第55回午後第58問の類似問題

第36回午後:第8問

正しいのはどれか。  

1: 門脈は肝で小葉間動脈となる。

2: 肝右葉は左葉より小さい。

3: 総胆管は大十二指腸乳頭に開く。

4: 胆嚢は胆汁を産生する。

5: 膵臓の導管は一つである。

第35回午後:第8問

膀胱について誤っている組合せはどれか。  

1: 容 量-300~500 ml

2: 膀胱底-内尿道口

3: 排尿筋-骨盤神経

4: 膀胱括約筋-平滑筋

5: 膀胱三角-粘膜ヒダ

第36回午後:第25問

排尿機構で誤っているのはどれか。  

1: 排尿中枢は第2~4仙髄にある。

2: 骨盤神経は体性神経から成る。

3: 外括約筋は陰部神経支配である。

4: 排尿時の膀胱内圧は100~150 cmH2Oである。

5: 骨盤底筋群は括約筋の働きをする。

第45回午後:第57問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: リンパ管には弁機構が存在しない。

2: 毛細リンパ管は単層の内皮細胞からなる。

3: 胸管は右側の静脈角に合流する。

4: 右腰リンパ本幹は右リンパ本幹に入る。

5: 脾臓はリンパ性器官の1つである。

第44回午後:第18問

腎について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 1. 右腎は左腎よりも高い位置にある。

2: 腹膜の前面にある。

3: 尿は腎杯から腎盂に流れる。

4: 腎小体は腎髄質に位置する。

5: 腎小体と尿細管とを合わせてネフロンという。

第37回午後:第14問

正しいのはどれか。  

1: 噴門から上部を胃体という。

2: 胃体の下端部を胃底という。

3: 十二指腸は粘膜ヒダに富む。

4: 小腸の後半部に回腸がある。

5: 横行結腸右端は下行結腸に連なる。

第55回午前:第67問

腎臓の排尿機構で正しいのはどれか。  

1: Bowman囊は集合管に接続する。

2: 近位尿細管ではNa+が再吸収される。

3: ネフロンは糸球体と近位尿細管から構成される。

4: 糸球体ではアルブミンは水よりも濾過されやすい。

5: 糸球体濾過量は健常成人では1日に1~1.5 Lである。

  • 答え:2
  • 解説:腎臓の排尿機構に関する問題です。ネフロンは腎臓の基本単位であり、糸球体と尿細管から構成されます。糸球体では水や小分子が濾過され、尿細管では再吸収や分泌が行われます。
  • Bowman囊は糸球体を包む構造であり、集合管には接続していません。集合管には複数のネフロンから来る遠位尿細管が合流します。
  • 正解です。近位尿細管ではNa+が再吸収されるほか、アミノ酸やK+、Cl-などのイオンや水分、グルコースなども再吸収されます。
  • ネフロンは腎臓の構造的、機能的単位で、1個の腎小体(糸球体とBowman嚢)と、それに続く1本の尿細管からなる。近位尿細管だけではなく、遠位尿細管も含まれます。
  • 糸球体では水や小分子が濾過されやすいですが、アルブミンをはじめとする蛋白質はほとんど通さないため、アルブミンは水よりも濾過されにくいです。
  • 糸球体濾過量(原尿)は血漿成分が糸球体からBowman嚢へと濾過された液体の量で、160 L/日程度です。1~1.5 L/日であるのは、健常成人の尿量です。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第54回午前:第57問

