経過。理学療法で重要度の低いのはどれか。2つ選べ。

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第41回午前:第27問

45歳の男性。髄膜脳炎。手足の麻痺はなく、1年後には身の回りの動作が自立した。新しいことが覚えられない記銘力障害が残った。病前の職業は会社員(営業)。この患者の作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.計算ドリルの練習イ.メモの利用ウ.一日のスケジュール表作成エ.新聞の音読オ.電話対応の練習  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第36回午前:第67問

脳血管障害の早期作業療法で誤っているのはどれか。  

1: 意識レベルに応じて課題を検討する。

2: 悪心などの自覚症状があれば直ちに中止する。

3: 起立性低血圧があれば安静臥床を続ける。

4: 患肢の管理法を指導する。

5: 排泄コントロール、排泄方法を評価する。

第57回午後:第14問

60歳の男性。7年前から歩行時にふらつきを自覚し、6年前から話し方が単調で途切れ途切れとなり膀胱直腸障害と起立性低血圧を認めた。四肢の固縮や振戦が徐々に進行し、2年前から車椅子で移動するようになった。最近、声が小さくなり呼吸困難感を訴えるようになった。頭部MRIのFLAIR画像で水平断(A)および矢状断(B)を示す。この疾患で合併する可能性が高いのはどれか。 

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1: 失 語

2: 拮抗失行

3: 声帯麻痺

4: 下方注視麻痺

5: 他人の手徴候

第45回午後:第9問

81歳の女性。多発性脳梗塞と心不全を併発したため入院した。日中に家族がいるときはしっかりしているが、夜間には「大きな声を出す」、「窓から外に出ようとする」、「服を脱ぐ」などの行為が見られるようになった。この患者の病態で考えられるのはどれか。  

1: 昏迷

2: せん妄

3: 多幸症

4: 不安発作

5: 抑うつ状態

第43回午前:第54問

外傷性脳損傷の前頭葉症状で頻度が低いのはどれか。  

1: 記憶障害

2: 人格変化

3: 遂行機能障害

4: 注意力低下

5: 半側空間無視