第54回午後第22問の類似問題

第54回午前:第92問

慢性閉塞性肺疾患患者に推奨されないのはどれか。  

1: 低脂肪食

2: 在宅酸素療法

3: 上肢の筋力トレーニング

4: 下肢の筋力トレーニング

5: インフルエンザワクチン接種

  • 答え:1
  • 解説:慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者において、低脂肪食は特に推奨されない。一方で、在宅酸素療法、上肢・下肢の筋力トレーニング、インフルエンザワクチン接種はCOPD患者に推奨される治療法や予防策である。
  • 低脂肪食は、COPD患者に特に推奨されるわけではない。COPD患者は栄養バランスの良い食事を摂取することが重要である。
  • 在宅酸素療法は、COPD患者において適応となる治療法であり、効果的な治療法の一つである。
  • COPD患者では、全身持久力トレーニングとの併用として、上肢の筋力トレーニングが推奨される。自重やフリーウェイト、弾性ゴムバンドを用いる方法がある。
  • COPD患者では、全身持久力トレーニングとの併用として、下肢の筋力トレーニングが推奨される。
  • インフルエンザワクチン接種により、COPDの増悪重症化を予防し、死亡率を約50%低下させることが報告されている。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午前:第86問

慢性閉塞性肺疾患で運動療法を中止しなければならないのはどれか。  

1: 動脈血酸素飽和度─85%

2: 酸素摂取量─最大酸素摂取量の70%

3: 心拍数─最大心拍数(220-年齢)の60%

4: 収縮期血圧─170 mmHg

5: ボルグ指数─11

第53回午後:第84問

廃用症候群によって低下しないのはどれか。  

1: 筋力

2: 肺活量

3: 心拍数

4: 身体活動性

5: 胃腸管運動

  • 答え:3
  • 解説:廃用症候群は、長期間の安静や不活動によって生じる身体機能の低下を指します。筋力、肺活量、心拍出量、身体活動性、胃腸管運動などが低下することが一般的ですが、心拍数は低下しません。
  • 筋力は廃用症候群によって低下します。安静臥位により1日2%程度の割合で廃用性筋萎縮が生じるためです。
  • 肺活量は廃用症候群によって低下します。安静臥位により心肺機能が低下するためです。
  • 心拍数は廃用症候群によって低下しません。むしろ、安静臥位により1回拍出量が低下するため、心拍数は増加することがあります。
  • 身体活動性は廃用症候群によって低下します。安静による全身持久力の低下により、脱力感や易疲労性が生じるためです。
  • 胃腸管運動は廃用症候群によって低下します。不動による交感神経系の亢進の結果、胃腸管運動が低下するためです。
  • 科目:リハビリテーション医学
  • 重要度:プレミアム特典
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