80歳の女性。変形性膝関節症。人工関節全置換術後の屈曲拘縮と疼痛とがある。物理療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。 ア.紫外線イ.極超短波ウ.超音波エ.渦流浴オ.ホットパック
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
64歳の女性。10年前から歩行時に右股関節痛を生じ、徐々に増悪して歩行が困難となったため後外側アプローチによる人工股関節置換手術を受けた。術前の股関節部エックス線写真(A)、骨盤部CT(B)および術後の股関節部エックス線写真(C)を別に示す。術後の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 術後2日の大腿四頭筋の筋力強化
2: 術後3日の中殿筋の筋力強化
3: 術後7日の股関節内旋可動域訓練
4: 術後10日の荷重歩行訓練
5: 手術創治癒後の水中歩行訓練
80歳の女性。変形性膝関節症。人工関節全置換術後の屈曲拘縮と疼痛とがある。2週後に1/3荷重を開始し、平行棒内三点歩行自立となった。この時点の歩行補助具で適切なのはどれか。
1: 交互型歩行器
2: 四脚杖
3: 片松葉杖
4: ロフストランド杖
5: T字杖
58歳の女性。関節リウマチ。スタインブロッカーのクラスIII。頸椎のエックス線単純側面像(別冊No. 1A)と両手のエックス線単純正面像(別冊No. 1B)とを別に示す。別冊 No. 1A 写真別冊 No. 1B 写真この症例の作業療法で適切なのはどれか。
1: 手関節の可動域訓練を行う。
2: 頸部の可動域訓練を行う。
3: 側臥位を利用して起き上がる。
4: マクラメで買い物袋を編む。
5: 型抜きクッキーの生地をこねる。
82歳の女性。転倒して右股関節痛を訴えた。エックス線写真を示す。疑うべき疾患はどれか。
1: 股関節脱臼
2: 坐骨骨折
3: 大腿骨近位部骨折
4: 恥骨結合離開
5: 恥骨骨折
75歳の女性。左変形性膝関節症。翌日に左側の人工関節置換術を施行予定のため、術前の理学療法評価を実施した。術前評価を終了した際に患者は「明日の手術が心配です」と訴えた。理学療法士の対応として適切なのはどれか。
1: 「手術をやめたいということですか」
2: 「つらいのは1週間くらいなので、大丈夫ですよ」
3: 「手術を頑張れば、膝関節の伸びがよくなりますよ」
4: 「手術をすれば、今より楽に歩けるようになりますよ」
5: 「手術を明日に控えて、いろいろと心配になりますよね」
60歳の女性。主婦。歩行開始時に両膝関節内側に疼痛が出現した。内反型変形性膝関節症と診断され、大腿脛骨角180°、BMI指数29.0であった。理学療法で適切でないのはどれか。
1: SLRによる大腿四頭筋強化訓練
2: 起立・歩行時の外側楔状足底板の使用
3: 外出時の軟性膝装具の使用
4: 1日1万歩のウォーキング
5: 1日30分間の自転車エルゴメーター
72歳の女性。右変形性膝関節症で人工膝関節置換術後6週経過。膝関節屈曲拘縮と運動痛に対する物理療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
75歳の女性。玄関で転倒し右肩の痛みと挙上困難とを生じ、カラーアンドカフ法で保存的な治療を受けた。骨折時の右肩のエックス線写真Aと固定状態の写真Bとを示す。1か月経過して骨折部が安定した。この時点での理学療法①~⑤で適切でないのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
5: ⑤
8歳の男児。公園の滑り台から誤って転落して左手をつき、痛みのために救急外来を受診した。左肘関節中枢部に疼痛、腫脹および変形が認められる。初診時の左肘のエックス線写真(A、B)を示す。徒手整復と外固定とによる保存治療後4週のエックス線写真(C、D)を示す。肘関節の自動可動域は伸展−20°、屈曲80°であった。この時点の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 肩関節の振子運動
2: 肘関節の温熱療法