腎臓で誤っているのはどれか。  

1: 遠位尿細管は集合管につながる。

2: 尿細管は腎小体の尿管極に始まる。

3: Henle係蹄は小葉間静脈につながる。

4: Bowman囊は糸球体を包んでいる。

5: 輸入細動脈は糸球体につながる。

  • 答え:3
  • 解説:腎臓は尿の生成と排泄を担当する臓器であり、その構造は複雑です。腎臓の主要な構造は腎小体と尿細管であり、それらが連携して尿の生成と濃縮を行います。
  • 遠位尿細管は集合管につながるので、この選択肢は正しいです。遠位尿細管は尿の濃縮や酸素濃度の調整を行い、最終的に集合管に尿を送ります。
  • 尿細管は腎小体の尿管極に始まるので、この選択肢は正しいです。尿管極は腎小体から尿細管への尿の移動を開始する部分であり、尿の生成が始まります。
  • Henle係蹄は小葉間静脈につながるのではなく、遠位尿細管につながるため、この選択肢は誤りです。Henle係蹄は尿の濃縮を行う部分であり、遠位尿細管に尿を送ります。
  • Bowman囊は糸球体を包んでいるので、この選択肢は正しいです。Bowman囊は糸球体からの尿の取り込みを行い、尿細管へ送る役割を果たします。
  • 輸入細動脈は糸球体につながるので、この選択肢は正しいです。輸入細動脈は糸球体に血液を供給し、尿の生成過程で濾過された血液成分を回収する役割を果たします。
  • 科目:解剖学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午前:第67問

排尿機構で誤っているのはどれか。  

1: 外尿道括約筋は陰部神経支配である。

2: 内尿道括約筋は交感神経支配である。

3: 脊髄排尿中枢は第2~4仙髄節にある。

4: 副交感神経を刺激すると膀胱は弛緩する。

5: 膀胱体部からの求心性神経は骨盤神経である。

第35回午後:第5問

正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.膵頭は膵尾に比べて細い。イ.膵臓は上大静脈に接している。ウ.膵尾の端は脾臓に接している。エ.総胆管は十二指腸に開口する。オ.胆嚢は左上腹部に位置する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第37回午後:第15問

誤っている組合せはどれか。  

1: 膀胱尖-正中臍索

2: 膀胱底-内尿道口

3: 膀胱三角-粘液腺

4: 内尿道括約筋-横紋筋

5: 排尿筋-骨盤内臓神経

第40回午後:第36問

誤っているのはどれか。  

1: 随意的排尿には大脳皮質が関与する。

2: 交感神経を刺激すると膀胱は収縮する。

3: 膀胱体部からの求心性神経は骨盤神経である。

4: 脊髄排尿中枢は第2~4仙髄節にある。

5: 外尿道括約筋は陰部神経の支配を受ける。

第42回午後:第16問

正しいのはどれか。  

1: 食道は第4頸椎の高さから始まる。

2: 胃の口側を幽門と呼ぶ。

3: 胃の上縁を大弯と呼ぶ。

4: 総胆管は十二指腸に開く。

5: 大腸には輪状ヒダが存在する。

第46回午後:第57問

正しいのはどれか。  

1: 食道は上行大動脈の腹側にある。

2: 胃底部は横隔膜と接する。

3: 胆嚢は肝臓の頭側に接する。

4: 総肝管は十二指腸に開口する。

5: 膵頭部は脾臓に接する。

第55回午後:第67問

排尿に関与する神経で正しいのはどれか。  

1: 脳における排尿中枢は延髄にある。

2: 外尿道括約筋は下腹神経支配である。

3: 内尿道括約筋は陰部神経支配である。

4: 交感神経路の興奮は膀胱を弛緩させる。

5: 副交感神経路は第11胸髄~第2腰髄レベルから生じる。

  • 答え:4
  • 解説:排尿に関与する神経は、交感神経、副交感神経、体性神経の3つが関与しており、それぞれの神経が膀胱や尿道括約筋に作用して排尿の調節を行っています。
  • 選択肢1は間違いです。排尿の高位中枢は前頭葉や橋にあります。
  • 選択肢2は間違いです。外尿道括約筋は陰部神経(体性神経)の作用により収縮します。
  • 選択肢3は間違いです。内尿道括約筋は下腹神経(交感神経)の作用により収縮します。
  • 選択肢4は正しいです。交感神経優位になると、交感神経の興奮によって遊離されたノルアドレナリンにより膀胱壁が弛緩し、尿の貯留を容易にする。
  • 選択肢5は間違いです。排尿に関与する副交感神経路は、第2~4仙髄レベルから生じます。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第55回午後:第84問

