杖のチェックアウトについて正しいのはどれか。
1: ロフストランド杖の前腕支え位置は前腕近位1/3とする。
2: T字杖の握りは肘関節が45度屈曲する位置とする。
3: 松葉杖の脇当て位置は腋窩から15 cm下方とする。
4: 杖の長さは病態によらず同じ方法で決める。
5: 杖先ゴムの状態確認は年に1回行う。
松葉杖歩行を行うために必要な機能と上肢の筋との組合せで正しいのはどれか。
1: 体重支持 ── 上腕二頭筋
2: 握り手の把持 ── 橈側手根伸筋
3: 脇当ての固定 ── 大胸筋
4: 松葉杖の前方への振り出し ── 肩甲下筋
5: 握り手を握ったときの手関節の固定 ── 浅指屈筋
杖について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: T字杖の握りは腸骨稜の高さにする。
2: 杖には支持基底面を広げる機能がある。
3: カナディアン杖は体重を1点で支持する。
4: 患肢の免荷では杖を健側につくことを原則とする。
5: 杖で階段を上がるには杖、患側、健側の順に接地する。
20歳の男性。交通事故による大腿骨骨幹部骨折。キュンチャー釘による内固定術後1週目である。仮骨形成良好なため3週目から部分荷重の許可が出された。この時期使用する松葉杖に関して誤っているのはどれか。
1: 脇当てと前腋窩ひだとの間は4~5 cmあける。
2: 握りの位置は肘屈曲約30゜となるようにする。
3: 握りの位置は大転子の高さとする。
4: 杖の全長は腋窩から足底までの距離に5 cm加える。
5: 杖の全長は身長の約65 %とする。
杖歩行の動作と筋の組合せで誤っているのはどれか。
1: 三角筋前部-杖の振り出し
2: 上腕三頭筋-体重の支持
3: 烏口腕筋-肘関節の安定
4: 深指屈筋-握り手の固定
5: 長橈側手根伸筋-握り手の強化
65歳の男性。身長165 cm。図のように歩行補助具として杖の長さを調整する際、指標とすべき杖先の位置を示すaの距離と肘の角度bの組合せで正しいのはどれか。
1: 20 cm―――100度
2: 15 cm―――100度
3: 15 cm―――150度
4: 5 cm ―――150度
5: 5 cm ―――180度