3: 肘関節の自動屈曲伸展運動
4: 肘関節の他動屈曲伸展運動
5: 握力の強化訓練
13歳の男子。1か月前から膝の疼痛が生じ、近医を受診。精査が必要となり大学病院へ紹介された。左大腿骨遠位に境界不明瞭な腫瘤を触れる。単純エックス線写真を示す。化学療法が始まり、リハビリテーション治療が処方された。リハビリテーション治療について正しいのはどれか。
1: 易感染性に注意する。
2: 積極的に患部のマッサージを行う。
3: 患側の運動負荷は健側と同様でよい。
4: 骨端線に近い病巣なので温熱療法が効果的である。
5: 健側のリハビリテーション治療は化学療法後から行う。
63歳の女性。主婦。関節リウマチ。発症後半年が経過した。SteinbrockerのステージⅡ、クラス2。料理など家事全般を好み、熱心に行ってきた。立ち仕事が多く、最近膝痛が出現した。この患者に対する作業療法の留意点で適切なのはどれか。
1: 膝伸展固定装具を装着する。
2: 片手でフライパンを使うよう指導する。
3: 家事は一度にまとめて行うよう指導する。
4: 筋力強化は等尺性収縮運動を中心に行う。
5: 関節可動域訓練は最終域感を超えるようにする。
58歳の女性。先天性股関節脱臼で小児期にリーメンビューゲル装具で加療した。10年前から歩行時に左股関節痛があった。痛みは進行し、1年前から杖が必要となり、靴下の着脱も困難となったため手術を受けた。股関節の術前と術後のエックス線単純正面像(別冊No.4A、B)を別に示す。左股関節の術前エックス線写真の所見で認められないのはどれか。
1: 骨嚢胞
2: 骨棘形成
3: 関節裂隙狭小化
4: 臼蓋形成不全
5: 内反股
65歳の女性。関節リウマチで外来通院中。上肢の関節可動域制限と手指の変形を認める。手指変形を写真に示す。この患者の上肢関節可動域制限とリーチ範囲の低下を補うための自助具で適切なのはどれか。
5歳の女児。左股関節痛を訴えている。エックス線写真を示す。この疾患について正しいのはどれか。
1: 外傷が原因である。
2: 可動域制限は生じない。
3: 感染症が原因である。
4: 男児に多い。
5: 二次性変形性股関節症になりにくい。
70歳の女性。左変形性膝関節症に対する人工関節置換術後2週経過時、手術側下肢に深部静脈血栓症が発症した。理学療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 右膝関節の自動屈伸訓練
2: 左膝関節の他動屈伸訓練
3: 両足関節の自動底背屈訓練
4: 右大腿四頭筋の等張性収縮訓練
5: 左下肢伸展位挙上訓練(SLR訓練)
64歳の女性。10年前から歩行時に右股関節痛を生じ、徐々に増悪して歩行が困難となったため後外側アプローチによる人工股関節置換手術を受けた。術前の股関節部エックス線写真(A)、骨盤部CT(B)および術後の股関節部エックス線写真(C)を別に示す。術前に認められないのはどれか。
1: 骨囊胞
2: 骨棘形成
3: 臼蓋底の肥厚
4: 特発性骨壊死
5: 関節裂隙狭小化
膝関節前十字靱帯再建術後3日経過した時点で行う理学療法として適切でないのはどれか。
1: ゴムチューブを利用した膝伸展運動
2: 膝装具装着下での自動介助運動
3: CPMを用いた関節可動域練習
4: ハーフスクワット
5: アイシング
12歳の女児。ミニバスケットボールの練習を始めてから、右膝のやや遠位部に疼痛と腫脹とが出現したため来院した。症状は運動後に悪化し、安静で軽快する。エックス線写真を示す。この患者の理学療法で適切でないのはどれか
1: 膝サポーターの装着
2: 大腿四頭筋のストレッチ
3: 疼痛部のアイスマッサージ
4: スクワットによる下肢筋力訓練
5: ハムストリングスのストレッチ
75歳の男性。変形性膝関節症で図のような手術を受けた。術後理学療法で誤っているのはどれか。2つ選べ。ア.術後1日:大腿四頭筋の等尺性収縮運動イ.術後2~3日:膝関節の他動的関節可動域訓練ウ.術後1週:平行棒内で患側1/2部分体重負荷エ.術後3週:下肢伸展挙上による筋力増強オ.術後6週:松葉杖を用いた平地歩行
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