脊髄損傷で正しいのはどれか。  

1: 受傷直後は尿失禁状態となる。

2: 排尿筋括約筋協調不全は生じない。

3: 残尿が150 mLでは導尿は不要である。

4: 核・核下型神経因性膀胱であれば尿道カテーテル長期留置を行う。

5: 核上型神経因性膀胱であればトリガーポイントの叩打による反射性排尿を試みる。

  • 答え:5
  • 解説:脊髄損傷によって生じる排尿障害は、損傷の位置によって核上型神経因性膀胱と核・核下型神経因性膀胱に分類される。核上型では反射性排尿が可能であり、トリガーポイントの叩打による反射性排尿を試みることが適切である。
  • 受傷直後は脊髄ショックの状態となり、排尿反射が消失し、尿閉の状態となるため、この選択肢は間違いです。
  • 脊髄損傷によって排尿筋と括約筋の協調が正常に作用しなくなるため、排尿筋括約筋協調不全は生じることがあります。この選択肢は間違いです。
  • 残尿は概ね50 mL以下が理想であり、残尿が150 mLでは導尿が必要となることがあるため、この選択肢は間違いです。
  • 核・核下型神経因性膀胱では導尿が必要となるが、尿道カテーテルの長期留置は慢性の尿路感染症を生じるため、望ましくない。この選択肢は間違いです。
  • 核上型神経因性膀胱では、膀胱にある程度尿が溜まると反射的に排尿筋の収縮が起こり、排尿する状態である。この場合、トリガーポイントの叩打により、体性膀胱反射を利用して反射性排尿を試みるとよい。この選択肢が正しいです。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第43回午後:第15問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: リンパ節には皮質と髄質とがある。

2: リンパ管には弁がほとんどない。

3: 胸管は乳び槽から起こる。

4: 胸管は右鎖骨下静脈に入る。

5: 右腰リンパ本幹は右リンパ本幹に入る。

第51回午前:第58問

消化器系について正しいのはどれか。  

1: 食道は気管の前方に位置する。

2: 胃体の下端部を胃底という。

3: 十二指腸は粘膜ヒダに富む。

4: 空腸に続いて回腸がある。

5: 横行結腸右端は下行結腸に連なる。

第50回午後:第67問

排便機構で正しいのはどれか。  

1: 排便中枢は第10~12胸髄に存在する。

2: 排便反射では外肛門括約筋が収縮する。

3: 下行結腸に便が貯留すると便意を生じる。

4: 胃結腸反射により結腸の蠕動運動が亢進する。

5: 副交感神経系は消化管運動に抑制的に作用する。

第54回午後:第66問

排便機構で正しいのはどれか。  

1: 排便中枢は胸髄にある。

2: 外肛門括約筋は陰部神経支配である。

3: 下行結腸では逆蠕動運動がみられる。

4: 食事によって胃が拡張すると便意を生じる。

5: 内肛門括約筋は副交感神経の緊張で収縮する。

  • 答え:2
  • 解説:排便機構に関する知識を確認する問題です。正しい選択肢は、外肛門括約筋が陰部神経支配であることを示す選択肢2です。
  • 選択肢1は間違いです。排便中枢は第2~4仙髄に存在し、胸髄ではありません。
  • 選択肢2は正しいです。外肛門括約筋は陰部神経(体性神経)支配であり、排便の際に意識的に制御することができます。
  • 選択肢3は間違いです。逆蠕動運動は上行結腸上端から盲腸にかけて見られ、内容物を停滞させて水分の吸収を促します。下行結腸では通常の蠕動運動が見られます。
  • 選択肢4は間違いです。便意は直腸壁が伸展されることで生じます。食物によって胃が拡張されると、大腸の蠕動運動が促通(蠕動反射)されますが、直接的に便意を生じさせるわけではありません。
  • 選択肢5は間違いです。内肛門括約筋は交感神経で収縮し、副交感神経で弛緩します。副交感神経の緊張では収縮しません。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
  • 重要度:プレミアム特典
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